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恩返し

 車を走らせていると穂乃果ちゃんが、

「あ、あそこのイチゴの看板のお店なんてど

 うでしょう?」

 と指差した。

 

 ちょうど信号待ちだったので看板をみてみ

 たら…

 あ…

 メガネ屋さん。

 

 

 

 …なぜあんなにかわいい看板を。

 

「穂乃果ちゃんあの看板さ、メガネ屋さんだ

 よ」

「えっ⁉︎あらあらすみません」

 というわけで次のお店を探す穂乃果ちゃん。

 

 うーん。

 どっかあるかなー。

 

 オレも信号待ちした時は、キョロキョロと

 辺りを見回した。

 

「あ、あのお店良さげじゃない?」

「ほんとですね。パスタ屋さんでしょうかね

 ?」

 というわけで駐車場にとめたら…

 

 美容室だった。

 

 …髪の毛のパスタとか怖いな。

 

 と思い気を取り直して車を走らせた。

 

「ラーメン屋さんなんてどうでしょう?」

「あー、いいねー」

「では、久々にチュルッちゃいましょう」

 

 チュルッちゃう…

 

 変わった言葉だけどきっと穂乃果ちゃん語

 なのだろう。

 

 そして二人でチュルッた。

 

 お腹もいっぱいになり二人の愛の巣へと向

 かった。

 

 

 しばらく車を走らせるともう家の近くだ。

 

 夕ご飯の食材を買い家に着いた。

 

 

 ゴロゴロしてしまう前にお風呂に入っちゃ

 おうとなったので穂乃果ちゃんに先にどう

 ぞとお譲りしたのだが、お先にお願いいた

 します。とご丁寧に言われたのでお先に失

 礼いたした。

 

 さて、頭から洗おうと思っていたら

 コンコン。

 ガラッとドアがあいた。

 

 ⁉︎

 

「空先生、本日はうちのわたしが旅行でお世

 話になりましたのでシャンプースパいたし

 ます」

 と、シャンプーをしてくれようとしていた。

 

「穂乃果ちゃんも何気に疲れてるでしょ?だ

 から大丈夫だよ」

 というと

「何気に疲れておりませんので大丈夫ですの

 よ」

 と頭をワシワシと洗ってくれた。

 

 はぁ〜。

 スッキリしたー。

 

 なのでオレもお礼にシャンプーの恩返しを

 させていただいた。

 

 お風呂からスッキリして上がり仲良く夕飯

 の支度をした。

 

 そしてのんびりと布団に入って読書タイム

 にしようとした。

 

 すると穂乃果ちゃんが

「運転お疲れ様でございました」

 と足のマッサージをしてくれた。

 

「えっ、そんな大丈夫だよ」

「いえいえ、こちらこそ大丈夫ですよ」

 と穂乃果ちゃんがマッサージをしてくれた。

 

 あまりに気持ちよくて速攻で寝落ちしてし

 まった。

 

 そのまま朝になっていた。

 

 あー、ぐっすり寝たなぁ〜。

 

 穂乃果ちゃんのマッサージの効果だろうか。

 とてもよい目覚めだった。

 

 オレも穂乃果ちゃんに今度たーっぷりマッ

 サージのお返しをしようと思う空なのでし

 た。

 

 続く。

 

 

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