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思惟ちゃんと式神的な巨大ロボット  作者: 健野屋文乃
3章

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14話 石の箱と忠臣シルス

会璃あいりは、思惟裸裸の股のコテカを、じっと見ていた。



清楚で上品な顔立ちの会璃が、凝視するものとしては、かなりエロチックなのだが、でも、それだけ、地下の妖精たちにとって、それは重要な物なのかも知れない。



・・・わたしたちにとっても、重要な取引材料だ・・・


シルスはそう思考した。




「あの~これ着けたままで、大丈夫ですか?


曾じいちゃんの大切な物なので、着けていたいんですが。」



思惟裸裸は聞いた。



会璃の目が、鋭利な刃物のように光った。


姫様の有能な側近の目だ。


地方の田舎町では、絶対に見ることがない目だ。



「外しちゃダメ!」シルスは思ったが、口に出すことは出来なかった。



「着けたままで大丈夫ですよ」


と会璃さんは優しい口調で答えた。



無理に、奪う気はないようだ。



「は~い」



思惟裸裸が、コテカを着けたまま棺桶のような石の箱に入ると、まるで王墓に眠る古代の王の様な威厳が感じられた。



騰子さんが、重そうな石の蓋をゆっくりと閉め始めると、シルスは、埋葬される偉大な王を、見送る忠臣の様な気分になった。



・・・王よ。偉大なる王よ。


貴方の英雄的行為によって、民に大いなる安らぎが訪れました。


偉大なる王よ!安らかにお眠りください・・・



と呟きたくなったくらいだ。


シルスは、じっと思惟裸裸の顔を見つめた。



・・・もしかしたら、最後かも・・・なんて思ったから・・・



閉まる瞬間、思惟裸裸は、見たことがないくらい真剣な目をしていた。


石の蓋はかなり重そうで、中からは重くて、動かせそうもない。



その石を動かせる騰子さんの腕力は、半端ない。


一見、影のある繊細な女人に見えるが、やはり式神なのだろう。



石の蓋が閉まると、石室内は静まり返った。



何が起こるんだろう?と、3人の思惟たちは、石の棺桶を見つめた。



「・・・」



数分くらい、静寂は続いた・・・



「失敗ですね」


会璃は、静かに言った。



・・・・偉大なる王よ、失敗かよ。がっかりだよ・・・・


忠臣シルスは、心の中で呟いた。



騰子さんは、重い蓋をあけた。



「何?何?何か起こった?」


満面の笑顔で、思惟裸裸は飛び上がった。



「思惟裸裸ちゃん、失敗だったみたい・・・」


汎都 or 舞夢は言った。



「えーマジですか~何がいけなかったんですか?」


「我々の技術不足と、あと・・・思惟様の素質でしょうか。


申し訳ありません。」



会璃は、答えると、


「さて・・・次は・・・」そんな目線で、


思惟たちを見つめた。特にシルスを・・



・・・だよね。


思惟裸裸と汎都舞夢は、ジャンルは似たようなキャラだし、だとすると、そうくるよね。



・・って、言うか、これ、明らかに棺桶だろう!


高級感は、王様級ではあるけど!


でも、生きているのに、まだ生きてるのに、棺桶になんか入りたくない。


それもこんな地底の世界で!



シルスの心の中の呟きが、聞こえる訳もない会璃は、シルスに可愛く微笑んだ。


いや、例え聞こえても、その可愛い微笑みの種類は、変わらなかったに違いない。



強い圧迫感のあるその微笑みに、シルスはビビった。




つづく



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━






思惟たちヽ(*'0'*)ツ



思惟オリジナル(15)  旅館の女将修行中



【チーム・北の島】


α・・・ちょっとアホっぽい。弄られ少女。


β・・・ 賢者な少女。


璃琥りく・・・高跳び少女。美少女戦士。


思惟・女将・・・大人びた少女。



【チーム・南の島】


シルス・ ・・ デジカメ少女。日記を記す。


思惟裸裸しいらら・・・ コテカを装着した裸族の少女。


汎都パント・・・ シルスと裸族が大好きな少女。


舞夢マイム・ ・・キャラはパンちゃんと同じ。



【チーム・西の島】


ちーず・・・兄の狼図を嫁にしたい少女。


φ・・・ 初恋の少年を忘れられない。人形使い。


Ψ・・・ 惣菜買い出し担当。お金の管理を担当。


Ω・・・地下での記憶を持つ。全思惟の記憶を知る。


ν ・・・?

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