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幻覚

 たーっぷり寝て元気な空。

 

「じゃあ、行ってくるね」

「はぁ〜い」

 ニヤッ。

 

 ⁉︎

 

「穂乃果ちゃん、今ニヤってした?」

「いえ、それよりも遅刻いたしますよ〜」

「あ、じゃ行ってくる」

「はぁ〜いです」

 

 穂乃果ちゃんに見送られて学校に向かった。

 

 穂乃果ちゃんさっきニヤってしたような気

 がしたんだけどなー…。

 

 ま、気のせいか。

 

 

 そんな空は朝から元気よく学校で挨拶運動

 をするのでありました。

 

「先生ー、おはよー」

「はい。おはようございます」

「先生ー、今日もカッコいいですねー」

「はい、ありがとう。そしておはようござい

 ます。」

 

 律儀にご挨拶。

 

 そんな律儀な先生、家では

「穂乃果ちゃ〜ん。おはよ♡」

 と、かわいくいつも♡を飛ばしているので

 ありました。

 

 

 あ〜、旅行楽しかったなぁ。

 またミニ旅行行きたいなぁ。

 と、空を見上げて穂乃果ちゃんをおもう空

 先生。

 

「え?空見上げてどうしたの?先生」

「あー、空は広いねーと思ってね」

「それいうなら海でしょ」

「あー、それな‼︎」

 キャハハハ

 

 朝から元気な学生さん。

 

 そんな空は、今夜穂乃果ちゃんにマッサー

 ジ返しをしようと思っている。

 

 どんなマッサージがいいかなー。

 

 楽しみだなー。

 

 でも、その前にきちんと仕事をこなさなけ

 れば。

 

 まず職員室で荷物を置いてと。

 

 あ、卓上カレンダーかえなきゃ。

 今日からもう一日なんだなー。

 

 月日は、流れるのが早いなー。

 

 …もうそろそろ穂乃果ちゃんも先生だ。

 

 あー、穂乃果先生ーー‼︎

 

 空は穂乃果ちゃんが先生になったところを

 勝手に妄想してムフフなのでありました。

 

 穂乃果ちゃんが同じ職場なら楽しいだろう

 な〜。

 

 今頃穂乃果ちゃん何してるんだろうな〜。

 

 

 ⁉︎

 

 え…?

 

 やばい。

 幻聴ならぬ幻覚。

 

 目の前に穂乃果先生が現れた。

 

 …

 

「先生方、本日から一週間研修に来られた実

 習生です。」

「「「よろしくお願い致します」」」

 

 三名の実習生。

 

 そのうちの一人がなんと穂乃果ちゃんだっ

 た。

 ニコッ♡

 

 穂乃果ちゃんがオレをみてニコッとした。

 

 あー‼︎

 だから朝ニヤってしてたんだー。

 幻覚じゃないしー‼︎

 んもー、穂乃果ちゃんったらー。

 

 あ〜、でもこれから一週間穂乃果ちゃんと

 一緒なんだ〜。

 楽しみだなぁ。

 と喜ぶ空。

 

「では、実習生はそれぞれ先程の先生に色々

 と教わって一週間研修頑張ってください」

「「「はい」」」

 

 と言われていた。

 

 穂乃果ちゃんの教育係って…⁉︎

 

 えーーッ…。

 

 教師歴八年目ベテラン先生。

 英語の癖村先生だった。

 

 癖村先生かー…。

 穂乃果ちゃん大丈夫かなー。

 

 癖村先生は、イケメンだけど名前通り癖強

 めな先生なのでありました。

 

 続く。

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