【side:H&N】 武人の意地
「フッ何やら童は大変なことになっておるようじゃのう」
「そんなこと心配している暇はないネ!」
李凛花対ヤオ・リーの戦いが始まっていた。
使用キャラは、凛花がガイア、ヤオがリュー・ヴェルゴーを使用。
コレは、予想できていたことだ。
凛花は素手の戦闘を得意とし、ヤオ・リーは長物の扱いに長けていた。
そしてどちらも、小細工はあまりしないタイプな以上、決勝戦でぶつかれば、シンプルな戦闘を得意とする彼らが選ばれるのは当然と言えよう。
事実、視聴者の中で多少心得がある以上の者は、誰しもこの結論に行き着いた。
そして1回戦。
コレは凛花が勝利し、最早チーム『ハッケ』には後がなくなった。
そして2回戦に入ったのだが、最早引き分けからの延長戦以外望めないヤオ・リーだが、視聴者の予想に反して攻めに転じた。
「フッ、拳か棒かの違いはあれど、接近でこそ日の目を浴びるキャラクターじゃからのう。攻めの姿勢をとるのは良い選択じゃ。とはいえ見境ないのう」
「そりゃそうでしょう?武術の心得…いや貴方のことを知る武人であれば誰もが思うことです」
一度でいいからどんな手を使ってでも李凛花に1本取りたいと。
だが、凛花は花で笑う。
「ハッ、それだけでお主ら満足いくのかえ?」
「行かない。けど、貴方にはもう時間がない!だったら今のうちにできる全てを持っていく!!!」
「フフッ、それで良い!」
通常ならば、ベストコンディションこそ保てど、小細工無しに勝ちに行きたいと武人たちは考える。
だが、仙人と呼ばれる最強の武人である李凛花には、いつくるかも分からない時間が迫っている。
それを知ってしまっていれば、どんな手を使ってでも1本取りたいと考えてしまうものだ。
「オラァ!」
「甘い」
リューによる、足元ほどの低い位置からの頭を狙う突き。
易々と回避されるが、それはブラフだと言うように棒を振り下げ、足を狙う。
それを凛花は、完全に読み切り最小の飛び上がりでカウンターを繰り出す。
しかし、凛花のカウンターをヤオは更に頭を低くすることで回避し、その勢いで通り過ぎた。
「まだまだぁっ!!!」
「来いよクソ餓鬼!」
未だ勝敗は掴めない。
だが、どちらもこの調子でいられる訳ではない。
集中の糸を切らした者こそが、負けるのだと。
もういろいろネタバレしておかないと着地点が自分で分からなくなりそう
あと今回で終わらせたかったけどチョイ延長




