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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
2章:集いし戦士と龍の群
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群れなす龍を穿て4


「グアアアックソッ!羽虫がウジャウジャうぜえんだよ!」


アナウンスのあと目の前の機械龍が光出したかと思えば、声を荒げて喋り出した。

「お口が悪いヤツでゴザルか?」

「どっちかって言うと昭和のジャパンにいたって言うヤンキーっていう部族じゃない?」


若干間違った認識をしながら、ミストハイドとレア含めた幾人かのプレイヤーが相手を見る。

「いんやあ?羽虫とは言ったが思った以上に粒揃いじゃあねえか。特にそこの2人は一口じゃあ行けそうにねえなあ」

「えへへへ、ワタシチャン強いでゴザルか」

「まあ私現代最高クラスの魔女だしね」


誇らしげにしている2人を見て龍が笑い出しながら

「決めたぜよぉ!本来なら侵入者を入れねえようにしなきゃあなんねえが、お前らの相手を優先してやらあ!!!」


その叫びとともに、尻尾部分から無数のミサイルを放ってきた。

「お、チャンスでゴザル」


レアの出した大鷲に乗っていたミストハイドが飛び出し、ミサイルを跳び越えて接近する。

「くらえでゴザル!」

背中に飛び乗り大剣を振り下ろす。

ダメージを与えられてはいるが、浅い。


他の皆も決定打に欠けるようなダメージしか与えられている印象しかない。

「全属性耐性が付いているでゴザルか?」

「いや流石にどれかあるだろ」

「解析したけど機械特性の特攻持ってる奴の攻撃も入ってる感じがしない!」

「魔法も駄目!異様に硬い!」

「そりゃあそうだ羽虫ども!俺は複数隊のミニオンを連結させることで相互に耐性を付与されているのだ!純粋な防御や体力ならボンブが上でも、この俺ヴァルリーク様の方がダメージを受けねえんだよ!」


なんと耐性オバケというヤツか。そう思い一旦戻ろうとすると

「オイオイ誰が逃すとでも?」


いきなりヴァルリークの体表に電気を纏った突起が現れる。

「全員離れろ!!!」

レアの叫びに反応するように、突起物から電撃が体表を被う。

それによりミストハイドを含んだほぼ全員逃げ切れたが、2、3人麻痺してそのまま落ちていった。


だが1つだけ分かったことがある。全ての攻撃に耐性があるなら

「「「数打って落とせば良い!」」」×多数


一撃で倒せないならば倒れるまで何発でも攻撃してやれば良い。

「OK。やりたいことは分かった。大鷲、猿」


多数の猿が乗った大鷲達を飛ばしてリークを包囲する。

「な…なんだこの羽虫は!?まるで生命を感じない」


その周りをいつの間に出したのか、ミストハイドの武器と共通したクナイが飛びかう。

「《葉月・流転》!」


プレイヤーのAGIを参照して専用のクナイのある場所に飛んでいく葉月・流転を利用して、時に武器を入れ替え攻撃を浴びせる。変幻自在ゆえリークも対応に遅れる。


だが、コレには明確な弱点があった。

「最後の一本まで、俺が耐えれば捕えられる!」


ミストハイドが、出した最後のクナイへ飛んでいくのをヴァルリークは見逃さない。

「くらえ羽虫g「今だ、行け猿達!」、何!?コレは」


レアが周囲に飛ばした大鷲に乗った猿達がヴァルリークに飛びかかり、動きを抑える。

さらに

「畳みかけろ!」


猿達が飛びかかった瞬間に他のプレイヤー達も攻撃に打って出た。

「それとワタシチャン、まだクナイを持っているのでゴザルよ!」


ミストハイドが追加で飛ばしたナイフにより、更に攻撃を仕掛ける。

「くぅ、さっきは俺の動きの封じと手数を増やすための囮ってわけか。ならコレを切るしかねえなあ!!!」

制限された体でなんとか身を捩りながら、空に口を開ける。

「降り注ぐ音界(ハウリングメテオ)ォ!」


レーザーではなく、音の波を空に飛ばし………弾けて降り注いだ。

「こうなりゃあ我慢比べと行こうじゃねえかあ!!!」

「みんな畳み掛けるでゴザルよ!」

「「「言われなくても!」」」×多数

「こっちも行く、人狼!」




「クソがあ………まだ残ってんじゃあねえか」


浴びせ続ける攻撃、降り注ぐ音の流星、2つがぶつかり合った結果何人かは落ちたが、ミストハイド達が残っていた。

「畜生がっ…もっと早いうちにやっていれば落とせたかもしれねえかったかもな」


そう言い残し、ヴァルリークは落ちていった。

「なんとか勝てたようだね」

「もう体力も武器耐久もあまりねえか」

「コレは戻るしかないわね」


皆が口々に撤退を宣言する。

「私たちも戻ろう。どっちみちあの状態じゃあ今行っても意味がない」

「そうでゴザルね」


変形した浮島を確認して、レアとミストハイドも立ち去る。

「あとはオダイカンサマ達のステージでゴザル」


『ヴァルリーク:撃沈』

『自律起動カウンター2/3』


葉月・流転

コレは一回使いきりの流転クナイという投げナイフを利用して飛ばしたクナイの位置にAGI参照の高速移動をするという忍術スキル。

転移でない分次元刀・踏覇と大別できはするけど、数の暴力ができるため前夜祭半分に合流したときにこれを知ったセンジュが発狂したりしなかったり。

まあ製作コストが超重いし運が絡むのでかなりキツイ。

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