エピソード1「スキルコレクター(F級スキル集め)」
数百年前「ダンジョン」と呼ばれる、魔物の巣くう洞窟が現れてから、この世界は15歳以上の人間に「スキル」という能力を持つようになった。
その「ダンジョン」の魔物の落とす魔石でお金が稼げるようになり、「ダンジョン」が日常の一部となった頃、
カノトスという「勇者」が現れ、その「勇者」のかかれた絵本を読み、「勇者」に憧れ持つ少年、アスルの「Sランク冒険者」を目指す、運の悪い少年のお話。
僕の名前はアスル、とある「勇者」に憧れる、Sランク冒険者を目指す者だ!
今日は15歳になった人々がスキルを授かりに来る日で、僕のスキルが決まる日だ!
「どんなスキルを貰えるか楽しみだな~!」
そんなことを呟いてると、
「おい、お前ら、あの"勇者様"がのこのこ歩いているぞ」
「本当っすね、あの最強を目指すとか言ってる、頭おかしい"勇者様"がいるっすね!」
あの偉そうなやつは、キヴォスだ、僕の夢をいっつも馬鹿にしてきて、言い返そうにも、相手は貴族の息子だ、何かあったら金でもみ消すし、まわりに手下みたいなやつらも居て、本当に嫌なやつらだ。
今は無視しておこう。
「おいおい、あいつの癖に無視してませんか」
「まぁいいさ、俺様はアースルトゥスの血をひくものだ、あいつなんかより、いいスキルに恵まれるだろう、放っておけ。」
本当に腹が立つやつだ、そんなことを思っていると、僕の番がやって来た。
大きな水晶の前で祈りを捧げると、女神からスキルを授けてくれるらしい。
「さぁここで祈りを捧げて下さい」
司教さんにそう言われ、水晶の前に立つ。
(女神様、どうか僕に勇者のような力を得るスキルを授けて下さい!)
その瞬間とてつもなく光輝いて、体の中にどんどん力が入ってくるような感覚がした、
その光がおさまると、僕はスキルを得ていた。
その名も「"スキルコレクター"」僕は本当に嬉しかった、まるでS級スキルのような名前で、僕にぴったりな、スキル名だ!
だがみんなの様子は違かった。
司教さんは残念そうな顔をし、キヴォスたちは爆笑している。
なんで。
そう思い、前のステータスを見ると、
「"F級スキル"」
そう書かれていた。
「おいおい笑、ザコスキルだとは思っていたが、F級スキルはこの世でみたことねぇよ笑!」
「これは傑作っすね笑!」
嘘だ。
信じられなかった。
あれだけダンジョンに行くことを楽しみにしていたのに。
こんな運命はあんまりだった。
僕は信じられなくてその場から逃げ出した。
「あーあ、"勇者様"がどっかいっちまったわ、つまんねぇなぁ」
「なんで、なんでだよ...!」
僕は急いでダンジョンに向かった。
冒険者登録もせず、ダンジョンの中へと入っていった。
まず最初に0階層でスライムに会った。
「ス、スライムなら、余裕だろ...」
僕は一生懸命拳を振った、でも、一発でスライムごときを倒せやしないし、なんなら何度も反撃を食らった。
「ゴフッ!」「ぐはっ!」
ボロボロになってやっと倒せた。
「僕の力はこんなものなのか...」
絶望した。
こんなんじゃDランク冒険者すらなれないと。
そんな時。
「おやおや、これは"ゴミ収集"されている方じゃないか、そんなところでボロボロになってなにやってんだ笑」
「キヴォス...!」
「まぁ俺様は、"ドラゴンソードマン"のA級スキルだったけどな!」
「さすが、キヴォス様!」
なんで、こんなやつが。
「お前らもう行くぞ、"ゴミ収集"の邪魔しちゃいかないからな笑」
ふざけるな。
絶対見返してやる。
絶対見下してやる。
僕の思いは強くなった。
「絶対、S級冒険者になってやる!」
僕の物語はここから始まるのであった。
初めて小説を書いてみたので、誤字脱字は目をつむってくださると助かります!それと、似たような小説を書かれている方がいれば、パクりにならないようにしたいので、ご報告お願いします!




