【side:M&B】このゲーム弓もあるぞ
今回から本格的に【side:M&B】、【side:H&N】で分けての本格始動です
また分けてない回も挟むだろうけどね
「お、弓あるじゃーん買えるかな?」
1日目の護衛終了。
てことでゲームをプレイして、戦闘スタイルを決定するために奔走し始める。
このゲーム、武器関係は結構リアル路線だから、思ったより性能差が生じていない。
まあ武器種の違いとか、世代的な違いによる差は顕著だが、そんなことはよくある話だ。
あとNPCから聞く武器の中に、阿呆みたいな武器も多い。
性能は確かなんだけどなぁ。
最終的にリスト見ているだけで、面倒くさくなったのでもう一本刀を買おうと思っていたのだが、路地裏に朽ちているとはいえ、弓が発見されたので方針変更。
飛び道具なら弓とか投擲くらいしかできないとはいえ、このゲームあくまでシューティングメインだからね。
ちゃんとしたもん1つは持ってないと格好がつかない。
「またあそこで良いかな?」
エアは所用で遅れるようだし、ササっと手に入れるか。
「おっちゃんやってるー?」
「おうオキツネか!やっているとも」
やってきたのは、前回の探索で発見し、メインの刀を作って貰った研究会『武蔵美研』だ。
技研ではなく美研。
この世界では、刀が非効率な武器という判断であまり武器として流通していない。
そのため技研を名乗ることができず、美術鑑賞用の商品作りに重きを置くという建前で美研と名乗っている。
いや仲間外れでも作りたいのか?
実際あんま流行っておらず、研究会の面々は研究室長のシュゼンとその孫のシュリだけだ。
「シュゼンのおっちゃん外でこんなものを見つけたんだが、もしかしてこういうのも作れたりする?」
「ああ弓だな。確かに作れるが素材はそっちで工面してもらうぞ」
「OK!」
てなわけで割とあっさり承認され、素材を提示されたが…まあ持ってませんよね。
特に弦の素材がねえ。
矢とかはあまり問題ないようだが。
そんなところで、急にノックが入る。
「アーラ武蔵ビ・ケ・ンさんご機嫌麗しゅう。最近またアナータの武器を持った探索者が死んだそうよ」
「フン。武器持ったやつの不幸話なんざどこも同じだろ。てか人気どこのお前さんの方が多かろうに」
うーん分かりやすいくらいに嫌みを言いにきた人だ。
職人肌とかそういうやつを取り纏める組織のやつだと割といるんだよな。
てか化粧と性格が見た感じだけでも濃い。
「誰?」
「エネルギー弾専用の武器を取り扱っている『CP-W技研』のアジャリバイだ。結構人気どこだが、お前さん知らんのか?」
「ここきて刀手に入れるのに奔走していたからな」
「アーラアナータは」
なんだ?
既に話題になるようなこと俺したか?
「ここによく来る銃を持たないおバカさんね!銃器も持てないなんてマトモに稼げているの?良ければワテクシの商品をカ・ク・ヤ・スで売ってあげるわよ〜!」
「いや必要ない」
へ?って顔しても意味ねえよ。
少なくとも俺のロマンにおいて、銃などただの甘えだ。
当たるかどうかは兎も角、ほぼ真っ直ぐに飛ぶなぞつまらない。
俺たちからすれば避けてください、斬ってくださいとアピールしているようなものだ。
「フ、フーン…そこまでいうのなら、ワテクシの推薦するお得意様と一騎打ちしてみては?」
「なーんで?」
「ボクちゃんね、実はココを買収する予定でして。それを賭けての余興にはなるかと」
うーんこういう店とか組織運営の一部を、余興で失う可能性を出してくるのはどうかと思うのだが。
まあ一応ゲームだし、そこはそういうものだとしよう。
「分かったがこの店のことだからおっちゃんが了承するならな」
「俺は構わん。ソレより負けた後の言い訳でも考えるんだなぁ若作り」
「オーッホッホッホ!威勢がイイですねえ」
まあ化粧の感じからして、若作りなのはワカル。
アジャリバイさん(48歳)
見た目は30戦後




