騒動
どうも泡沫モズクです!
久しぶりの投稿です!
ぜひ楽しんで行ってください!
最初に食ってかかってきた先輩の横には3人の体格の生徒が並ぶ。すると、横にいるいかにも私貴族ですと言っているような服装のやつが話し出す。
「お前、たしか今日この学園に来たやつだな?」
「あぁ、そうだけど?なんですか先輩?」
カムルはそう言い睨みを効かせると今話してるやつ以外はヒッ!と驚く。
ほんとにこいつら喧嘩する気あんのか?と思ったが言葉にはしない。
「いや、特待生だからその力は本物なのかと思ってな、、」
「何が言いたいんだ?」
「いや、俺はこのことには首を挟まないでいよう。その方が得策ぽいからな」
ほー、こいつ相当頭が切れるらしい。確かにこの学園への特待生は上位精霊との契約だ。それこそ絶対な力がなければ特待生なんてなれやしない。それがわかってるこの先輩は頭が切れる。でもしかし、そんなことも理解できないこいつらは鶏かなにかなのか?
「先輩、名前なんて言うんですか?」
「俺はグラワムだ、性はあえて言わないでおこう。では、頑張りたまえ若き英雄よ」
その瞬間、嫌な気が体にまとわりつく感じがして鳥肌が立つ。
あいつ、一体何者だ。調べる価値はあるな。
そんなことを考えているとさっきまでおとなしかった先輩(笑)は顔をトマトのように真っ赤にして怒り出す。
「グラワム!裏切ったなあいつ!まぁ、いいこんな雑魚すぐ捻り潰してやる!お前たちやれ!」
お前がやらないのかよ!と盛大に心の中で突っ込んだことは俺の神姫と俺しか知らない。
「ルート、やばかったら逃げていいからな。そのあと笑ったりしないからさ」
「逃げたら絶対笑うじゃん!いや、こいつらには相当鬱憤が溜まってるからね。存分にやらせてもらうよ!」
そういうとルートはポケットから指ぬきグローブを出し手に付ける。
「第2解放」
そして、俺は体の魔力を循環させる。急速に練り上げた魔力は体内で静かにかつ荒々しくなる。
魔力を見れる人がいればその人は多分腰を抜かすだろう。なぜなら体内に練り上げた魔力は常人の二倍である。それを圧縮したのだからそれは物凄い力となる。ぶっちゃけこれは横入りした奴らの当然の報いなので手を抜いたりはしない。決して俺が心の狭いやつなのではない。
「さぁ!いくぞ!先輩(笑)!」
まずはじめに、、、、、主犯から落とす。
練り上げた魔力により身体能力が上がり元々鍛えていた俺にまたブーストが掛かるのだから目にも留まらぬ速さで相手の懐の中に入る。
そして、右手に魔力を収束させ、先輩の腹部に衝打をぶちかます。
ドカーン!!
あら不思議なことに先輩はお帰りになりました。(物理)
あの一撃を食らえば明日1日は満足に体を動かすことはできまい。
「おっと、ルートばどうなった」
ルートの方も片付いたらしくこちらに向かって来ている。
しかし、ルート君仮にも先輩なのだから苦戦すると思ったのにな秒殺だよ秒殺。しかも彼はなぜか槍を持っているしどういうことなんだ?
「お前槍なんて持ってたか?」
「あぁ、これか?これはな俺が今作ったんだよ魔術で
。」
「へぇー面白いな」
「カムルの方もデタラメやってたじゃん」
「まぁな」
そんなこんなで俺たちは無事先輩(笑)たちを倒しました。
そう言えば寮長はなにしてるんだ?こんな騒ぎならいち早く来て止めるのに。いや、待てよあいつならこれはほっといてニヤニヤして見てそうだなこれは。絶対そうだ!
そんなことを考えながら俺はルートと一緒に食事にありついた。
俺たちはへやに戻る前に大浴場に向かい風呂に入った。ここの風呂は実に良い!とにかく馬鹿でかくて綺麗だ。
えっ、風呂と言ったら覗き?ここは男子寮なのでそう言うお約束はありませんので悪しからず。
へやに戻ると今日は色々あったのか疲れたのかすぐ睡魔が遅い俺は記憶を闇に落とした。
カムル、、、、カムル、カムル!
「うわ!なんだよお前!どうしたし」
目の前にはヘスが俺に跨って顔を覗き込んでいた。
「えーとね出て来ちゃった!てへ!」
「でてきちゃったね、フォスは?」
そう聞くとヘスは明らかに不機嫌になり
「もう、私がいるのにフォスのこと気にしてる!いけない子だな〜」
「いや、悪かった。で用事があってきたんだろ?どうした?」
その瞬間ヘスが真剣になり夜闇に溶け込む漆黒の双眸で俺を見つめる。
「この学園で、良からぬことが起きる。絶対に。だからそのことを伝えたくて。でも、まだ曖昧だから怖くて。」
声のトーンがいつもより低くなっている、明らかに顔も暗い。相当言うのを悩んでいたに違いない。
俺は無意識にヘスを抱きしめていた。ゆっくり頭を撫でるまるであやすかのように。
「心配するな、なんとかなる!だから、心配するな」
そういうとヘスはニッコリと笑い先ほどまでとは違い元のヘスに戻った。
「じゃあ、今日はカムルと寝る!じゃあお休み!」
「おい!ヘス!って寝たし、どんだけだよまったく」
そう言いながらも俺もそのまま寝てしまった。
次の日はルートの悲鳴が俺のアラームであった。
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