男女遭遇【7】
ゆのん!!
魔林檎館の給仕長は、言葉ことね。
彼女に会うのは、年が明けた2月22日。
12月23日は、王の誕生日。
中二悪魔に、お祝いしてもらう。
「オメデタキで、あり魔界。
お手手とお手手を合わせないで、いただき魔界」
年が、明け、中二悪魔は、館長に、就任した。
「オメデタキーーーーー」
「オメデタキ、うきゅう」
「ワレは、大悪魔になり魔界!」
新年の抱負を真剣に宣言する新館長。
「せかいせいふくーーー」
全宇宙聖福を、宣言する男。
中二悪魔と男は、未来について話し合った。
そして、革命する事を誓った。
『ワレラ支配者』!
いろいろな事を話した。
その中に、あの時の話しもあった。
十二月半ばに半袖、の話題。
「寒い魔界。
だけど、小学校では、半袖だった魔界。
先生が、声をかけてきた魔界。
毎日、元気だねって圧力をかけ魔界」
「我も半袖の短パンだったマカイ」
男は、小学校二年から剣道をしていた。
小学校卒業まで、習っていた。
その後は、独学で剣の道を極めていった。
心頭滅却。
寒さ暑さは、心の問題。
舞台で、楽しげに歌う中二悪魔。
軽快な動きで、踊りを披露する。
元気一杯。
歌を聴いてくれた皆に感謝の意を表す。
全員が、楽しんでくれたか確認する。
「みんな楽しんでくれてアリガタキ。
だが、この中で一番楽しんだのは、ワレ。
ワレが、一番楽しんだのであり魔界。
では、サラバ!」
拍手の中、去ってゆく中二悪魔。
しばらくして、男と話しをする女。
「まさおさま、アリガタキ。
楽しんでもらい魔界?」
「楽しんだマカイ。
誰よりも楽しみマカイ」
「いや、誰よりも楽しんだのは、ワレ、ゆのん」
「いや、我、正しい男が、楽しみマカイ」
「そんなことないであり魔界。
一番楽しんだのは、ゆのんチャンでしたー」
そう言って自分に拍手する雪音ちゃん。
「いや、あくまで正しい男でありマカイ」
「いーや、厨二悪魔の雪音であり魔界」
「あくまで正しい男でありマカイ」
「雪音であり魔界」
「あくまで唯一正しい男でありマカイ」
「雪音が、一番であり魔界」
「あくまで正しい男が、一番楽しみマカイ」
「雪音が、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
、、、
「まさおさま!
ワレと、これだけ張り合えるのは、
まさおさまぐらいであり魔界」
男と女は、楽しげで満足した顔をしていた。
龍の孫は、龍の孫で、龍の孫だった。
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男女遭遇【8】に続く
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次回予告
みみ氏登場!
令和三月十六日!
平成が、終わる一ヶ月半前!




