4月29日 暗ソラ
「ソラー!」
カイトがソラを呼ぶが返事はない。
いつもの指定席にソラがいないので付近を探しだすカイト。
だが、見つからない。
「ソラのでぶ!ぶす!おたんこなす!お前なんてホコリになっちゃえ!」
ガザッ、
ガザッ!
ありったけの罵声を浴びせると押し入れの中から音がした。
カイトが押し入れを開けると猫型ロボットがおり俺をいい人に育ててくれるよう未来から言われた、何てことは起きなかった。
そこには、布団を丸めてガクガクブルブルのソラがいた。
「こんなところにいたのかよ………」
「もう終わりだ。死にたい」
「本当にどうしたんだよ!死にたいなんて言ったらいけません!」
「どうせ死ぬんだったら………」
「まさか………誰かを道連れにとか言うんじゃないんだろうな?そんなこと言わないよな?」
「人々は絹豆腐しか食べられないようにしてやる」
「思ってたより小さい!」
「それはどうかな?」
「なんだと!?」
「そして皆、こう言うんだ。生豆腐は飽きたと」
「調味料かけろよ!」
すると、ソラはパァッと目を見開きカイトと目があった。
そして一言。
「その手があったか」
「気づかなかったんかい!!」
「うん」
ソラのバカさを実感するカイトであった。
「それで、なんでそんなに暗いんだよ?」
「あ、あ………」
ソラは口をパクパクしだした。よほど、カイトには言いづらいことなんだろう。
「ソラ、それ以上は言わなくて分かるよ………」
「お兄ちゃん」
「あんパン食べたい。だろ?」
………
「………」
「………」
………………
「………………」
「………………」
2時間後。
突然、ソラが首を振りだした。カイトはその行動に戸惑ってる。
そしてソラが口を開いた。
「違うよ」
「反応遅せぇ!」
「明日、友達がくるんだよ」
「俺のツッコミは無視か!無視なのか!!」
「いいから、お兄ちゃんは友達の前に出ないでね!分かった?」
「さて、今日のご飯は何にするかなー?」
「話題を変えるの下手すぎだよ」
明日、友達が遊びにくるそうです。ハァハァハァ。
「「キモッ!!」」




