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現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
4章:EGE護衛ミッション
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【side:H&N】第一回戦開始 そして瞬殺


時はEGEメインイベント1日目夜の部。


凛花…コールとクノイチの戦いが始まろうとしていた。

(さて、ルールは対戦相手との3本先取。多くの勝ち点を取った時点でチームの勝利が決まり、計6回戦まで行い引き分けの場合は互いに代表を選びエクストラマッチを行うんじゃったな)


順当にルールを把握しつつ、先方にクノが出る。

「では、お先に出陣でゴザル!」

「おーう行ってこい」


今更ながらに、英語でしゃべりつつ語尾にゴザルとか付けているけど、そろそろ誰か突っ込むヤツ現れないかなぁと思い、観戦することになった。

今回の相手は、チーム『E-combat』。


どうやらe-sportsのチャンピョン級の面子であり、普通にアスリート並みに鍛えているメンツのようだ。

格ゲー畑の連中であるが故のノウハウと、リアルで鍛え抜いたが故の体の扱い方の理解でコチラに挑んでいる連中だ。


本来ならば、それだけの連中相手にそこまで警戒する必要はないが、K2(ノックアウト・ノウズ)(DE「VI」CDE)はリアルのスキルが100%生かされるわけもなく、構造の都合やシステム内のステータスから、動きに制限がかかってしまう。


故にコールは、ワンチャン負ける可能性もあると心のどこかで滾っていた。

(クノはローゼン・ホロウを選びおったか)


ノックアウトノウズは、ストーリー性のある格ゲーだ。

ヒーロー的なやつもいれば、ヒール的立ち位置のやつもいる。

その中で、ラスボスと言っていいのが彼女。


言葉巧みに世間を動かし、テロを助長させ、その上で争いを止めようなど言い放ち、表舞台に名乗りを上げる宗教家。

そんな彼女の言葉で、世間が麻痺しかけ犯罪が横行するが故に、一周回って格闘の方がやり易いとなってしまっているのが、あの世界だ。

作中的には、戦わなくても厄介なキャラクターだ。


(相手は確かユノンとか言ったかのう。選択したキャラは…キャプテン・ゴールド!確かローゼンのライバルキャラじゃったな)

相手が選んだのはキャプテン・ゴールド。

別名『金の王』とも呼ばれるほど、金運に恵まれた投資家だ。


ローゼンの演説のみのスタイルに対して、投資戦略を用いて彼女と拮抗していた巨匠でもあり、金に物を言わせて鍛え抜き、パワードスーツでさらに強化したウルトラリッチなヤベーやつだ。

ソレ故の重量キャラではあるが、強すぎてたびたびナーフされているし、今作もナーフされたなっていうくらいには弱体化されていた。


だが、あのゴールドはなぜかどれだけナーフされてもローゼンの上を行ける性能となっている。

ある意味プレイヤーの執念も混じっているのかもしれないが、ナーフされる度に新しい戦法を発掘され、環境の上位に残り続けているのだ(偶に落ちるけど)。


そして、なぜか毎回ローゼンに優位に立てており(別にローゼンvsゴールドで、ゴールドに隠し強化が入るようなことも確認されていない)、自分よりある程度上の実力のプレイヤーがローゼンを使っておれば、ゴールドで倒せるくらいの状況が基本だった。


本当に奇妙な出来事だろう。

『この勝負、俺がいただいたも同然だな』

『どうでゴザろうかね?』


だが悲しいかな。

今回の相手は、ただの格上ではない。

世界のトップクラスの実力を持つ忍者であり、ゲーム内でもしっかり暴れられる阿呆だ。




『おおーっとクノイチ選手の猛襲。敵に隙を与えぬ攻撃の連鎖で反撃を許さぬ攻撃で瞬殺だ〜!!!』

やっぱり、瞬殺で終わるようだ。


キャプテン・ゴールド

政治にもガッツリ精通しているバッ〇マンみたいなやつ

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