アイと一緒に学校に戻る。魔王学校 1年目(4月22日。23時ごろ)
薫はアイとのんびりと学校に戻った。
学校の保健室で、アイとナナ、アキ、フミが起きて待っていてくれた。
「本当に無事でよかった」
と、言いながら、アキがアイに近寄って、抱きついた。
「うっ。
うぅ〜〜〜。
……、……。
みなさんの前で恥ずかしいから、早く離れてください」
と、アイは、恥ずかしそうに、バタバタしている。
「薫のおかげで本当に無事に終わってよかったよ。
やっぱり、流石だな」
と、フミが薫に向かって言いながら、頭を撫でる。
「フミさぁーん。
どさくさにまぎれて、薫に触らないでください。
薫は、私のものなんですからね」
と、ユイが言いながら、薫の右腕に抱きついてくる。
「本当に戻ってきてよかった」
と、ナナが言いながら、左腕に抱きついた。
「あなた達、私の奴隷に手を出さないでくれる?」
と、アイが、ユイとナナに割って、入ってきた。
「奴隷?」
と、ユイが聞き返す。
「そうよ奴隷よ」
と、アイが満足そうに、右手を胸に当てて話す。
「奴隷ではないでしょ。
実は、アイのボディーガードなのですよ」
薫は、言ったあとに、ユイそういうことになったということと、後で説明するという合図のために目配せをした。
「だが、俺は知らなかったぞ」
と、アキが、驚いたように、ちょっと疑いの目を向けながら、薫とアキの顔を見た。
それに対して、アイは、
「お兄様が知らなくて当然ですわ。
薫は、ボディーガードですもの。
だから、身辺警護上、素性等については、お兄様であっても、伝えられませんわ」
と、答えた。
「そうか、わかった。
兄弟であっても、身辺警護のようなことは極秘だったりするからな。
薫、アイをよろしくな」
アキは、腕を組みながら、頷いて、納得していた。
そのあと、夜遅いということもあり、少しした後、薫は部屋に戻って行った。
薫は、部屋に戻り、色々とひと段落し、今日は、ゆっくりと眠れると布団の中に入った。
薫が、寝ていると、いつの間にか体の上が重くなった。
ベットが、『ギシリ、ギシリ』と、音がする。
目を開けると、アイがいた。
「なっ、なんでここにアイがいるんだ?」
「当然、夜も守ってもらうためよ。
王族である私と一緒の部屋で眠れるのだから、喜びなさい」




