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魔王をたおした真面目な勇者は、グレました‼︎  作者:
3章:元魔王の孫、アイ
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ユイとナナの作戦。魔王学校 1年目(4月22日。0時すぎ)

ナナの部屋は、いわゆる『女の子』らしい部屋だ。

部屋の中を見渡すと、淡いピンクを基調とした家具が揃っている。

ベットの上には、大量のぬいぐるみ。中には、人のサイズぐらいのぬいぐるみ(くま)もある。


今、ナナの部屋は、打倒『アイの作戦本部』になっていた。


「ふっ、ふっ、ふっ。

では、実行に移しますか……。

ユイが、ナナに話しかける。

どうやら、薫とアイの状況がわからないので、我慢の限界を超えてしまったようだ。

「そうですね。

やってしまいましょぉ〜」

ナナが後押しする。

そして、ユイが、「では」と言い、手を両手を合わせ、徐々に手と手の間を膨らませる。

手を開くと、そこには、紫色に光る蝶がいた。

そして、ユイは、

「行けっ。

『アゲハ蝶』」(ドヤ顔)

と言うと、ひらひらと飛び、窓から外に出て行った。

ユイが、アゲハ蝶を出したのは、ナナに手品を見せたかったわけではない。

盗聴用の使い魔を呼び出し、薫のところへ送ったのだった。

つまり、ユイとナナの作戦は、薫の寮の部屋のところに盗聴用の使い魔を送り、監視させようしているのだ。


ユイが薫のとこへ使い魔を送り、20分ぐらいすると、薫の部屋の窓から5mぐらいのところに着いた。

ユイはあと少しだっと思った瞬間。

『パチンッ』

と、使い魔は消えてしまった。


それもそのはず、薫は、万が一、敵の侵入に備えて、結界を張っておいたのであった。


だが、ユイ達はそんな程度で諦めなかった。

使い魔の強度を高めたり、1度に送る使い魔の数を増やしたりいろいろと試した。

が、すべて失敗に終わり、気づいた頃には、登校の準備をしなければいけない時間になっていたのだった。

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