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{完結済み}転生しちゃったのでいっちょ神殺しをしちゃいます  作者: 猫こんた


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49話 勇気の讃歌

数十分後、エルフはセラフィスを連れて戻ってきた。

「へぇ、連れてくるなんて思わなかったよ」

「だって命の恩人だから……」

「このエルフから聞いたよ。このエルフの命を守るために自らの体を燃やすなんてね」

「ああ、そうだ……話はいいから早く治療してくれ。さすがに痛みが強くなってきた」

「おっとごめん。しかし酷いやけどだなぁ……火力が強すぎたのかな?」

「火が強くなければ光りを灯せないのでな……」

私はセラフィスに魔法で治療をしてくれたが少々火傷の痕が残っていた。

「しかし私を見捨てて逃げると思ったらセラフィスを連れてくるなんて驚きだよ」

「命を救ってくれたのはもちろんですし……何より信頼できるって思った」

「そうか……それで君はどうするんだ?故郷を破壊された今、選択肢は二つしかない。一つは私たちに付いてくるか。もちろん守る。二つはこのまま国に残るか。だけど死ぬ可能性は残っている。どっちにするんだ?」

「どうせここに居ても必ずあの神の刺客が私を襲いに来るのでついて行きますよ。はい。故郷の恨みを乗せていきますよ」

「そうか、ならついてくるがいい」

そう言って私は歩き始め、入ってきたマンホール目指して歩き出した。

(しかしあのエルフの顔にはどうしても復讐という考えが見えてきていたな……でもそれで付いてくるのはいいだろう)

私は宿に戻り、とにかく荷物をまとめ始めた。

(しかし火傷の痕が痛い……完璧に治すことはできないけど……魔法で何とか痛みを和らげてるんだな)

「うわー?」

「ナナシちゃん、いろいろと片付け手伝ってくれる?」

「ふぉい!」

散らかっている物を私たちは直していくと来客が来た。

「安達、いるか?」

「はーいただいまー!」

私はドアを開けた、そこには大きな袋を持ったシュバルァーさんが居た。

「ここに宿泊している情報は分かっていたが……入り口から遠くてとても合理的じゃあないな。だが敵から身を隠す点と言えば合理的だ」

「そうなのね……それで片手に持っているのは?」

「これは昨日の報奨金だ。回収した遺体は32体、そのうち身元が分かりご家族の元に帰れた遺体は31体、その分を合算すると51000Gだが昨夜の出来事があり、もっと上乗せになった結果、73000Gになった」

「うわ……すっごく多い」

「ちなみに破壊した看板なしだと10万Gは超えていた」

「でもすごい金額だね」

「そうだ、いい加減これを受け取ってくれないか?腕がプルプルしてるんだ」

シュバルァーさんの腕が面白いほどにプルプルしていた。

「面白いほどにプルプルしてるねー」

「そうだろう……早く受け取れ」

袋の中身を見ると札束があった。

「そういえば安達たちはGを金貨のまま保持していたよな」

「そうですが……」

「一応100Gから紙幣にできる。100Gから始まり1000G,5000G,10000Gと分けれる。どうする?両替するか?」

「両替しておきましょうか……」

「うちのギルドは札束はたくさんあるが金貨が無いんだよなぁ……困ったことに」

私は保管していた6400Gを手渡した。

「ぬおっ……これはこれで重い……」

「大丈夫ですか?」

「大丈夫だとは思いたいな……」

そして手渡されたのは100G札が4枚、1000G札が1枚の5000G札が1枚だった。

「ありがとう」

シュバルァーさんは金貨を引きずって宿を後にした。

「あの人って苦労人だね」

「うへ」

そして私は今ある有り金全部をポケットに入れ、野営道具を買いに行った。もしも道半ばで夜になってもいいように野営道具を買っておかないとさすがに寒い夜を過ごさないといけないからね。

最後まで見てくれてありがとうございます。

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