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第26話 待ちに待った一週間

 決闘と報告から数日経ったが、お金を稼ぐ為にずっと依頼を受け続けていた。

 そして今日は休みと決めていた為、宿で眠りこけていた。


「ふぁぁ…もう朝か…よし、二度寝しよ…」


 そして何か柔らかい何かを抱きしめながら再び目を閉じるのであった…


 ………

 ……

 …


(悠真よ、そろそろ起きてはどうじゃ?)


「ん〜後5分…」


 この柔らかくて温かい抱き枕があればいつまでも眠れそうだ…この手のひらに収まる程は無いけど触るとフニフニと柔らかい感触が堪らない…


「んっ…そこは…ダメ…」


 …ん? おかしいな…この抱き枕喋ったぞ?

 そしてこの柔らかい感触はまさか…


 だんだん意識が覚醒し、悠真は恐る恐る目を開けると目の前には…紅い髪の美少女カレンが全裸で寝ていた…


 …はい? 何故カレンがここで寝てるの?


(何故って昨日お主が一緒に寝てもいいといったじゃないか)


 …え? マジで?


 悠真は昨日宿に帰って来た時の事を思い出して見る。


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ふぁぁ…疲れた、今日はもう寝よう…」


「ね、ねぇ悠真? 一緒に寝ても…いい?」


「ん? いいよ…おやすみ…」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 言ってたぁぁぁぁぁ!

 眠すぎてそれどころじゃなかったから気にせず了承しちゃってるぅぅぅぅぅ!

 いやいや、でもそれだけならいいじゃないか!

 だが、何故に全裸? 何故カレンは全裸なんだ?


「…そ、そろそろ私の胸から手を離して欲しいんだけど。い、嫌ってわけじゃないんだけど…むしろ悠真なら…って何言わせるのよ!」


「自分から言ってたよね!? じゃなくて! 何故…カレンは全裸なのか聞いてもいいかな?」


「なんでって言われても…私、服を着てたら眠れないもの」


 いや、初耳だわ!

 しかも何故、他の人と寝ている時に全裸になるんだよ! そこは我慢してくれよ!

 何か? 俺はこれから先カレンと一緒に寝る時は隣に全裸のカレンが寝ているとドキドキしながら寝ないといけないわけか?

 ほら! またシア笑ってるし! ホント楽しそうだな!


(主人様よ、これから大変じゃのう〜?)


 他人事みたいに言うなよ…

 いや、他人事ではあるんだけどさ…

 まぁいい、今日で一週間だ。

 やっと設定が使えるようになった。


「よし! 《設定》」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 名前 エクスタシア・グレア

 性別 女

 種族 サキュバスロード


 LV 1


 HP 4200

 MP 5600


 攻撃 1000

 防御 1200

 敏捷 1600

 魔攻 2000

 魔防 1800


 種族スキル

 ⚪︎魅了


 固有スキル

 ⚪︎魔法強化 LV EX

 ⚪︎武器化(銃) LV EX

 ⚪︎超隠蔽 LV EX

 ⚪︎ステータス倍 LV EX

 ⚪︎経験値倍化 LV EX



 スキル

 ⚪︎炎魔法 LV 5

 ⚪︎風魔法 LV 5

 ⚪︎水魔法 LV 5

 ⚪︎闇魔法 LV 7

 ⚪︎魔法制御 LV 6

 ⚪︎魔力強化 LV 6

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 とりあえずこんな感じかな。

 そしてやってわかった事がある。


 1、設定で作ったスキルは全て固有スキルになる。


 2、創造した生物のレベルは全て 1 になる。ただし、ステータスは別。ステータス、種族スキルに関しては何も触れない。


 3、シアの様に元々この世界で生きていたら種族、性別は設定できない。


 今のところわかった事はこんな感じかな?

 もっと試したいけど一週間のリキャストが必要だからなぁ…まったく一週間とか長すぎだよ…


 悠真は心の中で愚痴りながらもスキルを発動するのだった。


 すると、目の前にシアが現れ光出した。


 やがて光が収まり現れたのは…


 グラマラスな体型の美女であった。

 腰辺りまであるピンク色の髪で、頭から生えている山羊の様な角に腰から生えた尻尾が人種ではない事を表している。

 しかし、出るところは出て引き締まるところは引き締まった体型をしているため見ているだけで虜にしてしまいそうだ。


 そして人の姿になったシアを見ていた悠真は次第に顔が熱くなってくるのが自分でもわかった。

 何故かって?


 ………全裸だったからだ。


 そしてもう一つ設定のスキルで分かった事がある…

 設定を使って人の姿にすると必ず全裸で出てくるという事だ…

 いやさ、美少女や美女の裸を見るとすごくドキドキするんだよね…ついついジッと見てしまう。

 …男なら分かるよね?


「…いつまで見てるわけ?」


「ご、こめん! つい見とれちゃって…そ、その…本当にごめん!」


「べ、別によい…お主に見られるのは嫌ではないからの…」


 悠真は慌てながらもベットのシーツを渡し体を隠してもらった。


 そしてシアは涙を流していた…

 それを見た悠真は更に慌ててしまい…


「ほ、本当にごめん! これからは気をつけるから!」


「ふふふ、慌てておるのぅ主人様よ? じゃが本当にお主に見られるのは嫌ではないのじゃよ…妾はの? 娘が小さい頃に死んでおるからの…未練ややり残した事がいっぱいあったのじゃ。じゃが例え武器の姿であろうとまた生きる事ができて本当に嬉しかったのじゃ。そして人の姿にもなれた…その事が嬉しくてたまらないのじゃ…ありがとう…本当にありがとう…」


 …なるほど、今までやたらと笑ったり楽しそうに見えたのはそういう事だったのか。

 シアを人の姿にしてやれてよかったな。


 本当は俺がカレンが子作りがどうのとか言ってる時に他人事の様に笑ったりしていたから同じ目に遭わせてやろうという感じだったが…今はそんな事はどうでもよくなっていた。

 ただただ生物創造のスキルに感謝していた。


 そしてシアは泣き笑いながら悠真の方を見て、


「これからもよろしくなのじゃ、我が主人様よ」


 そういうシアは物凄く綺麗だった…





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