表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ある日ダンジョン出現に巻き込まれた  作者: 鹿野
1章 学校ダンジョン
9/129

#9 美少女達との勉強会

 専属カウンターに戻って来た俺達は、カウンターの上にドロップアイテムを出していた。


「みんな、3階層でも戦えたみたいね。無茶はしなかった?」

「うん。してなかったよ!」

「色々と勉強になりました」

「だいぶ成長できたって実感が得られたよね~」

「それに、もっと頑張らなくてはいけない部分も感じられましたね」

「だいぶ充実した時間を経験出来たみたいね」

「「うん!!」」

「「はい」」

「ふふっじゃあ、換金しちゃいましょうか」

「お願いしまーす」


 午後は1戦1戦に時間が掛かったから、いつも程は数はないから早く終わるだろう。


「まずは極小魔石が123個、通常ドロップがシンリンオオカミが4個、鉄砲草が40個、バラ肉が6個、レアドロップがシンリンオオカミが1個、鉄砲草が10個、特上ロースが1個、合計が54,000円ね」


 それぞれの単価がバラけて来て、計算が面倒になって来たな。

 正直、確認するのが面倒い。


「鉄砲草のレアドロップって何で葛なんだろうー?」

「葛ってくず餅の葛?」

「そうだよー」

「確か発汗、解熱、鎮痙ちんけい、止瀉作用の効果があるから、それでだと思いますよ」

「鎮痙?って何ー?」

「痙攣を抑える事ですね」

「アタシ止瀉作用は知ってる!」

「今日習ったからな」


 今日は、ほのか先生による薬学の授業がよく開催される日だな。


「そういえば、みんなが通ってるここの高校って、期末テスト明日からじゃなかった?」

「はい。そうですね」

「勉強しなくて良かったの?」

「俺は毎日少しづつやってるのでなんとか平気だと思います」

「私もー春くんと一緒にやってるー」

「私も問題ないですね」

「!?えっ?みんな勉強してんの?」

「いや、そりゃするだろ?雛、お前まさかやってないのか?」

「うちの学校、赤点採ると部活もバイトも補習を受けて再テストで合格点採るまで禁止ですよ?当然、ダンジョンもです」

「ひ、雛ちゃん、今夜お泊りにおいで、一緒に勉強しよう?」

「唯佳っち〜ありがと〜」

「しょうがないな。俺も付き合うよ」

「私もお泊りしていいですか?お手伝いしますよ?」

「うわ~ん。みんなありがと〜」

「じゃあ、もう帰って勉強頑張って!」

「はい。あっ今週はダンジョンお休みするって可憐さんに伝えて下さい」

「ええ、分かったわ」


 俺達は、急いで雛の家まで行って着替え等を取って、俺の家へと移動した。

 ん?あれ?何で俺の家なんだ?

 因みにほのかは、自分の準備の為に別行動だ。


「いらっしゃい。連絡もらったからご飯は用意出来てるけど、まずはお風呂入っちゃいなさい」

「「は~い」」

「雛ちゃん、2人で入っちゃおうか?」

「そうだね~じゃあ、洗いっこしよっか」


 2人がワイワイとお風呂に行くと


「春斗〜。春斗も一緒に入ってくれば〜」

「いやいやいや、流石にマズイでしょ?」

「冗談じゃ~ん。春斗焦りすぎじゃない?」


 智佳姉の冗談に本気で焦った反応をしてしまった。


「お兄ちゃんキモい」

「ぐはっ!!」


 凛の一言に膝から崩れ落ちた。


 ショックから立ち直れずにいると、インターホンが鳴ってほのかが凛の後ろからやって来た。


「春斗くんお邪魔します。ってどうしたんですか?春斗くん」

「何でもないです...」

「そうですか?」


 智佳姉が笑っているのが見える。あなたの冗談が切っ掛けだと分かってますか?


「ほのかちゃん来たー?一緒にお風呂入ろうー?」

「いいんですか?」

「いいよー」

「ほのかっちもおいでよ~」

「雛さんも一緒なんですね?では、私もご一緒させて頂きます」


 ほのかもお風呂に入りに行った。

 女子3人でお風呂って狭くない?


「春斗?流石に4人は入れないよ?」

「いや入ろうとしてないから!」

「.....」


 凛?ジト目は止めなさい。ホントに入ろうとしてないから、お兄ちゃんはそんなに信用ないのかい?


 ツンしか寄越さない妹に泣きそうになっていると揃って3人が出て来た。


「春くんお風呂行っておいでー」

「春斗くんお風呂まだだったんですね。お先にお湯頂きました。すみません」

「春斗っち〜美少女3人の残り湯どうぞ〜」


 雛、今その冗談は止めて下さい。


「お兄ちゃんの変態」

「春斗、いいから入っといで〜」


 妹よ、たまにはデレをおくれ。

 そして智佳姉、ニヤニヤしながら言うんじゃない。


 美少女の残りyじゃない、お風呂に浸かり1日の疲れを癒やした。


 風呂から出るとテーブルには、これでもかと言う程の料理が並んでいた。


「春斗、出たの?それじゃあご飯にしましょうか」

「あら?お箸が1膳足りないわ。優佳ゆうかちゃん悪いけど、こっちに来る時に持ってきてくれるかしら?」

「はい。おばさま」

「お母さーん、お茶も持って来てー」

「唯佳、コップは行ってるの?」

「あっ来てなーい」

「優佳さんコップは私が持っていくわよ」

「ごめんね香代かよさん」

「気にしないで」

「春斗〜早くこっちに座りなよ~」

「おばさまお手伝いします」

「あら、ほのかちゃん。ごめんね。お客さんなのに」

「いえ、急にお邪魔する事になったのでこのくらいは」

「おばさん、アタシも手伝いま〜す」

「ありがとう。じゃあ、雛ちゃんお盆をもう1個出してくれる?あそこの棚に入ってるから」

「はい!」

「凛、智佳ちゃん、唯佳ちゃん、コップ置くスペース作れるかしら?」

「う~ん、どうだろう。」

「これをこうして、これをこうしたらっと」

「おーお姉ちゃん凄ーい」

「おばあちゃ〜んスペース出来たよ~」

「凛ちゃんに手柄取られた!?」

「凛ちゃん抜け目ないねー」

「エヘヘー」


 女3人寄ればかしましいって言うけど、今日は唯佳のうちのおばさんもいて、ここには8人もいるもんな~姦しいどころじゃない。

 カオスになってないのが不思議な位だ。


 父さん達は、ソファーでサッカー観ながらビールを飲んでいる。


 清水の試合かな?あっ沖出てるじゃん!中村はレギュラー獲れたけど、沖は心配してたんだよ〜 ちょっと観たいけど、飯食って勉強しなきゃだからな~


 準備も整い、食事が始まる。


「このとんかつ美味しい〜」

「それは、今日唯佳と春ちゃんが獲って来たビッグボアの特上ロースで作ったの。やっぱり高級肉は違うわね」

「本当ね。お店で買うと100g2,000円ですもんね」

「このお煮物とっても美味しいです」

「ホントだ〜うっま。普段煮物はあんまり食べないけど、これなら毎日でもイケる!」

「そう言ってもらえると嬉しいわね」

「おばあちゃんの煮物はどんなお店より美味しいと思うよー」

「確かにおばあちゃんの煮物以上って食べた事ないね~」

「お弁当に入ってると友達に狙われるからね〜」

「あらあら、それじゃあ今度から別に作って上げなきゃね」

「そっか!唯佳っちと春斗っちのお弁当と交換してもらえば、毎日おばあちゃんの料理が食べられるんじゃない?」

「雛ちゃん?春くんの上げるから私のはダメだよ?」

「唯佳?いや、雛の弁当だっていつも美味そうじゃん」

「では、みんなでお弁当を持ち寄ってシェアしましょう」

「さんせ〜い」

「シェアならいいよ」

「あらあら、これからはより気合いを入れて作らなきゃね」


 賑やかな夕飯も終わり、21時頃から勉強を始めた。


 因みに、中間テストの成績は、ほのかが学年2位、唯佳が11位、俺が48位なので、3人は期末テストも問題ないだろう。

 問題は雛だ。中間の成績は156位で、ギリ赤点を免れたらしい。


「ほのかっちと唯佳っちの教え方分かりやっす」

「よかったです。ここはこの公式を使うと覚えれば、計算ミスしなければ点が取れますよ」

「お〜なるほど~」

「春くん、ここ間違ってるよー」

「えっ?どこ?」


 休憩を挟みながら、2時間半程勉強をして、睡眠も大事と言う事で、0時には布団に入った。

 ただ、何でみんな俺の部屋で寝てるんだ?

 客間で寝るんじゃないのか?


 何故か3人は俺の部屋で布団を敷いて寝ている。

 唯佳はいつもだからいいけど、雛とほのかは何で?


 チラチラと目が行ってしまうが頑張って目を瞑った。


 頑張れ俺の理性、負けるな俺の理性


 心の中で、自分の理性を応援しながら目を瞑っていると、いつの間にか眠っていた。


「春斗っちのヘタレ」

「春斗くんなら来てくれてよかったのに」

「スースーzzz」


 唯佳の寝息に混じって、何か聞こえた気がしたけどきっと夢だろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ