43話 神の裁きの被害者
風呂から上がり、ちょうど着替えが洗濯し終えたらしい。
「へぇ~ちょうど私たちが風呂から上がるタイミングで選択し終えるのか……って乾燥機付きか」
「そうなんだよね、本当に便利になったよ」
洗濯し終えた着替えを着ると全く臭いがしなかった。
「すごいなぁ……まるで新品のようだ」
「私の服も新品のようにキラキラしてる、すごい」
「おほー」
ナナシはセラフィスの服についている金具を引っ張っていた。
「ちょ……やめろー!それは飾りじゃあないぞー!」
「ふふ、楽しそうで何より」
そして外に出るとどこか冷たい風が私たちを襲った。
「ととのったー」
逆に私たちは風呂で火照った体を冷やし、整った。
「さてと、宿を取ろうか……ご飯はそこからだ」
「わかったよ~」
空はもう夕方の色になっていた。
「どこかに宿あるかなぁ~?」
「スイ、私冷静に考えたんだけどね、もしも宿の主人が私と敵対する神の信仰者だったら……どうする」
「どうするって何よ」
「寝首を掻かれる可能性があるんだ。だから誰かが見張りをしていないといけないんだ」
「その可能性もあるんだった……何か見分けれる特徴はあるの?」
「大抵は隠してある。だけど秘密の質問があるんだ。」
「その秘密の質問って……?」
「あなたの神って何なの?っていうやつ」
(それ進行してる神は誰かって聞いているんだよね……???)
「違った神を信仰してると言えば粛清にあっちゃうんだよね」
「へぇ~……なかなかむごい質問だね」
そして宿らしき建物に入った私たちはチェックインした。
「どうも、部屋はあいてるか?」
「はい、3部屋ほど空いています」
「なら一番奥の部屋を三日借りたい」
「3人ですね大人1人子供2人で……4000Gです」
「はい、4000G」
私はナナシから受け取った4000Gをテーブルに出した。
「少しお待ちくださいね」
そして計測し終えた店員は鍵を渡してきた。
「312号室の鍵です、3階の一番奥の部屋です」
「ありがとう」
そして私たちは3階に上がり、一番奥の部屋の鍵を開けた。
「おー、広いね」
「あの店員……ちょっと私を見くびってたね」
「もしかして子ども扱いされたから?」
「うん、だって私は子供じゃあないんだよ?」
「それは分かってる、でも身長が……」
セラフィスの身長は私より小さく、ナナシといい勝負になりそうだった。
「でも金が浮いたからよかったと思ったら……いいね」
その時、ドアがノックされた。
「……早速お出ましってところかな」
セラフィスは戦闘態勢に入り、私は慎重に覗き窓から外の様子を見た。
(なんだこのエルフ……白髪で少し華奢で……どことなく中性的な顔だ)
だがここに来る理由はない、そして私はドアの奥に居るエルフの顔は見覚えがない。私はドアからゆっくりと離れ、セラフィスと小声で話した。
「知らないエルフが居るけど……」
「それって本当にエルフなのか?化けた人間じゃあないよな?」
「中性的な顔だった」
「中性的な顔か……見たい」
セラフィスは触手でドアを開けた。
「どうぞどうぞ、中に入って」
壁には触手がうにょにょと動いていてエルフは引いていた。
(あのエルフはセラフィスにビビりまくってる……だって玄関の奥にこんな神が邪気を纏って待ってるんだから仕方ないよ!!!私だって部屋に入らないもの!)
セラフィスは強引にエルフの腕を触手で絡めとり、そして部屋の中に無理やり入れた。
「こっちこっち、こっちに来なさい」
エルフはあまりにも恐怖を感じたのか失神してしまった。
「ありゃ、駄目だったか」
「セラフィス……やりすぎ」
そしてエルフが起き上がるまでベッドに寝かせた。だけどこのエルフ……どこかで見たっけな……?
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