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【短歌】フルーツ怪談  作者: 夏の月 すいか


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【短歌】フルーツ怪談2

【枇杷×声】

 真夜中の枇杷(びわ)の木風に揺れている「おいでおいで」と呼ぶ声がする



【さくらんぼ×青空】

 さくらんぼ種飛ばしたらぶつかって地面に落ちた澄(す)んだ青空



【柘榴×地面】

 熟(う)れて裂(さ)け地面に落ちて潰(つぶ)れてる真っ赤な柘榴(ざくろ)、おそらく柘榴(ざくろ)



【梅×鳥】

 雪解(と)けて梅はまだかと啼(な)いている枝に留(と)まった人面の鳥



【柚子×線香】

 亡き祖父が育てた柚子(ゆず)を仏壇に供えた途端(とたん)線香揺れた



【ドライフルーツ×胎児】

 手に取ったドライフルーツ置いたのは胎児のような何かいたから





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