表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
偏在の理想ボーイ幻覚の普通ガール  作者: キャボション
52/65

ニアピン正月

「まさか中東に行っている間に正月が終わってたとはな」

「本当にねぇ」

俺は中東に行く前に買ってあった今年のカレンダーをめくりながら。乃木はスマートフォンのカレンダーを確認しながら互いに正月が終わっていたことを実感し合っていた。正月にはやりたいことが人並みにはあった。ゆく年くる年を観たり、正月特番を楽しんだりとやりたいことがあったがそれは叶わなかった。まぁ、そこまで気にしてはいないが。

外は既に夜になっており次の日になりそうだった。その上空の旅をしたせいか俺も乃木も相当に疲れていた。ひとまず仮眠を取ることにした。明日は司令部に報告をしなければいけない。考えようによってはブラックだが給料がやけに良いので不満は感じていなかった。

「さて、寝るか」

ベッドのほうを見てみると乃木はすでに夢の世界に行っていた。乃木の寝顔はとても可愛らしく、俺はその可愛らしい寝顔を見ながら眠りについた。

「乃愛ちゃん、朝だよぉ。起きないとチューしちゃうぞぉ」

「何故そんなハート混じりな感じなんだ?」

「おはよう、乃愛ちゃん」

乃木は俺が目を覚ましたのを確認すると思い切りキスをしてきた。俺はというとイヤどころか嬉しい状況ではなかったのでつい抱きついてしまった。

それが乃木にスイッチを入れてしまったのか始まってしまった。数日遅れの寝正月が。

「乃愛ちゃんのピンク色で綺麗だね」

「処女だしな。童貞ではないが。真理亜のほうが綺麗だ。肌も絹のように透き通っている。それに頬が少し紅くなっているのが良い」

「もぉ、乃愛ちゃんったら。恥ずかしくなっちゃうじゃん。・・・もう一回しても、良い?」

そう初々しく聞く乃木はとても可愛らしく、俺の体の奥底から何かが沸き上がってきた。

「よし!もう一回だ!」

「乃愛ちゃん、結構、すごいね」

その後、10回以上達してしまった。

「乃愛ちゃんってさ。するときは私のこと真理亜って呼んでくれるよね」

「そういえばそうだな。俺もよくわからないんだ」

「私のことを愛してるからだよ」

乃木は俺に優しく抱いてきた。

「そうかな」

時計を見てみると午前だったはずが午後になっていた。そろそろ司令部に報告に行かないと不味い時間になってきた。

「乃木、そろそろ出掛けよう」

「そうだね。ちょっとシャワー浴びてくるね」

乃木は風呂場へと歩いていった。乃木が出てきたら俺もシャワーに入るか。

シャワーを浴びた後、出掛ける準備を整え家を出た。いつも通り電車に乗り防衛省に到着。秘密の地下鉄を使い司令部に向かう。

「山猫、いる?」

「おぉ。いるぞ」

山猫は偉そうな椅子に座りながら分厚いファイルを見ていた。表紙に黒猫部隊のエンブレムが書いてあったので恐らく黒猫部隊に関するファイルだろう。

「あ、報告はいらないぞ。現地で聞いたから」

「じゃあなんで呼んだの?」

すると山猫はさっきまで読んでいたファイルを俺たちに渡した。

「これは黒猫部隊から盗んできたファイルだ。こいつには黒猫部隊の装備や施設に関する情報が大量に詰まっている」

「それで、どんな任務なんだ?」

「黒猫部隊の壊滅だ」

急に任務の難易度が跳ね上がってしまった。というより、その任務は果たして出来るのだろうか。

確かに俺も黒猫部隊について乃木と調べた。やつらの真の目的は領土の拡大。そのために様々なテロ組織に力や金を貸している。それが日本にも危害が加わる可能性も浮上してくる。調べた情報によると日本で起きたテロのほとんどに黒猫部隊が関わっている。黒猫部隊の壊滅は日本ののみならず世界中の悲願だ。

「久遠、そんな心配するな。この任務はアメリカとの共同任務だ。あっちはデブグルを出すらしい」

「デブグル?エディも来るかなぁ」

「来るんじゃないか、乃木」

「まぁ、頑張ってくれ。椎名もこの任務に参加する」

「あれ?桃花ちゃんは?」

乃木の言う通り椎名がその場にいなかった。

「風邪で休み」

「早く治ると良いな」

「だな」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ