ホワイトクリスマス
クリスマス前日
空は穂乃果ちゃんに電話した。
「明日クリスマスなのに一緒にいられなくて
ごめんね」
「いえいえ明日はおうちでケーキ食べて、そ
れからお肉をたらふくいただくので全然大
丈夫ですの」
と穂乃果ちゃんは、明るく答えてくれた。
…あぁ、穂乃果ちゃんは食べ物が大好きな
んだった。
兄の修から聞いてたんだった。
穂乃果の食い意地は、半端ないって。
よかった。
そしてクリスマス当日
空はバイトに向かう途中雲を見て思った。
あー、雲が真っ白だ。
ほんとに今日ホワイトクリスマスになるか
もなぁ…って。
はぁ…当日デート出来なくて残念とため息
がもれた。
すると息が白くなった。
おっ!
オレ白い息でた!
はあーーっ。
出る出る。
オレすごくね⁉︎
おもしろっ。
今なら白い息で魔物倒せんじゃね⁉︎
なんてくだらないことを思いながらテンシ
ョンを上げてバイトに入った。
店内は、いつもの倍以上甘い匂いが立ち込
めている。
そしてたくさんのケーキ。
す、すげー量だな。
圧巻のなかお客さん来店。
次から次に売れていくケーキ。
一日でこんなにたくさんケーキを…
パティシエさん…ご苦労様です。
‼︎
いいことひらめいた!
クリスマスの日にち県別でずらせばよくね
⁈
…なんてそんな分散できるわけがないか。
ってか、県別にしても意味ないか…
ケーキが売れれば売れるほど店のごちゃご
ちゃが落ち着いてくる。
あー、でもまだあと数時間ある…
と思っていたら、
カランコローン
て、天使がご来店してきた⁉︎
ん⁉︎
穂乃果ちゃん⁉︎
「あれっ、穂乃果ちゃん!」
「はいです。穂乃果です」
「もしかして、ここのお店のケーキ予約して
たの?」
「はいです!」
ニコッ
「なんだぁ、言ってよ〜」
「ふふ、言ったらサプライズじゃなくなって
しまいます」
ニッコリする穂乃果ちゃん。
穂乃果ちゃんが来てくれたおかげで少し元
気を取り戻した空。
それから気合いを入れてバイトした。
そしてやっとあがりの時間。
「お疲れ様でした。」
「はい、お疲れ様。今日はありがとうね。こ
れクリスマスプレゼント」
オーナーからかわいくラッピングされたク
ッキーをいただいた。
…まだ間に合うかな。
オレはとある所へ向かった。
あー、さみー‼︎
朝よりも息が白い。
雪降らなかったな…。
と思っていたら鼻に何やら冷たいものが。
⁉︎
雪だ‼︎
目的地に着く直前にホワイトクリスマスに
なった。
目的地とは、穂乃果ちゃんのおうちだ。
穂乃果ちゃんに電話しようとしたら、ガラ
ッと穂乃果ちゃんの部屋の窓が開いた。
雪の写真を撮っているみたいだ。
そしてオレに気づくと手を振って下に行き
ますのジェスチャーをしてくれた。
「空先生!来てくれたのですね。ありがとで
す」
「うん。サプライズのお返し。あと、さっき
バイト先でもらったクッキーあげる」
「わぁ、すごいです!ありがとうございます
です。あ、そうそう。ホワイトクリスマス
にレアキャラでましたの」
「え?マジ⁉︎」
「はいです」
すっと差し出された写真をみると…
オレだった。
「オレじゃん。ってか、オレいつも現れるか
らレアキャラじゃなくない?」
「いいえ、ホワイトクリスマスに現れる空先
生は、レアキャラです。そんな空先生にプ
レゼントです」
チュ〜。
ん?
穂乃果ちゃんは、オレにキスしながら飴を
口から口にコロンと入れた。
「甘い」
「ふふです。クリスマスにもらった飴ですの
よ♡」
オレたちは、ホワイトクリスマスに甘〜い
キスをしたのでありました。
続く。




