51話 たった1人の
「それで、私がここにいることが何故分かったんですか?」
「そうだね….君に興味があるからかな」
この人、そんな理由で此処を突き止めたの?だとしたら凄いんだけど….何故か分からないけどこう言う事がこれから何回も起こりそう…
「この前話した時に大体の事は喋ったじゃ無いですか」
「君はまだ何か隠し事をしてると思ってね」
「して無いですよ。それより知りたいのは私が何故史上最悪の魔法使いと呼ばれてるか知りたいです」
「それは私も分からないね、何せ2000年前ほどから言われ始めていたのは知っているんだけど….」
丁度私が何者かに封印された辺りか…..第一次魔法大戦が終わった辺りでしょ?
終戦の引き金は間違いなく私、戦争に関わった国全ての国王が殺されたのが理由だと思う。こう考えると私は世界から邪魔者扱いされるはず
ならその存在を封印し史上最悪の魔法使いという有りもしない存在を捏造すれば自分達を正義と示す事ができるからだろうね。
まぁ、あくまでこれは私の予想だけど….
「そういえば私は聞きたい事があってね。2000年前の君の交友関係はどうなの?」
「それ聞くんですか….不老不死な身もあるので人とはあまり親密にはならないように生きていたので交友関係はそこまで、今が珍しく関係を持ってるだけ…..でも、1人だけ居ましたよ。その子は孤児で、私が拾ったんです。」
「….でもその子は亡くなってるのかい?」
「生きるのを諦めていない限り今も何処かで生きてると思いますよ」
「という事は、君と同じ不老不死?」
「いえ、私が不老不死にしたんです。彼女の要望と了承の元」
あの子、今どうしてるかな?楽しく人生を謳歌してて欲しいけど….
それよりも私が急にいなくなっちゃったことの方が心配か….
あれ?あの子、私の本名知ってるよね….私が史上最悪の魔法使いって言われてる事どう思ってるんだろう
「まぁ、私は会いに行こうにも何処にいるか分からないので、また何処かで会えれば良いかなって思ってます」
「そう…..名前を聞いても良いかな?もしかしたら知ってるかもしれないし」
「あまり目立ちたがらない子だからあまり有名じゃ無いと思うんだけど….名前はマフユ•スノーラビットですね」
「えっ!?」
もしかして知ってる!?
「知らない」
「じゃあさっきの反応は何なんですか!」
「なんか….こういう雰囲気ってそういう事言いたくなるというか….」
「あまりふざけないでください。一瞬騙されましたからね」
「ごめん….でも本当に知らないな。聞いたことも無いし….エナの言う通り有名じゃないんだね」
でも2000年間私が居ないのにどう過ごしてきたんだろ。マフユはしっかりしてるとはいえ、少し依存気味な所もあったし…..
「あともう少しだけ教えてくれない?」
「嫌です、ミズキ達も心配してるでしょうし、これ以上待たせるわけにはいかないので帰ってください」
「おーい、エナ!そっちで何してるの?」
「ミズキきたのでさっさとテレポートさせますから….っていなくなってる」
「もう!エナ、少し心配したんだから….此処で何をしてたの?」
「夕陽を見てた」
私は取ってつけたような言い訳をした。
「確かに綺麗ね…今日は楽しかったわ。ありがとう」
「どういたしまして….そろそろ帰るかな」
私は皆んながいる所まで行った
「全員着替え終えたしそろそろ帰りますかー。じゃあ全員テレポートさせますので」
ヒュン!
私達は街まで帰ってきた。もちろん関所の前で….
街に入るときはもちろん私が全部支払うことになっていた。
「じゃあ皆んなバイバイ」
「私の家はこっちだから….カノンもでしょ」
「僕も同じなので一緒に帰ってもいい?」
「俺らは反対だから此処でお別れだな。行こうぜルーン」
「えっ?私は1人?エナ〜」
「私はこのあと1人で帰る予定なのでついていきませんからねセラ先輩」
その後、私達は家に帰る為に各々の方向に向かって歩き始めた。
「私も帰ろうかな….勿論お金を払わずテレポートで」
四章はこれで終了です。面白いと思って頂ければブックマーク登録及び下の⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎をクリック、タップしてくれると嬉しいです




