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#94 女子達の心構え

 10月11日(金)


「やっと75階層に来れた~!」

「確かにやっとって感覚だけど、それを雛が言うか?」

「雛ちゃんは魔物を見つけると楽しそうに突っ込んで行ってたもんねー」

「なんでしたら、雛さんが魔物と戦うのを楽しんでいたから、雛さんの運がそっちを優先していたのでは?という風に勘ぐってしまう程、魔物との遭遇が多かったですしね」

「そ、それは気の所為だって~楽しかったけどさ~」

「スピノサウルスよりもスーパーザウルスの方が雛の好みだったっぽいな」

「あの耐久は最高だよね~」


 74階層から出て来たスピノサウルスはスピードはヴェロキラプトル並みでパワーは過去1っぽかったけど、耐久はスーパーザウルスの方が圧倒的に上だった為、ほのかの雷属性のマジックチェインで捕らえて、麻痺を与えてから攻めれば、容易く討伐する事が出来た。


「今日は75階層を確認だけして帰ろうか」

「「「は~い」」」


 75階層から出て来た魔物を確認してから帰る事にしたのだが、その魔物と遭遇する前にスーパーザウルス10体の群れと遭遇した。


「お〜!スーパーザウルス10体もいるじゃ〜ん!雪兎っち行くよ~!」

「キュッ!」


 スーパーザウルスの群れを発見した雛は、風雷忍雪うさぎへと進化した雪兎と共に、影移動でスーパーザウルスの所まで移動して行った。


「エレンくん、私達も攻撃を始めましょうか。」

「パオ!」


 続いて、ほのかがケラヴエレに進化したエレンと攻撃を開始した。


 雪兎もエレンも新種の魔物で、雪兎は新たに忍術と神力が使える様になり、エレンは雷魔法と纏雷を使える様になった。


 雪兎は種族名から想像出来たのだが、エレンは逆に能力から種族名の意味を理解する事が出来た。

 恐らくだが、ケラヴは古代ギリシャ語のケラヴノスから来ていて、意味は雷、エレは象を意味しているのではないかと考えられる。


 意味を調べていたほのかが、言語理解というスキルを覚えた事で気付けた事だが、そうじゃなければ古代ギリシャ語なんて思い付きもしなかったよ。


 俺と唯佳も遅れる事なく戦闘に入り、10体のスーパーザウルスを討伐して行く。


 強くなったのは何も雪兎とエレンだけではない。

 俺達4人も1日1回ずつレベルアップする事が出来、確実に成長している。


 雛は忍術のレベルも1つ上がり、雷遁纏いの術という、纏雷と同種の術を使える様になった。

 消費MPも纏雷と一緒で、今の俺達ならある程度の回数は使っても問題にはならない。


 俺はウォーキングの効果で雷化というスキルを覚え、俺自身が雷になれる様になったのだが、消費MPが10秒毎に50と、結構使う事になる。


 但し、効果は物理攻撃無効、触れた物(者)に雷撃によるダメージ付与、魔法攻撃無効という無敵状態になれるというぶっ壊れスキルだ。


 唯佳は唯佳で、追尾が魔力操作というスキルㇸと進化した。


 魔力操作は放った矢だけではなく、他者の魔法まで操作出来てしまうという、こちらもぶっ壊れスキルだ。


 これにより、魔法主体で戦う魔物に対しては、唯佳は無類の強さを発揮する事になるだろう。


 ほのかはスキルに関しては言語理解を覚えただけだが、大賢者という称号を得た。

 効果はMP2倍で、アペフチの効果と合わさって、アペフチ装備時にはMPが4倍まで上がる事になり、魔力切れの心配はよりしなくてもよくなった。


 そんな俺達と遭遇してしまったスーパーザウルス10体は、数日前と比べると呆気なく光の粒子へと変わって行った。


「スーパーザウルスにスピードもあったらもっと楽しかったかもね~」

「いや、それだと俺達は初遭遇の時に死んでただろ...」

「流石に災厄以外の何物でもない存在ですね」

「私の結界内から攻撃すれば大丈夫だよー?」


 確かに唯佳の結界内からなら安全に攻撃出来るかもしれないけど、スーパーザウルスの巨体を考えるとパワーもありそうだし、絶対に安心は出来ないんじゃないかと思うんだよな~


 取り敢えず、スーパーザウルスの群れを討伐した俺達は、当初の目的であるこの階層から出て来た魔物を探して探索を再開した。


 10分程移動して、目当ての魔物を発見する事が出来た。


 いたのはティラノサウルス、スピードはスピノサウルスと同程度だが、噛み付くパワーはスピノサウルスより強そうで、耐久は明らかにスピノサウルスよりも高く、スーパーザウルスよりはやや低いといった感じだった。


「雛ご所望の感じの魔物が出て来たぞ」

「やった〜!行ってくるね~」


 3人の雛は嬉々として影移動でティラノサウルスに接近して、戦闘を始めた。


 危険がありそうなら介入するが、それまでは雛に任せる事にした。


 雛は雷遁纏いの術を使わずにティラノサウルスと戦い、5分程で討伐に成功した。


「やっばいくらい楽しかったよ!」

「それはなによりだ。取り敢えずティラノサウルスの通常ドロップも取ってから戻ろう」

「「「は~い」」」


 雛はレアドロップを選択して取って来たので、次に遭遇したティラノサウルスは、後衛組のみで戦い、通常ドロップを取って支部に戻って来た。


 明日は旅行の為、換金を済ませて各自家路に就いた。


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 黒木家リビング


「おばあちゃーん、ちょっと相談なんだけどねー、明日からの旅行の部屋割りをクローバーで1部屋に出来ないかなー?」


 春斗がお風呂に行ったタイミングで唯佳が春斗の祖母である琴子に話し掛けた。


「まあまあ、春斗との関係が進展したの?」

「唯佳、そうなの?おめでとう!」

「ち、違うよー、そうじゃなくてねー進めたいなーって思ってー」

「な〜んだ、てっきり春斗から漸くオーケーがもらえたのかと思ったじゃん」

「でも、そろそろ春ちゃんも答えを出してもいい頃よね」

「そうね。でも、春輔も煮え切らなかったから、ダメな所を受け継いでなければいいんだけどね~」

「うっ!」

「明日みんなの前ではっきりさせちゃえばいいじゃん。お兄ちゃんはそんくらいのプレッシャーを与えてあげないと、いつまでもこのままの状況で行きそうじゃん?」

「「「「「確かに」」」」」

「だからみんなの家族が揃っている所ではっきりさせちゃった方がいいと思うんだよね~」

「ううー、もし断られたらどうしよー」

「その時は私がお兄ちゃんを追い出してあげる」

「ふふっ大丈夫よ。唯佳ちゃん達みたいな可愛い娘達に好きだって言われて、断れる男の子なんていないわよ」

「お義母さんの仰る通りよ。しかも国公認で複数の女の子との交際や結婚が認められているんですもの、真剣に考えて大切な存在だって気付いてくれるわよ」

「唯佳達は頑張ったんだから大丈夫よ」

「唯佳姉、私がちゃんと睨みを利かせといて上げる」

「雛ちゃんとほのかちゃんにも話しておきなさいね。部屋割りは他の親御さんの了承を得られてからね」

「う、うん」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 桃井家のリビング


「ママ、今唯佳っちから連絡が来てね。明日みんながいる所で春斗っちに告白の返事をもらう事になったんだけど...断られたらどうしよ〜」

「みんながいる所でって、私達家族みんなって事?」

「うん」

「あら〜随分とプレッシャーを掛けるのね~」

「凛ちゃんが言い出したらしいんだ〜」

「それで?雛は自信がないの?あれからダンジョン外では猛アプローチを掛けて来たんでしょ?」

「うん。でも、怖いよ~」

「もう!ここまで来たらドンと構えてなさい。女は度胸よ!」

「うう~分かったよ~」


 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


 青山家バスルーム


「ほのかと一緒にお風呂に入るのなんていつ以来かしらね」

「小学校低学年まではお母さんと一緒に入ってたよね」

「そうね。それで、どうして急に一緒にお風呂に入って来たの?何かあった?」

「さっき唯佳さんからコミチャが来て、明日春斗くんから返事をもらわないかって言われたの。春斗くんは真剣に考えてくれていると思うけど、春斗くんのお父さんが優柔不断な所があるから、そういう所を引き継いでると困るから、そろそろこちらから答えを求めようって」

「あの黒木さんにそんな一面があったのね~」

「それでね、春斗くんにプレッシャーを掛ける為にみんなの前で答えをもらおうって事になったらしくて」

「みんなって旅行の参加者みんなの前でって事?」

「うん。凛ちゃんの案なんだって、春斗くんにはそのくらいが丁度いいって」

「妹の凛ちゃんが言うならそうなのかもしれないわね」

「でも、私達の我が儘で今の状況になってるのに、こんな無茶を言ってもいいのかなって」

「そもそも無茶苦茶な状況を国を巻き込んでやってしまったのよ?今更気遣っても遅いわ。だったら最後まで押し切ってしまいなさい。それでダメなら別の方法でアプローチすればいいだけよ」

「そう、だね。うん!ありがとうお母さん」

「いい結果になるといいわね」

「うん」


 春斗の知らない所で女子達の恋の包囲はどんどん迫って来ているのでした。


 名前:黒木くろき 春斗はると 所属:クローバー

 年齢:16歳 誕生日:6月26日

 歩数:1,970,184歩

 従魔:雪兎ゆきとLv9⇒2(風雷雪ふうらいゆきうさぎ)⇒(風雷忍雪うさぎ)

 エレンLv9⇒2(クリエイティブエレファント)⇒(ケラヴエレ)

 Lv:44⇒47

 MP:291/291⇒310/310

 力:409⇒438

 耐久:350⇒376

 敏捷:375⇒400

 器用:308⇒331

 魔力:197⇒224

 運:76/100

 スキル:ウォーキング、サーチLvMAX、剣術LvMAX、纏雷、リペアLv9、鑑定、神力、アイテム融合、テイム、せいおう、瞬歩、槍術Lv1、演算、速読、雷化(New)

 ※ウォーキング

 10万歩毎にスキルを1つ取得又は、既存スキルのスキルレベル1上昇


 名前:白坂しらさか 唯佳ゆいか 所属:クローバー

 年齢:16歳 誕生日:6月14日

 称号:聖女

 Lv:44⇒47

 MP:419/419(1257/1257)⇒449/449(1347/1347)

 力:174⇒189

 耐久:199⇒212

 敏捷:201⇒215

 器用:399⇒426

 魔力:405(1215)⇒433(1299)

 運:77/100

 スキル:女神の祝福、光魔法Lv5、MP回復速度2倍、空間収納、誘爆、転移、追尾⇒魔力操作、剛弓

 ※女神の祝福効果

 魔力3倍、MP3倍


 名前:桃井ももい ひな

 年齢:16歳 誕生日:5月5日

 称号:幸運の女神の巫女

 Lv:44⇒47

 MP:304/304⇒326/326

 力:377⇒402

 耐久:348⇒370

 敏捷:424⇒452

 器用:302⇒322

 魔力:225⇒243

 運:93/100

 スキル:レア率固定、剣術LvMAX、忍術Lv7⇒8、アクセラレーション、選択ドロップアイテム

 ※レア率固定効果

 ドロップアイテムのレア率がパーティーで倒した魔物の数の1割で固定される


 ・選択ドロップアイテム

 スキル保持者が倒した魔物に限り、ドロップアイテムを通常ドロップかレアドロップかを選択する事が出来る。

 エピックドロップは条件を満たした時のみ選択可


 名前:青山あおやま ほのか 所属:クローバー

 年齢:16歳 誕生日:7月1日

 称号:大賢者

 Lv:44⇒47

 MP:400/400(800/800)⇒428/428(1712/1712)

 力:187⇒201

 耐久:198⇒214

 敏捷:191⇒204

 器用:246⇒262

 魔力:415⇒443

 運:69/100

 スキル:創造魔法、MP回復速度2倍、火水土風属性、消費MP半減、演算、雷魔法、言語理解(New)

 ※創造魔法

 ・イメージした魔法を所持属性に限り創る事が出来る。

 ・最大消費MPは、イメージした時に自動で設定され、それ以上にはMPを込められない。

 ・最大消費MP以内であれば、自由に調整出来る。


 ・大賢者の効果:MP2倍


 名前:雪兎ゆきと

 種族:風雷雪ふうらいゆきうさぎ⇒風雷忍雪ふうらいしのびゆきうさぎ

 主人:黒木くろき 春斗はると

 Lv:9⇒2

 スキル:突進、氷雪魔法、瞬歩、風魔法、剛力⇒神力、纏雷、凍結、忍術Lv3(New)


 名前:エレン

 種族:クリエイティブエレファント⇒ケラヴエレ

 主人:黒木くろき 春斗はると

 Lv:9⇒2

 スキル:風魔法、水魔法、土魔法、突進、火魔法、魔力2倍、創造魔法、MP回復速度2倍、雷魔法(New)、纏雷(New)

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