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Blaine out  作者: こっぴゃん
13/13

episode final

マサルを殺して残るは(タク)だけになった。

マサルが俺に殺してもらおうとしてたのは、戦い始めた時に気付いていた。明らかに言動がいつもとは違った。止めようと思った。でも親友の気持ちを無下にすることも出来なかった。

「やあやあ、優勝者のタク君。

最後に親友を殺したのは辛かっただろうけど、まあ生き残れて良かったじゃないですか!」

無神経に喜ぶ案内役に腹が立ってしょうがなかった。持ってた拳銃で五発撃ち込むが弾は全てすり抜けた。

「まあまあ、僕を倒しても意味はありませんから。

さて生き残った君には、元の生活に戻る権利と願いをひとつ叶えましょう!」

願いをひとつ?そんな話は聞いてないぞ…

でもこれでマサルが戻るのなら。

「親友を…成部マサルを返してくれ!!」

「それは流石に出来ませんよ。ゲームをやってもらった意味がない。」

そうだよな、そんな都合のいい話は無いか…

哀しい事だ。親友をこの手に掛けた、自分の手で大事なものを失くした、壊れたあの日常はもう戻ってくることは無い。

辛い気持ちで胸がいっぱいになる。

「はやく願い事を決めてくださいな。記憶を消去したいんですから。」

「記憶を…消去?

どうゆうことだ!?」

「このゲームに関する記憶をぜーんぶ消させてもらいます。あなたは今まで何が起こったのか微塵も覚えてない状態になるのです。

ま、マサル君に関しては考えてあげてもいいですよ?」

全部、忘れられるのか。この事を忘れらるのならそうして欲しい。だがマサルは…マサルの事は…残してほしい

「マサルの記憶は…」

そこで言葉が詰まった。何故だ?

その答えはすぐに分かった。俺はこの現実から逃げたがっていた。

親友のことを忘れるなんて非道だ。親友ならあいつの事を覚えておくべきだ。

そんなことは分かっていてもやっぱり心は忘れたがっていた。これが「逃げ」だとしても俺は、覚えているより最初から居なかったことにする方が良かった。

「ん?どうしたんですか?」

「…いや、なんでもない。

全て忘れさせてくれ。マサルの事も。」

「了解!」

すると突然、周りの白い壁が真っ黒になった。

「ではでは、優勝おめでとう!タク君!!」

どこにいるか分からない案内役の声を最後に俺は気を失った。


眩しい光が目に当たり俺は目を覚ました。起き上がると自分がベンチに横たわっていたのがすぐわかった。どうやらここは、学校の近くにある公園のようだ。空は茜色に染まり夕日が差していた。

しかしなぜここに俺は居るんだろう?

普通に歩いて帰ってた筈なのに…そういえば誰かと一緒だった様な……誰と一緒だったっけ?

顎に手を当て考えていると誰かに声をかけられた。

「あの、大丈夫ですか?」

声のする方に目を向けるとそこには男が立っていた。俺と同い年ぐらいで左目に傷がある活発そうな男だ。

「大丈夫です。」

そう答えると男はニコッと笑った。

「そう、それならいいです。」

そう言って男は、俺が背を向ける方へ歩き始めた。その時、何かが俺の中で引っかかった。

「あの!」

思わず声をかけてしまった。男はこちらを見て首を傾げている。

「あぁ、えっ…と……」

焦って言葉が出ない、何で俺は引き止めた?

「あの、気を付けて!」

男はありがとうと一言いうとまた歩き始めた。

何で止めた?なん…あ、なんか見覚えあるんだよ。そうそう、あの顔どこかで見たことある。

「坊っちゃーん!」

向こうから別の男が走ってくる。スキンヘッドのあの感じは…家のモンか。

「坊っちゃん、組長(オヤジ)さんがお呼びですぜ?何でも大事な話があるとか。」

「親父が?ふーん、分かった。」

さあさあと急ぐスキンヘッド。

今何時かとスマホの画面を見るとそこには異様な画像があった。

俺ともう一人の人物が写っていた。さっき俺に声をかけた男である。不思議に思うと同時に気味が悪かった。画像フォルダを見ると「親友」と書いてあるフォルダ内に俺と男との画像が山ほど有った。

「なんだこれ?」

画像を全選択して…一括削除。

ボタンを押そうとした時、指が止まった。

これは…なんだか消しちゃいけない気がする。なんでかは分からないけど。

俺はスマホをポケットに入れ帰路に経つ。



────────────

無数のコンピュータが並ぶ部屋で白衣の男性がモニターを見ていた。すると向こうから同じく白衣を着た女性が書類を持って来た。

「こちら、今回の結果です。」

「ありがとう。

それにしてもヤクザの息子が生き残るとは…」

「成部マサルと同じく抹殺命令が下っていたのに…良かったのですか?」

「なに、構うものか。次の実験(ゲーム)で殺せばいい。」

男は書類を無造作にデスクの上に投げた。その中の一枚にはこう書かれていた。

「報告書4:参加者と与えた武器及び能力情報


辻 ランドウ 針 必殺


高橋 ミツル カプセル 調合


藤堂(とうどう) キヨタカ 双剣 連携


加賀美(かがみ) アキマサ ボウガン 豪足


ジョージ・ブラウン スナイパーライフル スコープ


カルロス・エマーソン 火炎放射器 サーマル


キース・サンタナ ナイフ カムフラージュ


仁導 ショウコ 糸 音


成部 マサル 透視


影宮 タク 刀 危機察知」


男は女性に話を続けた。

「高橋と仁導はこちら側の人間として送ったが両方とも死ぬとはな。」

「はい、ジョージ・ブラウンも刺客として送りましたが…最期、成部マサルに情報を漏らそうとしていました。」

「まあ仁導も重大なミスを犯して我々の手によって死んだがな。」


男は椅子に座ってパソコンを立ち上げた。

「さてさて、次の実験(ゲーム)を企画せねば。」

最後まで読んでいただきありがとうございました!

短編として投稿した今作品は一話一話が本当に短かったと思います。

本人としてはいい設定を考えたと思いますが文章力のなさで台無し感は否めませんでしたね笑

皆さん的にはどうでしたか?作品のいいところ、悪いところ、それぞれを見つけて頂けましたか?

もしあなたがこの作品を読んで「楽しかった」「面白かった」と思っていただければ嬉しいです。

では次の作品まで、ごきげんよう!

ご愛読ありがとうございました!!

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