美味しい
変な夢を見てなんか疲れた。
あー、猫より穂乃果ちゃんがいい‼︎
早くカレーデートしたいなぁ。
そのためには、頑張って勉強もしてバイト
もしなきゃな。
会えない日は、穂乃果ちゃんに夜電話した。
「穂ー乃果ちゃん」
「そーら先生っ」
てな感じていつもイチャイチャ電話をして
いた。
今日は、家庭教師の生徒さんがああした、
こうしたなどと会話をしていた。
そしたら、鼻がムズムズしてくしゃみをし
た。
すると穂乃果ちゃん、
「うわっ、ズキュンです」
と言った。
へっ⁉︎
ズキュン⁉︎
「なんで急にズキュン⁈」
と聞いてみた。
すると、
「そのくしゃみとってもかわいいですの」
と褒められた。
穂乃果ちゃんのくしゃみも抜群にかわいい。
あー、穂乃果ちゃんのくしゃみ録音したい
くらいだ。
‼︎いいこと考えた。
今度穂乃果ちゃんの前で胡椒ふりかけちゃ
おっかなー‼︎
…カレー屋さんに胡椒あったっけ⁈
…
うーん。
念じてみたけどなんにも分からなかった…。
‼︎でも、いいこと思いついちゃった!
やっぱりオレは天才だと自分を褒める空な
のでありました。
そしてデート当日。
カレーデート〜。
頭の中は、もうカレー一色。
気分はインドにでも向かう気分だ。
カレーということで黄色いシャツを着よう
かと思ったんだけど、やっぱり白のなんか
かわいい絵が描いてあるシャツを着た。
そしてオレはなんで白シャツを着て来てし
まったのだろう…と後で思うのでありまし
た。
またいつものように早めに穂乃果ちゃんを
待っていた。
本日は、カレーデートだからいつもより少
し遅めの待ち合わせ。
すぐにカレー屋さんに直行できるように。
ワクワクしていると向こうからいつものよ
うにかわいい穂乃果ちゃんがやってきた。
はぁ〜。
穂乃果ちゃん。
やっぱりかわいい〜♡
「こんにちはでございますの。空先生」
「こんにちは」
あー…
ハグ…
ハグがしたい。
ここが外国ならば過激な挨拶をしても全然
浮いたりしないのに。
…なぜここは、日本なんだ。
どのカップルも普通に待ち合わせして歩い
て行くじゃないかー‼︎
仕方なくオレも爽やかにニッコリして
「じゃあ、行こっか」
と自分を抑えた。
クッ。
オレよく頑張ったよ。
後でたぁくさんハグさせていただこうと思
う空なのでありました。
そしてついに有名なカレー屋さんに到着。
有名なだけあってとっても混んでいる。
ま、そんなのは初めから承知の事。
二人でカレーの匂いを堪能しながら並んだ。
そしてオレたちの順番になり、ついにお店
の中へ。
う〜ん。
スパイシーな香りが立ち込めている。
しかも店内は、日本じゃないみたいな絵が
飾ってあったり壁に派手な布が貼ってあっ
たりしている。
そしていざ注文
二人ともナン派。
カレーと唐揚げも注文した。
料理が運ばれてくるとなんともいい匂いに
包まれた。
ナンにカレーをまとわせた。
いざ‼︎いただきます!
パクリ。
う〜ん。
一口食べただけなのに色々なスパイスが口
の中で溶けていく。
そして、からだがポカポカしてきた。
冷房ガンガンで少し肌寒いかもって思って
いたけど今は、ちょうどいい。
あえてこの温度設定にしているのかもしれ
ないと空はカレーを食べながら納得してい
た。
何口かカレーを食べていたらオレのシャツ
がカレーを欲しがったようだ。
へんな人の絵のシャツだったんだけど口の
ところにちょうどカレーがベローんと垂れ
た。
水で薄めると絵の口のまわりだけ薄黄色に
なった。
…シャムネコの人間バージョン。
これでオレは一日過ごすのか…。
ま、いいか。
あー…
そしたら穂乃果ちゃんとハグできないじゃ
ん‼︎
穂乃果ちゃんにハグしたら穂乃果ちゃんの
洋服カレー臭くなっちゃうもんなー…
はぁ〜…
続く。




