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遠回りしたぶん、幸せになれる  作者: あーちゃん


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10/20

第10話 幸せそうな人間ほど泣いている

第9話では、悠斗が父の背中を思い出し、父を「怖い人」だけではなく「不器用に生きてきた一人の人間」として見つめ直しました。


今回の第10話では、悠斗が周りの人の“見えない痛み”に気づいていきます。


幸せそうに見える人。

仕事ができる人。

いつも笑っている人。


そんな人ほど、本当は誰にも見せない場所で泣いているのかもしれません。

昼休みの公園は、いつもより少しだけ風が冷たかった。


 朝倉悠斗は、ベンチに座ってコンビニで買ったお茶を両手で包んでいた。隣には後輩の西野がいる。西野は弁当の蓋を開けたものの、箸を持ったまま、しばらく何も食べようとしなかった。


 いつもの西野なら、昼休みに入るなり「腹減りました」と言って、勢いよく食べ始める。仕事の愚痴も、くだらない冗談も、軽い口調で話す。


 けれど今日の西野は違った。


 朝から妙に静かだった。返事はする。仕事もしている。ミスをしているわけではない。それでも、どこか心が遠くにあるように見えた。


 少し前の悠斗なら、気づかなかったかもしれない。


 いや、気づいても声をかけなかっただろう。


 人の事情に踏み込むのが怖かったからだ。面倒なことになるのが嫌だったからだ。何より、自分が誰かを助けられるような人間ではないと思っていたからだ。


 でも今の悠斗の中には、福神弥助の言葉が残っていた。


「幸せそうな人間ほど泣いている、と覚えろ」


 西野は仕事ができる。


 明るい。


 周囲からも可愛がられている。


 若くて、未来があって、悠斗から見れば眩しい存在だった。


 でも、それは西野の全部ではない。


 仕事ができるように見える人にも、焦りはある。明るく見える人にも、誰にも言えない夜がある。


 恒一がそうだったように。


 山口さんがそうだったように。


 父がそうだったように。


 悠斗は、お茶のペットボトルを膝の上に置いた。


「西野」


「はい」


「無理に話さなくてもいいけど、朝から少し様子が違う気がした」


 西野は苦笑した。


「そんなに顔に出てました?」


「少しだけ」


「朝倉さん、最近そういうの気づくようになりましたね」


「前は全然気づかなかったと思う」


「そうですね」


 西野は少し笑った。


 その笑いは、いつもの軽い笑いではなかった。どこか疲れていて、自分でもどうしていいかわからない人の笑いだった。


「実は昨日、母親から電話があって」


「うん」


「実家の父が倒れたって」


 悠斗は息を呑んだ。


「大丈夫なのか?」


「命に別状はないみたいです。軽い脳梗塞で、今は入院してます」


「そうか……」


「でも、なんか急に怖くなって」


 西野は箸を弁当の上に置いた。


「父って、ずっと元気なものだと思ってたんです。うるさいし、頑固だし、たまに腹立つし。でも、倒れたって聞いた瞬間、あれ、この人もいつかいなくなるんだって思って」


 悠斗は何も言えなかった。


 父親。


 倒れたという知らせ。


 自分も、昨日父と会ったばかりだった。


 少し丸くなった背中を見たばかりだった。


「実家、遠いの?」


「新潟です。帰ろうと思えば帰れるんですけど、今ちょうど案件が立て込んでて」


「帰った方がいいんじゃないか」


 悠斗が言うと、西野は苦しそうに笑った。


「そうですよね。でも、チームに迷惑かけるし」


「迷惑って」


「僕、今の案件、メインで持たせてもらってるんです。ここで抜けたら、村瀬さんにも朝倉さんにも負担かける」


 その言葉は、悠斗にとって聞き覚えがありすぎた。


 迷惑をかけたくない。


 自分が抜けたら困る。


 弱音を吐いてはいけない。


 そうして、どんどん自分を追い込んでいく。


 少し前の自分と同じだった。


「西野」


「はい」


「俺、前にお前に助けてもらったよな。資料の数字とか、先方対応とか」


「そんなの、全然」


「でも、俺は助かった」


 悠斗は西野を見た。


「だから今度は、こっちが助ける番だと思う」


 西野は目を伏せた。


「でも」


「村瀬さんには俺からも話す。案件は分担すればいい。家族のことなら、帰った方がいい」


「……」


「仕事は大事だけど、父親が倒れた時に帰れない仕事の仕方は、たぶん長く続かない」


 言いながら、悠斗は自分にも言っている気がした。


 仕事を理由に、どれだけ大切なことから逃げてきただろう。


 美月との時間。


 父との会話。


 友人との関係。


 夢を書く時間。


 仕事が忙しいから。


 そう言ってしまえば、それ以上誰も責めない。


 でも、本当は自分が自分を置き去りにしていた。


 西野はしばらく黙っていた。


 そして、ぽつりと言った。


「僕、ちゃんとしてる人に見られたいんです」


 その声は、とても小さかった。


「若いのにしっかりしてるとか、仕事できるとか、任せられるとか。そう言われるのが嬉しくて、ずっと頑張ってきました」


「うん」


「でも、最近ずっと怖かったんです。期待されてる自分に追いつけなくなるのが」


 悠斗は静かに聞いていた。


「本当は、わからないことも多いし、不安だし、家に帰ったら何もできない日もあるし。なのに、会社では大丈夫な顔をしてる。そうしてるうちに、どっちが本当の自分かわからなくなってきて」


 西野は笑おうとして、うまく笑えなかった。


「父が倒れたって聞いて、本当はすぐ帰りたかった。でも、帰りたいって言ったら、責任感がないと思われるんじゃないかって」


「思わないよ」


 悠斗はすぐに言った。


 その声が思ったより強く出て、自分でも驚いた。


「少なくとも俺は思わない」


 西野は顔を上げた。


「大切な人が倒れた時に帰るのは、責任感がないことじゃない。むしろ、ちゃんと大切なものを大切にすることだと思う」


 西野の目が少し赤くなった。


「朝倉さん、変わりましたね」


「最近よく言われる」


「前なら、たぶん一緒に抱え込んでました」


「そうかも」


 悠斗は苦笑した。


「でも、俺も色々あって。父と話してきた」


「お父さんと?」


「うん。ずっと避けてたんだけど、昨日会って、昔傷ついたこととか、認めてほしかったこととか言った」


「すごいですね」


「すごくない。めちゃくちゃ怖かった」


 悠斗は正直に言った。


「でも、言ってよかった」


 西野は黙って頷いた。


「だから西野も、帰った方がいい。後悔しそうなら」


 その言葉で、西野の表情が少し崩れた。


「帰りたいです」


「うん」


「父に会いたいです」


「うん」


「でも、怖いです。弱ってる父を見るのが」


「怖いよな」


「はい」


 悠斗は、自分が実家へ向かった日のことを思い出した。


 父の丸くなった背中。


 昔より小さく見えた姿。


 強いと思っていた人が、実は年を取っていると知る怖さ。


「怖くても、会っておいた方がいい時がある」


 悠斗は言った。


「俺は、そう思った」


 西野はしばらく俯いていたが、やがて小さく頷いた。


「村瀬さんに、相談してみます」


「一緒に行こうか?」


「いいんですか?」


「うん」


 昼休みが終わる頃、西野は弁当を半分以上残していた。


 でも、顔は朝より少しだけ楽になっていた。


 会社へ戻ると、悠斗は西野と一緒に村瀬の席へ向かった。


 村瀬はパソコンに向かっていたが、二人を見ると眉を上げた。


「何だ」


 西野は緊張した様子で口を開いた。


「村瀬さん、少しご相談があります」


「うん」


「昨日、父が倒れて入院しました。命に別状はないんですが、できれば明日、実家に帰りたいです」


 村瀬は一瞬黙った。


 西野の顔がこわばる。


 悠斗も少し身構えた。


 しかし村瀬は、すぐに言った。


「帰れ」


 西野が驚いた顔をした。


「え?」


「帰れと言った。仕事はこっちで調整する」


「でも、案件が」


「案件は大事だが、親が倒れた時に帰らせないほどの案件じゃない」


 村瀬は淡々と言った。


「朝倉」


「はい」


「西野の案件、今日中に引き継ぎ内容を整理しろ。お前が一次受けしろ」


「わかりました」


「西野は今日中に必要な情報をまとめて、明日は帰れ。状況次第で休みを延ばしていい」


 西野の目が揺れた。


「ありがとうございます」


「礼はいい。こういう時に相談しない方が困る」


 村瀬はそう言って、またパソコンへ向き直った。


 その態度はいつも通りぶっきらぼうだった。


 けれど悠斗は、その中に村瀬なりの優しさを見た。


 以前なら、村瀬のことを「厳しい上司」としか見ていなかった。


 でも今は、その背中にも何かがあると思える。


 仕事に厳しいだけの人ではない。


 チームを守ろうとしている人なのかもしれない。


 夕方まで、悠斗と西野は引き継ぎに追われた。


 案件の進捗、先方の要望、注意点、過去のメール。西野は申し訳なさそうに何度も「すみません」と言った。


 そのたびに、悠斗は言った。


「大丈夫。帰ってこい」


 何度目かで、西野は小さく笑った。


「朝倉さん、ちょっと弥助さんみたいです」


 悠斗は手を止めた。


「え?」


「あ、前に言ってた変なおっさん。宿題出してくる人」


「俺、あんな怪しくないだろ」


「怪しくはないですけど、言葉がたまに刺さるところが」


「それ、褒めてる?」


「褒めてます」


 二人は少し笑った。


 午後八時過ぎ、ようやく引き継ぎが終わった。


 西野は深く頭を下げた。


「本当にありがとうございます」


「気をつけて帰れよ」


「はい」


「お父さんに、言いたいことがあるなら言ってこい」


 西野は少し目を伏せた。


「言えるかな」


「全部じゃなくていいと思う」


 悠斗は自分の父との会話を思い出しながら言った。


「一言でも、今言えることを言えばいい」


 西野は頷いた。


「行ってきます」


「行ってらっしゃい」


 その言葉を言った瞬間、悠斗は少し不思議な気持ちになった。


 自分が誰かを送り出している。


 少し前まで、誰にも頼れず、誰の役にも立てないと思っていた自分が。


 遠回りした道の途中で拾ったものを、今、少しだけ誰かに渡せている。


 それが嬉しかった。


 夜、悠斗はいつものバス停へ向かった。


 福神弥助は、ベンチに座って紙パックの牛乳を飲んでいた。


「今日のチョイス、珍しいですね」


「骨を強くせなあかん」


「神様も骨あります?」


「福の神にもカルシウムはいる」


 悠斗は隣に座った。


「誰かの“いつもと違う”に気づけたか?」


「はい」


「誰や」


「西野です。父親が倒れて、でも仕事を休むのを迷ってました」


「ほう」


「幸せそうというか、仕事ができて、若くて、いつも明るくて。俺から見たら、悩みなんて少なそうに見えてました」


「うん」


「でも、違いました。期待される自分に追いつけなくなるのが怖いって言ってました」


 弥助は黙って頷いた。


「村瀬さんも、思ってたより優しかったです。帰れってすぐ言ってました」


「厳しい人間が冷たいとは限らん」


「はい」


 悠斗は夜の商店街を見た。


「俺、ずっと人を簡単に決めつけてました。恒一は成功者。西野は仕事ができる後輩。村瀬さんは厳しい上司。父さんは怖い人。山口さんはコンビニ店員」


「うん」


「でも、みんなそれだけじゃないんですね」


「せや」


「幸せそうな人も、強そうな人も、ちゃんとしてる人も、見えないところで泣いてるかもしれない」


 弥助は紙パックを潰しながら言った。


「それを知った人間は、少し優しくなれる」


「でも、全部気づくのは無理ですよね」


「当たり前や」


 弥助はあっさり言った。


「全部の涙に気づこうとしたら、こっちが溺れる。大事なんは、決めつけんことや」


「決めつけない」


「笑ってるから大丈夫、成功してるから苦しくない、若いから悩みが軽い、親やから強い、上司やから平気。そう決めつけんことや」


 悠斗は静かに頷いた。


「次の宿題や」


「はい」


「お、受け入れ早なったな」


「もう慣れてきました」


「慣れは成長や。ただし油断はあかん」


 弥助は紙切れを渡した。


 そこには、こう書かれていた。


『第十一の宿題。逃げた場所には後悔が残る。戻れる場所には戻れ。』


 悠斗の胸が、少し強く鳴った。


 逃げた場所。


 すぐに思い浮かんだのは、美月だった。


 父には会えた。


 恒一にも会えた。


 夢を諦めた駅にも戻った。


 でも、美月にはまだ何もできていない。


 あの別れから、ずっと逃げたままだ。


「美月、ですね」


 悠斗が呟くと、弥助は何も言わなかった。


 ただ、静かに悠斗を見ていた。


「まだ、連絡するのが怖いです」


「怖いやろな」


「今さら何を言うんだって思われるかもしれない」


「思われるかもしれんな」


「もう結婚してるかもしれない」


「そうかもしれんな」


「迷惑かもしれない」


「そうかもしれんな」


 弥助は全部を否定しなかった。


 それが逆に、悠斗にはありがたかった。


「でも」


 弥助は言った。


「逃げた場所には、後悔が残る」


 悠斗は紙切れを握った。


「戻るって、よりを戻すとか、そういうことじゃないですよね」


「ちゃう」


 弥助は首を振った。


「戻るっていうのは、過去をやり直すことやない。置いてきた言葉を拾いに行くことや」


「置いてきた言葉」


「美月に言えんかった言葉があるんやろ」


 悠斗は黙った。


 あった。


 たくさんあった。


 ごめん。


 ありがとう。


 愛されていたのに、受け取れなくてごめん。


 君のせいじゃなかった。


 自分を嫌いすぎて、君の優しさまで疑ってしまった。


 幸せになっていてほしい。


「連絡しろ、ですか」


「今日はまだせんでええ」


 悠斗は少し驚いた。


「しなくていいんですか」


「まず、言えんかった言葉を書け」


 弥助は言った。


「相手に渡す前に、自分が何を持ってるのか見ろ」


 家に帰ると、悠斗はノートを開いた。


 今日のページに、西野のことを書いた。


『西野が泣きそうだった。

 仕事ができる後輩だと思っていた。

 でも本当は、期待される自分に追いつけなくなるのが怖かった。

 父親が倒れて、帰りたいのに、迷惑をかけるのが怖くて言えなかった。

 少し前の俺と同じだった。』


 続けて、村瀬のことも書いた。


『村瀬さんは厳しい。

 でも、冷たい人ではなかった。

 西野にすぐ「帰れ」と言った。

 厳しさの中に、チームを守る責任があるのかもしれない。

 人は、ひとつの印象だけではわからない。』


 そこまで書いて、悠斗はページをめくった。


 新しいページの一番上に、名前を書く。


『高瀬美月へ』


 それだけで、胸が苦しくなった。


 ペンが止まる。


 美月に言えなかった言葉。


 どこから書けばいい。


 謝罪からか。


 感謝からか。


 後悔からか。


 悠斗は深く息を吸った。


 弥助は言った。


 相手に渡す前に、自分が何を持っているのか見ろ。


 これは、まだ送る手紙ではない。


 まず、自分の中にある言葉を出すだけだ。


 悠斗は書き始めた。


『美月へ。

 今さらだけど、言えなかったことがたくさんあります。

 まず、ごめん。

 君が悪かったわけじゃないのに、僕は勝手に怖くなって、君から離れました。

 仕事が忙しいふりをしました。

 疲れているふりをしました。

 本当は、結婚の話が出て、自分が誰かを幸せにできる人間だと思えなくて、怖かっただけです。』


 書きながら、悠斗の胸は痛んだ。


 でも、もう止まらなかった。


『君は何度も手を伸ばしてくれました。

 大丈夫?

 何かあった?

 ちゃんと話して。

 そう言ってくれたのに、僕は何も言いませんでした。

 言ったら、弱い自分を見られると思った。

 見られたら、嫌われると思った。

 でも本当は、黙って逃げたことで、君を一番傷つけました。』


 美月の顔が浮かぶ。


 台所で笑う美月。


 映画を観ながら泣く美月。


 別れの日、泣かずに悠斗を見ていた美月。


「悠斗は優しいけど、自分を嫌いすぎるよ」


 あの言葉。


 今なら、少しだけわかる。


『君が最後に言った言葉を、ずっと覚えています。

 優しいけど、自分を嫌いすぎる。

 あの時は、責められたように感じました。

 でも今は、君は僕に気づいてほしかったんだと思います。

 僕が僕自身を傷つけていること。

 そのせいで、君の優しさまで受け取れなくなっていたこと。』


 悠斗は涙を拭った。


 送るかどうかはまだわからない。


 でも、書くことには意味があった。


 逃げた場所に残っていた後悔が、少しずつ言葉になっていく。


『ありがとう。

 僕を好きになってくれて。

 僕の夢の話を笑わずに聞いてくれて。

 狭い部屋で夕飯を作ってくれて。

 僕が自分を嫌いでも、君は僕のいいところを見ようとしてくれました。

 その優しさを受け取れなくて、ごめん。』


 そこまで書いて、悠斗はペンを置いた。


 胸がいっぱいだった。


 美月に連絡するかどうかは、まだ決められない。


 でも、逃げた場所に戻るための最初の一歩は、確かに踏み出した。


 翌朝、西野からメッセージが届いた。


『今日、実家に帰ります。朝倉さんのおかげで帰る決心がつきました。ありがとうございます。』


 悠斗は返信した。


『気をつけて。言えることを一つだけでも言ってきて。』


 送信してから、悠斗はノートを見た。


 高瀬美月へ。


 自分も、言えることを一つだけでも言わなければならない日が来る。


 そう感じた。


 会社へ向かう途中、空は少し曇っていた。


 けれど悠斗の足取りは、以前ほど重くなかった。


 幸せそうな人間ほど泣いている。


 その言葉を知った今、悠斗は少しだけ世界を違う目で見ていた。


 コンビニの山口さんにも、佐藤さんにも、村瀬にも、西野にも、父にも、恒一にも、美月にも。


 見えない涙がある。


 見えない物語がある。


 自分だけが特別に苦しいわけではない。


 だからこそ、人は誰かに優しくできる。


 自分の痛みを知った人間は、誰かの痛みに気づけるようになる。


 遠回りしたぶん、悠斗は少しだけ、人の涙に近づけるようになっていた。

第10話を読んでくださり、ありがとうございます。


今回のテーマは「見えない痛みに気づくこと」でした。


幸せそうに見える人。

仕事ができる人。

明るく振る舞う人。


そんな人たちも、見えない場所で泣いていることがあります。


悠斗は西野の不安に気づき、今度は自分が誰かを支える側になりました。


次回は、第11話「逃げた場所には後悔が残る」です。

悠斗は、かつて向き合えなかった元恋人・美月への言葉を書き始めます。

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