エピソード8「1階層へ」
盗賊達を成敗した後、僕はギルドへと盗賊の身柄を受け渡していた。
「えーと...本当に襲って来たのを返り討ちしたんですか...?」
「だからそうですって」
「一人でですか...?」
「はい」
「あいつ、この前のF級スキルのやつじゃね?」
「ガチ...?
Dランク冒険者とはいえ、良く返り討ちに出来たな...?」
ふふ...!僕の評価が上がってきてるぞ...!
「そ、それじゃあ、盗賊の確保ありがとうございました...!こちら、報酬となります...!」
よーし!あいつらのお陰でお金も稼げたし、
ダンジョンにもっかい潜るぞー!
「...F級スキルなのにDランク冒険者を返り討ち...ね。」
「おらっ...!」
「グアァ!」
「だいぶ、ゴブリン相手にもちゃんと戦えるようになってきたぞ!」
今のスキルの累計獲得数は221個、
盗賊との戦いまでで181個のスキルは使っているから。
残りは40個。
「足りるかな...」
このダンジョンには、階層ごとに中ボス的なモンスター、 10階層ごとにボス的なモンスターが居る。
今日は1階層に行くために中ボスに挑戦しに来た。
「Dランク冒険者に勝てたんだ。
ここで僕の冒険者ランクを上げるために必ず勝つぞ!」
早速、中ボスの部屋の前へと来た。
「...!」
0階層のボスとはいえ、やっぱり雰囲気が違う...!
「キィー...」
大きな扉を開けた先には...
「グガァー!!!」
「ハイゴブリン...!」
約ゴブリンの3倍くらいの大きさのゴブリン。
もちろん、攻撃力も高くなっていて...
「グアァ!!」
「ズドンッ!」
「つ、強い...!」
一発だけで、地面にヒビが入った...!
「でも、そこまで体力は多くないはず!」
「おらっ!」
「ていっ!」
「リトルファイアボール!」
「ウガァァ!!」
ハイゴブリンだけど、動きが鈍いし、攻撃が単純だ...!
このまま攻めればいける!
「スピードアップ(小)!」
「ガァ!!」
「ズドンッ!」
「何をし...って、衝撃波!?」
まずい、攻撃の衝撃を僕の方へと向けてきた!
「避けれな...!」
「グハッ!」
や、やっぱり一撃は重たい...!
「くっ...!スピードアップ(小)だけだと遅すぎる...!
どうにか、衝撃波より早く走る方法は...!」
ーーまてよ...
使ってない、余ったはスキルは「身体強化(小)」...!
「身体強化(小)」と「スピードアップ(小)」を組み合わせて、足に使用すれば...!一気に早くなるんじゃ...!
「スピードアップ(小)!」
「身体強化(小)!」
「グ、グァ...!?」
「この速度なら、追い付けないようだね?」
「ガ、ガァ!!」
「ズドンッ!」
「遅いよ!」
「リトルストーン!」
「ウガァァ!」
「まだまだ!」
「アロー6連発!」
「グ、グァ...!」
「とどめだよ!」
「リトルファイアボール!」
「ウガァァ...」
「ふぅ...やっと倒せた...やっぱり基礎攻撃力が低いな...」
「カラン...」
「ん?」
「なんだこれ?指輪?」
ハイゴブリンが落とした、
ドロップアイテムのステータスを確認すると...
ーーゴブリンの指輪
「スキルの効果を1,5倍する?」
え!?めっちゃ、強ッ!
まてよ、1,5倍なら...
0,01✕221✕1,5=3,3倍!?
これなら早く強くなれるぞ!
でも、今はまだ弱いしなぁ...正直効率が悪すぎる...
あぁ...仲間が欲しいなぁ...パーティ募集してないかなぁ...
僕と同じくらいのパーティ...




