第3話 RUNRUNRUN!
第3話!
ダダッダダッダダッダダッダダッダダッ
ピロン♪
────────────
【体術Lv1】がレベルアップしました
【体術Lv1】→【体術Lv2】
SP消費軽減が2から3になりました
────────────
現在レンは4足で走っていた
「ヒャッフウウウ!」
人狼は2足よりも人間よりも少し長い前腕を駆使し4足で走る方が速く、疾走感がありかなり楽しいようだ
「しっかし、こんなに雪積もってるってのにあんまし寒いと感じないな、これ種族特性ってことなのかな?」
レンはそう言葉をこぼしながら雪山を走り続ける
時折、鳥が枝にとまり囀るのを聞きながら辺りを観察し休憩し─
お!この赤い実食えそうだな!採ってみるか!
パシャ…ボッ!
「あっつう!?」
触っただけで破裂しやがったぞこの赤い実!えぇ!?燃えてる!燃えてる!?
幸いにも炎はすぐに消えた
うっわ火傷してる
────────────
レンは5ダメージを受けた
HP95/100
────────────
─このようにドジを踏みながらも走り続けていた
まるで初めて歩く子供の様にはしゃぎながらも移動していると…
ドスッ
────────────
レンは15ダメージを受けた
HP80/100
────────────
「かはぁ!?」
いきなり木陰から飛び出して来た何者かに棍棒で殴られた
レンは咄嗟にバックステップし、
距離を取り襲撃を仕掛けてきた何者かに目を向ける
「ガウゥゥッ!ワフ!」
何だコイツ…?二足歩行の…犬?フワフワしてる…
案外可愛いな、コボルトってやつか?
ソレはポメラニアンを二足歩行にして身長120cm程まで大きくした存在だった
レンの予想通りコボルトというモンスターである
「ワンコロの癖に狼に喧嘩売るとは良い度胸してんじゃねぇか!」
そう言いながらレンは大きく口を開け……
「噛み殺してやるよ!!」
コボルトの右肩に噛み付いた
「キャウン!?」
そしてそのまま頭を左右に何度も振り傷口をズタズタにし、その勢いのまま思い切り地面に打ち付けた
「よくソレで喧嘩売ったな?雑魚め!」
コボルトは息も絶え絶えで、出血により既に動く事もできない
「ッ!ッ!ワフッ!ワォォォォォン!!」
コボルトは遠吠えの後、光となって消えた
────────────
レンはレベルアップした
Level:2(1UP)
ステータスが上がりました
HP:80/110(10UP)
МP105/105(5UP)
SP:120/120(10UP)
STR:35(5UP)
DEX:45(5UP)
AGI:55(5UP)
INT:22(2UP)
StatsP:10(10UP)
────────────
「いきなり遠吠えして、断末魔か──」
ワォォォォォォォォォン!!!
何処からか無数の遠吠えが聞こえ、辺り一帯に木霊する
嫌な予感がするな…?これ、やばくね?
ガサ…ガサガサ
ガサガサガサ
予感は的中した、レンの周りを10匹程のコボルトが取り囲んでいる
うわ、弓持ちコボルト3匹いるじゃん
その他にも最初に遭遇したコボルトよりも二回り程大きいコボルトが4体居る
「こりゃあ、分が悪そうだなぁ…」
これは、逃げるしかない!
レンはココから逃げようと走り出した
当たり前ではあるがコボルトがそう安々と逃がすはずもなく
ヒュヒュヒュッ…トストス…ドスッ
「ッ!」
3匹のコボルトが放った矢の内の一本がレンの背中へと深々と突き刺さる
────────────
レンは20ダメージを受けた
HP:60/110
レンは【軽度出血】した
レンは【軽度出血】によるダメージを受けた
レンは1ダメージを受けた
HP:59/110
体内の血液を1%ロストした
残り血液99%
────────────
「出血!?ヤバそうな状態異常じゃん!これって体力があっても血液0%になったら死んじゃう感じ?まぁ…0%になる前に体力の方が0になっちまうけどな…!」
レンはそう長い独り言を零しながらも逃走する
────────────
レンは【軽度出血】によるダメージを受けた
レンは1ダメージを受けた
HP:58/110
体内の血液を1%ロストした
残り血液98%
────────────
レンはあっという間にコボルトから逃走することに成功した
────────────
レンは【軽度出血】によるダメージを受けた
レンは1ダメージを受けた
HP:57/110
体内の血液を1%ロストした
残り血液97%
────────────
逃走できたのは良いけど早めに止血しないとヤバいよな!?
どーしよ!?どーし─
その時運良く、レンの目の前には破裂する赤い実がみのる茂みがあった
これって確か炎上する実だよな?これ使えば焼いて止血とかできるか…?
────────────
レンは【軽度出血】によるダメージを受けた
レンは1ダメージを受けた
HP:56/110
体内の血液を1%ロストした
残り血液96%
────────────
やるしかないよな?火傷ダメージや刺さってる矢を抜くダメージを合わせたら猶予がもう少ないし
「よし!やるぞ!」
ブシュッ!
────────────
レンは10ダメージを受けた
HP:46/110
【軽度出血】は悪化し【中度出血】となった
【中度出血】のダメージを受けた
レンは5ダメージを受けた
HP:41/110
体内の血液を5%ロストした
残り血液91%
条件達成!
【出血耐性Lv1】を習得しました
────────────
ッ!悪化したぁ…!速く止血しないと!
レンは茂みに背中を擦り付ける
パシャパシャパシャッボウッ!
赤い実の炎は最初に見た時と同じ様にすぐに消えた
────────────
レンは35ダメージを受けた
ビギナーフェイカーシャツは中度破損状態となった
HP:11/110
【中度出血】は焼灼により止血された
────────────
成功したぁ…!
ビギナーフェイカーシャツが中度の破損状態になってしまったものの、レンは辛うじて命を繋ぐことができた
「流石俺!運が良いねぇ!…ん?これ生垣?てかココって庭園か?」
レンはさっきまで必死になって命を繋ぎ止めようとしていた為よく見えていなかったが赤い実が生えていたのはかなり大きな庭園の外周の生垣であった、
その庭園の中心には大きな館があり、長い間手入されていないのか荒れ果てていた
レンはかつては綺麗であったであろうその庭園とボロボロになり、不気味な印象を放っその建物に目を奪われ
「すっごい好みな館だなぁ」
呆けていた
モンスター解説
■コボルト亜種
コボルトが地域ごとに適応進化した存在
地域によってポメラニアン(寒帯)、オオカミ(寒帯極地)やジャックラッセルテリア(熱帯)やリカオン(熱帯極地)等がおり、
地域独自進化には柴犬(天之大御島)やボルゾイ(ヒュムノス)等がいる
他にはクーシーマンとよばれる半妖精化したコボルト亜種や、魔力の淀みに巻き込まれ変異したケルベロスコボルトという三つの頭を持つ巨大なコボルト亜種も存在する
─細い口吻、鋭く長い爪そしてチロチロと口から覗く舌…アレはオオアリクイですよね!
─いや、アレはボルゾイ型のコボルト亜種だな。




