4話~精霊の命名と奏太の変化~
少し暗い話にはなりますが奏太と精霊についての詳細等を書きました
私の主君は淡雪よ淡雪と言っても本当の雪ではない主君の名前なの佐藤淡雪これこそが主君の名前である、私は主君に名前をつけてもらえないかとお願いしてみることにしたが頑なに拒否をしているのだその理由は解っている奏太という少年の存在に関わるからである私は彼の記憶の一部が具現化した存在である元の私は彼の記憶を操作したり忘れさせたりする役割を担っていた。 主君との出会いは偶然ではなかった私が願ったのだ、私には名前がない奏太の一部であった時に主君が彼方の闘病日誌を読んでいることに気が付いたその頃の奏太は病魔に侵され入退院を繰り返していた確かその頃の病は重度の肺結核だったと思う。 奏太の体調が安定し外出が許可された時期があったその時が淡雪と奏太の初顔合わせであるその機を逃すまいと私は主君の前に姿を現した、主君は驚いたが私に名前を付けることなく絶望のような感情が伝わってきた絶望に取り憑かれている少女それが主君に対する第一印象であった、主君は奏太を見ると不可解なものでも見るそんな目をしていた奏太が一か八か告白をした瞬間ほんの数秒間の隙がうまれた祝福の意味を込め精霊眼を与え様子をみることにした。 「そこの精霊さんこっちおいで?」 主君である淡雪からの言葉だった、そして名前を授けてくれたのだ私が存在すべき世界は現世でなく異世界いわゆる精霊界であるとされている気がした。 「精霊さんの名前なんだけどシンフォニーとかどうかな?」 主君のくれた名である、断るはずもなくその瞬間よりシンフォニーが私の名前になったその影響なのかは解らないが奏太の身体に変化が起こったのだ安定していた体調が時間をかけて降下していき併発していた特発性間質性肺炎が浸潤していった。
軽視の意図などは一切ございません




