表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
現代の武人は仮想世界を無双する  作者: カンナトウジ
1章:鉄打つ乙女と次元の龍
12/120

相対する龍と冒険者

正直ここらへんで貯蓄がなくなってきている


マグマの流れる洞窟にて、3人の冒険者と一体の龍が対峙している。


「チョーイチョイこれ仙女ババアがヘイト稼いでも攻撃飛んで来てんじゃん!」

1人の桃色の剣士が、死角から飛んで来た敵の攻撃を避ける。さらには、龍の噛みつきまで来るが難なく躱し、顔に剣撃を与える。


「クソッ!配置覚えるのキツいんだよ!」

そう言っている間に龍の周りに雷の膜ができ、龍を一時的とはいえ拘束する。


「ホレホレ!コレくらい捌き切ってみせよ!」

「クソが!バイクで避けてるやつには言われたくねえ!」

1人の仙人が、バイクに跨り剣士のそばを通り過ぎる。先ほども、()()()()()()()()()相手を拘束したのだ。


「しかしヤツの鱗が空中に留まっていないのはありがたいな」

「そこまでされておれば今頃コヤツを使ってはおらんよ」

「そうでなくてもちょっと硬すぎるだろ。どこかに弱点とかないのかよ」

と攻撃したばかりの顔部分を見やると、あまりダメージが入っていない。


「おそらくは鱗を射出したところが黒くなっているので、そこに攻撃を当てるべきでゴザルよ」

スタッと剣士の隣に降り立ったもう1人、()()()()()()()()()()()()()()が、語る。


「ミスト、そこらじゅうに刺さってる鱗は」

「ああアレ破壊は可能っぽいでゴザルけども、普通に拾えばアイテムとして持ち運べるでゴザル」

とさっきからそこらじゅうに突き刺さっていた鱗と同じものを影から取り出す。


「それは少々欲が出るのう」

「じゃあミストは引き続き鱗を取り除いて…そろそろくるよ!」


「Vvvvooooooooooooo!」

バリッと膜を引き裂き、龍が顔をのぞかせる。そして体を丸めて全方向に鱗を放った。


「「「「「ではコレで回収してくるでゴザルね!!!!!」」」」」

避けながらも5()()()()()()魔法少女風のプレイヤーは駆け出していく。

「はっやいねー。ヨシッ!集中集中!」


「コレコレ童よ」

「ん?なんだ急に」

「アヤツが鱗を飛ばす周期はおおよそ60秒といったところじゃ」

「アドバイスサンキュ!ってもうブレスしてくんのかよ!」

「では儂も飛ばすかのう」

そう言い、バイクで走り出し龍に向かった。


「ああもう」

そして剣士は思う


「正直、角折りたいなぁ」


さーてハバキリと仙凛と…あと一人は誰なんだ一体

ちなみに彼らに魔法少女の知り合いはいません。

このゲームに魔法少女という職業もありません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ