95話 人が創る神、殺すには
私は剣を構えながら神に突撃していった。
「いくぞヴァルチャー!」
「ああ」
私は剣士っぽい動きで剣を振った。細かな軌道はヴァルチャーが補正してくれるからだ。
「よっと、剣の腕はまぁまぁだが素質はある」
神はそう言いながらバックステップでわたしの剣を避けていた。
(私の剣筋だと奴を斬るにはまだ遅すぎるか……なら)
私は目の前に青色の魔法陣を展開した。
「魔法でも使うのか?」
「私は魔法が使えない、ならこれに使うんだよ!」
私は魔法陣を通過すると体の速さが変わった。
「速い!?」
そのまま私は剣で奴を両断した。
「チェリアァァァ!!!!」
斬った感触が伝わる前に奴の体は倒れていた。
「いい速さだった……」
そう言って神は消えていった。
「……セラフィス、奴は死んだんだよね」
「ああ、一応はな。だが時間が経てば復活するだろう」
「そうか……」
そう言って私は剣を背中に背負った。
「一旦安全って事か、よかったよかった」
そうして私とセラフィスはディアスシアの家に戻ったのだった。
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