10/12
4.2
思い起こすは遥かな昔
未だそれとは気づかぬ頃を
隣に在ればただそれだけで
他には何も望むことなく
あえて理由を問いもしないで
微睡みの中たゆたうように
明日明後日も今日と変わらぬ
日々が続くと疑いもせず
夢見の内はそがうたかたと
消えゆくことを知ることもなく
やがて迎える目覚めの時に
その残像をかきいだくのみ
喪うまでは判らないもの
果たしてそれが何であったか
今更それに名を付けるなど
詮無き事と知ってはいても
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間をまと読ませて、その間ととらえさせるのは少しきついかなと、そこの言い回しを変えてみる。
そして、抱きしめるを掻き抱くに。そのほうが強い切実感が出るかなと。




