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魔王をたおした真面目な勇者は、グレました‼︎  作者:
3章:元魔王の孫、アイ
38/97

明日の準備。魔王学校 1年目(4月21日。夜)

1日一緒にいることについての追加連絡は、その日のうちにあった。

連絡方法は、アイの使い魔(鳥型)が手紙を持ってきたのだった。


内容は、下記の通りとなる。

・日時:4月22日 朝9時に校門に集合

・行き先:秘密(当日、私が案内します)

・服装:私服(武器持参)

・明日は、楽しみにしてます♡

と、いうものだった。


薫は手紙を読んで思った。

明日は、学校があるのに勝手に休むことになってる……と。

しかも、アイは、学校に入って、まだ2日目なのにサボるだなんて、さすがは元魔王の孫だなと……。

それに気になるのは、デートなのに、武器持参って一体なんだ?何があるんだよ?と……。


だが、薫には拒否権はない。

『わかった』と手紙を書き、窓で待機していたアイの使い魔に手紙を渡し、持って行ってもらった。


そして、薫は、月を見ながらつぶやく。

「ユイは今頃何をしているのかな」と……。


一方、ユイとナナは共通のアイができたので、ナナの部屋で作戦会議を開いていた。

なぜナナの部屋かというと、アイが朝言ったことに対して、いてもたってもいられずナナの部屋におしかけたのであったのだ。

仮に、フミからちゃんと薫がどうなっているか教えてもらえていれば、まだユイは落ち着いていれたかもしれない。

しかし、フミに放課後聞いたら、

「まあ、まあ。

相手は、王族だからな、しばらく何もせずに様子を見ておいた方がいいよ。

あと、理由は言えないけど、薫君にしばらく話しかけない方がいいよ」

との回答だった。

ユイは、薫が、今、どんな状況なのかまったくわからないのでストレスがたまっていくのであった。

確かに、ユイは薫に連絡をしようと考えたもした。だが、薫が元勇者ということをバレてはいけないという特殊事情を考えて連絡せず我慢してるのだ(我慢の限界はもう少しで超えそうだ)。

そして、ユイとナナの作戦会議は夜な夜な続く。



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