③完結した作品をいつか直し続けられる書き手になりたいけれど、まだそれが難しい
完結した作品を、いつか直し続けられるような書き手になりたいし、実は、そのような書き手になりたいのだけれど、……私は、まだそれが出来ない。
何故かと言ったら、完結させてもその完結作に戻れる程、気持ちの余裕も無い上に、書き終えていない作品やこれから書きたい作品が(資料がないとか知識が追い付いていないとか、手に負えないとか全て抜きにして)あり過ぎる程あるから、やっと完結出来た作品を直すことが出来る状態になれない。
……でも、現状は、書けたものすら完結出来ていないものばかり。完結出来たものも、直しが出来る程、状態に余裕がなく……、結局、結論は、全てにおいて器が熟していないからなんだろうな、ってそう思えてしまう辺り、能力が低い表れなのかもしれない。……でも、仕方ないと思えてしまう。書けるものと書きたいものの間に常にある、書きたくなるものばかりがあって、……書く端から消えていくのだから、いつだって追いつかない。
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……結局は、あれかな?想像だけで終える未出の大作が、やっぱり一番夢のあるものなのかなとか馬鹿みたいなこと思ったりしても、……やっぱり書きたくなるから、それじゃ、嫌なんだろうなって思う。……私は、今、表出出来るだけして直しまで行きつかなくて、次ばかり見て、それでも楽しいからだけれど、……でもそれじゃあ、いつまでも完成度は見込めないものばかりになるのだろうし、私はいつまでも上手くなれないのだろうなと思う。
……いつか、直しが出来る余裕のある書き手になりたいけれど、……そんな日が来てくれる日は……出来るようになりたい。