第13話 茶色の封筒
この話を投稿後、大体3日に1回の更新頻度に変更します
「せやせや、これあげるわラヴィちゃんの可愛い所いっぱい撮れたからお裾分けや!」
師匠はそう言いながら茶色の封筒を渡してくる
「ほーん…?興味はないけど貰っておきます、他意は無いですよ?」
「他意ありまくりで下心あるんやろなぁ」
「ありませんよ!純粋な下心です!」
「もっと悪いわ!封筒に開封条件付けておいて良かったわぁ」
…え?今開かない感じ?……ホントに開かない!ちくしょう!!
「師匠…俺になんの恨みが…!」
「ちなみに開封条件は『ラヴィが近くにいる時』と『所持者がLv50である事』やね」
師匠はレンの嘆きを無視しつつ開封条件を言い放つ
「師匠、自分レベル上げに行ってきます」
「ホンマに行って来ていいん?多分ラヴィちゃんまた来るで?」
「あー、そういえばそうか…」
どうしよう、別の場所に移動するか?でもクールタイムあるしなぁ
「ラヴィに会ってきたらどうだ?ブラザー」
「えぇ?ラヴィってベータテスターなんだろ?あっという間に殺されかねないじゃん、いやだよ」
「そうでもないで?ラヴィちゃんお弟子くん居ないって分かると早々にゲーム離脱しとったみたいやから実質的には正式リリースからの参戦って言っても良いはずやね」
「良さげな防具着てたのに?」
「それは多分ベータテスター報酬やない?」
「なるほど……ベータテスターで思い出したんですけど、師匠は何を報酬に選んだんです?」
「クエストアイテムやね、多尾の狐になる為に必要なアイテムが報酬にあったんよ」
「ふむふむなるほど、てことは吸血鬼にも…?」
「うん?確か真祖の吸血鬼になる為のアイテムあったな」
真祖っていかにも凄いって名前じゃん!
「ありがとう、ブラザー感謝してるぜ」
「流石にくどいぞブラザー、そんな事言わずとも伝わってる」
「持つべき者はブラザーだな…!」
「仲良いなぁ…それで、ラヴィちゃん所行くん?もう少しでゲーム落ちる予定だけど今なら送ってくで?」
「会いに行こうと思います!」
「よう言った!」
師匠はそう言うと獣化して、ぐんぐんと大きくなっていく
「え…?」
呆ける間にも大きくなっていくいき、最終的に体高が5メートルの白面金毛の多尾の狐となった
「はよ乗りぃ?」
「どう乗れば…?」
「そんなんジャンプすれば届くはずやよ?レベル上がったんやから身体能力上がっとるはずや」
あ…そうか、ММОってそういうものだったな
「了解です!……フッ!」
レンは人狼化して屈み、一気に足を伸ばし地面を蹴った、すると
「…!おぉ、此処まで跳ねれるとは爽快だなぁ!」
6m程の跳躍に成功し、そのまま師匠の背中に飛び乗る
「ナイストライやお弟子くん」
「ありがとうございます!」
師匠は朝日が白を赤く照らす中雪山を駆け出す
トッ………トッ………トッ………
小さな足音が雪に染み入るように消えていく
ボゥ!…ボウッ!
近くにいる生命体が次々と燃えだす
「綺麗ですね〜」
「ふふ、せやね」
そんな中レンと師匠は景色を眺め、風を切る
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■天之大御島〜大御神之国・城下町〜■
「くそっ!くそくそくそくそくそ!」(# ゜Д゜)
宿屋の一室、その布団の上でラヴィは枕に顔をうずめて怨嗟を漏らしていた
「アレはアイツじゃなかったのかな…」
ラヴィは少し泣きそうに鳴りながらUIを開きログアウトの表記に手を伸ばす
アォォォォォォォン
「ッ!」
ラヴィはその遠吠えを耳にすると同時に窓を開き、外に飛び出す
アォォォォォォォン
「ふふふ…」
今度はハッキリ聞こえる…あっちから聞こえるきっとアイツだ、今殺しに行くから…!
ラヴィは満面の笑みを顔に浮かべながら遠吠えの発生地点へと駆けていく
後書き長いので本文は少し短めです、ちなみに今回の後書きはレベル毎の強さグラフです
■Lv1〜5
子供にすら負けるレベルで弱いが一矢報いる事は可能だろう、種族によっては手も足も出ない(ケットシー等の小型種族)
■Lv6〜Lv10
ようやっと青年レベルの力を持つ、ゴブリン相手なら1対1なら優位を取れるが2体相手はキツイ
■Lv11〜15
ゴブリン程度なら準備さえすれば群れ相手でも辛勝ではあるものの勝てる、種族や職業によっては負ける可能性はまだ全然ある
■Lv16〜20
NPCの冒険者はこの位のレベルから外で活動し始める、消耗さえしてなければ大抵の脅威から逃げ切ることができる
■Lv21〜40
大分慣れてきた冒険者、新米であることには変わらないが大抵の事では動じず、この辺りからどんなに油断しようとゴブリンに負ける事は無くなる上、レッサーワイバーンの処理依頼を受ける事が出来るようになる(ラヴィはここ)
■Lv41〜60
中堅冒険者を名乗れるのは此処から、パーティであれば準備さえ怠らなければレッサードレイクにも勝てる可能性がある
■Lv61〜80
パーティを組んでいればレッサードレイク等の劣化亜竜なら簡単に勝てるが、亜竜のドレイク相手だと命懸けで戦わなければならない位の強さ
■Lv81〜100
この辺りから上位冒険者を名乗れる様になる、単独で楽々とレッサードレイクを倒すことができ、ドレイク相手であっても健闘する事ができ、戦闘センス次第で討伐も可能(B・Bやマルタはここ)
■Lv100〜150
大型ワイバーンを相手取っても勝ちの目が出てくる程の強さ、ユニオンの世界観的にはこの辺りからバケモノ扱いされる
■Lv150〜200
英雄だとかその類、大型ワイバーンであろうとドレイクであろうとも単独で制圧可能、その歩みを止めるのならばドラゴン位であろう
■Lv201以上
此処からは神話の域、仲間と共にドラゴンを征伐したり邪神を封印したりなど、夜に子供を寝かし付けるおとぎ話として語り継がれる英雄がこの域である
■Lv300以上
想像を絶する強さ、ユニオンの純粋なヒューマンにはコレを超える存在はおらず、この域に至る存在は軒並み何かしらの【恩寵】を授かっていたり特別な血筋だったりする
■Lv500以上
ユニオンの神々は大体この域の存在であり、例外は産まれたての神もしくはデミゴッド位である
■Lv600以上
未確認、未確認ではあるが恐らくはコイツは到達しているな?という目星は付いており
天照大主や特級イレギュラー達はこの域と思われる




