小話3
ここは世界の外側の空間。その一角に、3人の天使が集まっていた。
「僕たちを呼び出して、何するんだろうね、キーウスは?カルバランはどう思う?」
少年のような天使が、カルバランという大男にそう話を持ち掛ける。
「俺が知るかよ、ロッキン。何も聞いていないんだし。ポリッシュはどう思う?」
カルバランは残りの一人、ポリッシュと呼ばれた女性に聞く。
「いつものじゃないの?」
そうこうしていると、4大天使の一人のキーウスが現れる。場の空気も張りつめたようになる。
「4大天使がそろいましたね」
そう、此処に居るのは全員、創造神の直属の部下である4大天使である。
「何の用で?」
カルバランがそうキーウスに尋ねる。
「創造神様を、どうやったら元に戻せるか、という話だ」
その途端、張りつめていた空気が緩んでいく。ロッキンが苦笑しながら答える。
「その事なら、結構前に結論が出たでしょ。疲れたようだから、しばらく放っておけば元に戻るだろう。だから、こっちでできる限り対処するって」
「確かにそうなんだが、いつでも玉座がからというのは…」
「焦っても仕方がないわ。気長に、ね?」
「ポリッシュ、君まで…」
「そうだそうだ。お前でうまくいってるんだから無理に戻そうとしなくてもいいだろう」
「だがな…」
だんだんと追い込まれていくキーウス。
「そんなわけで、僕帰るね」
「何かあったら、また召集でいいわよ」
「あばよ」
「まて、まだ話は…」
キーウスの制止も空しく、3人は光とともに消えていった。
「どうしろというのだ…」
一人になったことで、キーウスは頭を抱えてしまう。
「創造神様が、オネエになったなど、どう説明すればいいのだ…」
今日もまた、キーウスのストレスは増えていく。




