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黒猫バステト神が参ります!(セーラー服と雪女 外伝)  作者: サナダムシオ


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① プロローグ

 黒猫バステトは、我々のソレとは別の、とある並行世界の"猫の惑星"で暮らす''戦士"だ。因みに彼女の夫は、その国の王子で白猫のミケーネ。二人とも、かつて我々の世界線の惑星ガイア――つまり地球を訪問し、動物テレパスの真田由理子と共に、活躍した経験が有るが、それはまた、別の話なのである。


  さて、そんなバステトには、夫に隠れてコッソリ楽しんでいる趣味が有った。それは、時空旅行機に乗って、行き当たりばったりに別の並行宇宙を訪れ、正義の味方として、各地で困っている者を助ける事だった。


 彼女は何故、そんな酔狂な事を始めたのか?簡単に言えば、ヒマを持て余していたからである。元々は戦士として、我々ニンゲンの世界線の、古代エジプトで活躍していた彼女を、今の夫であるミケーネ王子が見初め、結婚したのだ。


 しかし、そのミケーネが、仕事やナンヤカンヤ有るとかで、最近は全然構ってくれないのだ。だからバステトは、すっかりストレスを溜めてしまった。


 そんなヒマな時間と、有り余る体力の捌け口を探すうちに、彼女はついに、この趣味を思いついたのだった。もちろん、自分がこの広い時空の中で、最強だなんて、思い上がってはいない。


 それでもきっと、自分のチカラを必要とする者たちが、世界のどこかに居るはずだ。誰かの役に立つ事が出来て、暇つぶしにもなるなら、"一石二鳥"ではないか。


 そうと決まれば、早速出発だ。

 バステトは、城の中庭に停泊させておいた、プラチナシルバー色の、アダムスキー型時空旅行機に跳び乗った。そして、目的地の時空の座標を、ランダムに設定して、時空転位ボタンを押したのである。


 さあ、鬼が出るか、蛇が出るか?彼女はワクワクしながら、時空転位終了の時を待つのだった。


挿絵(By みてみん)

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― 新着の感想 ―
「猫の惑星」=時空転移=『人間の世界』 この物語の世界観? 舞台は上記の二つだけなのか。 あるいは他にも存在しているのだろうか。 個人的には他にも存在して欲しいと願いつつ、舞台となる世界が二つの方が…
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