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今日は潤くんをつれて遊園地にきている。
潤平夫婦が忙しいとの事で俺が連れてきた。
寧々は美海と一緒に里帰りをしているため俺は今一人で過ごしている。
「しーくん!あれ乗りたい」
目をキラキラさせながら潤くんが言った。
俺は190cm近く身長があるから肩車を、せがまれた。
可愛い潤くんの頼みなら何でも叶えてしまう。
「了解!あれに乗ろうか!」
メリーゴーランドに乗る。
大きな馬に跨って楽しそうにしている。
「楽しい!」
キャッキャはしゃいでる。
二人で写メを撮ったり、アイスを食べたりした。
潤くんがうとうとしだしたので休憩する事にした。
カップルが俺を見て言った。
「可愛いお子さんですね」
「ありがとうございます!」
「何歳ですか?」
「2歳半です。」
雑談をしていると潤君が目を覚ました。
俺を見てぎゅーと抱きしめてくる。
「パパとママに会いたい」
やっぱり寂しいよね…
俺は潤平に電話をした。
潤平は会議中だった。
潤くんが寂しがっている事だけ伝えた。
俺も仕事人間だったから仕事を放りだせないのは分かるが泣いている2歳児を見ていたらどうにかしてやりたくなった。
「潤くん!美海とテレビ電話する?」
「うん!」
俺は寧々に電話をかけた。
「もしもし?」
寧々はご飯中だったみたいでモゴモゴ言っていた。
「寧々ごめん!潤くんが美海とテレビ電話したいみたいでいいかな?」
「いいよー」
すぐにテレビ電話に切り替えてくれた。
美海はおっぱいを飲んでぐっすり寝ていた。
「美海ちゃーん♡」
潤くんが画面越しに小声で美海を呼んでいた。
とてもかわいい光景だ。
「早く会いたいよー」
ほんとうに可愛い我が子をみて俺も癒されていた。
この間、お宮参りに行ってきた。
あれから少し大きくなった様に思う。
子供の成長は本当に早いなぁって思った。
「本当に可愛いね♡しーくん」
俺の顔をキラキラした目で見てる。
潤くんも可愛いよ。って俺は思った。
「寧々!ありがとう!しんどくないか?」
俺が聞くと…
「寝れてるから大丈夫だよ」
寧々の笑顔が見れて俺も嬉しかった。
電話を切って潤くんを家まで送っていく。
美沙さんがいた。
「じゅーん!」
「ママだ!」
潤くんは目に涙を溜めて駆け出していった。
美沙さんの腕の中でわんわん泣いていた。
親子の縁ってすごいなって思った。
家に帰り、寧々とLINEをする。
今日の美海の写メが届いた。
「はぁ癒されるな」
お風呂入ってゆったりした気持ちで写メをみる。
早く会いたいな。
次の休みに高崎家に泊まりに行った。
「美海ちゃん♡パパだよ」
ぎゅーと抱きしめた。
「良かったね!美海~パパだね」
寧々も笑顔だった。
来週には家に帰ると言ってくれた。
これから毎日寧々と美海といれると思うと嬉しかった。
夜中は寧々には寝てもらい俺がお世話をした。
子供を育てるって大変だなと改めて感じた。
「お義父さん、お義母さんお世話になりました。」
「寂しくなるなぁ。また遊びに来てくれ」
「分かりました。」
道中ゆっくり走りながら家に着いた。
「美海ちゃん!我が家だよ」
よく寝てくれている。
「寧々?体調大丈夫か?」
「うん!大丈夫だよー」
初めての育児は大変だったが、なるべく家にいる時は俺がするようにした。
そのおかげか美海は凄く俺に懐いてくれた。
そんな美海も3歳になった。
「パパ♡」
「どうした?」
「大好き♡」
「パパも大好きだよ♡」
愛する妻と娘との生活は本当に幸せだった。
いつでも新婚気分な甘々な結婚生活を送っていたと思う。
そんな俺達も結婚20年目になった。
美海かお祝いに旅行をプレゼントしてくれた。
「ねぇ紫苑くん」
「うん?」
「私、紫苑くんに出会って恋に落ちて結婚できて可愛い娘まで出来て本当に幸せだよ」
「俺も幸せだよ」
「これからもよろしくね♡」
「こちらこそよろしく♡」
抱きしめあってキスをした。
美海も25歳になり、幼なじみの潤くんからプロポーズされた。
潤くんは俺にとっても可愛い息子だから2人が結婚する事は本当に嬉しかった。
2人には俺達みたいにいつでも幸せになって欲しい。
孫も産まれた。
おじいちゃん、おばあちゃんになった。
それでも俺と寧々は仲良しだった。
そんな俺たちでも別れの時がきた。
寧々が病気になった。
気づいた時には末期だった。
病院のベットの上で寧々が言う。
「紫苑くん?」
「どうした?」
「先に旅立ってしまう…私を……許してね。」
「そんな事気にしなくていい。」
「今まで幸せをいっぱい貰った。本当にありがとう。寧々と出会えて幸せだったよ。」
「私も幸せだった……あの時…出会えた事は運命だったよね?」
「泣かないで…紫苑くん」
俺は目に涙を溜めていた。
「泣いてないよ…」
「また、会えるから……私たちは…」
「そうだな…」
天国で会えるだろう。
「また…生まれ変わっても…あ…なたの……いと……しい…人に……なりたい」
「もちろうだよ。俺にとって寧々が唯一無二の人だよ」
寧々の目から涙が頬を伝った。
最後は俺の腕の中で笑顔で寧々は旅立った。
「寧々……ありがとう。」
美海と潤くん、そして孫たちにいっぱいの花をいれて貰った。
俺は寧々の1番好きな紫とピンクの花をいれてあげた。
「皆さん、本日は妻、寧々のためにお集まり頂きありがとうございます。寧々はいつも明るく優しい人でした。そんな妻からお願いです。最後は笑顔で送って欲しいと。寧々ありがとう」
みんなで笑顔で寧々を送った。
ふと気づくと寧々が近くにいるような気持ちになった。
1人になってしまったが、美海達が家によく遊びに来てくれたので俺は楽しい余生を過ごせた。
今、俺も病院のベットの上で寝ている。
老衰だ。
後、もう少しで命の灯火が消えようとしている。
美海が泣いている。
泣かないで……
パパは本当に幸せだった。
だから泣かないで……
俺は口角を上げて言った。
「美海、潤くん、幸せをありがとう。」
「パパ……」
「潤くん、美海をよろしくな」
「はい!安心してください」
潤くんと美海の手を握る。
白い壁に寧々が立っていた。
道に迷わないように迎えに来てくれたんだろう。
笑顔の寧々は結婚した当初の姿だった。
俺が1番好きな服を着ていた。
「ありがとう。迎えに来てくれて」
気づいたら寧々と手を繋いでいた。
俺の姿も昔の姿になっていた。
俺と寧々は抱きしめあった。
白い光に包まれた。
本当に幸せな人生だった。
寧々に出会えた事は俺にとっての幸福だった。
寧々……俺を愛してくれてありがとう。
来世も一緒になろうね。
愛してる。
来世も俺たちは恋に落ちて夫婦になるだろう
いつまでもいつまでも一緒だ。
俺の人生を潤わせてくれて
ありがとう
俺の唯一の女
寧々♡
ずっと永遠に愛してる♡
~紫苑編終わり~
あとがき
ラムネをここまで読んで頂いてありがとうございます。私の代表作でもあるキャラメルに出てくる美海の両親の恋物語です。
先にこちらの方を考えていたのですが、試行錯誤していたため、キャラメルの方を先に書かせてもらいました。
ラムネはこれで終了になりますが、美海と潤也の恋はまたキャラメルの方でも読んで頂ければうれしく思います。
読みにくい文章もあったと思いますがここまで読んで頂きありがとうございます。




