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ある日ダンジョン出現に巻き込まれた  作者: 鹿野
2章 目指せSランクパーティー
84/129

#84 近接組パワーアップ

 9月28日(日)


「えっ!?雛ちゃんも称号持ちになったの!?」


 お休みの可憐さんの代わりに俺達の入ダン手続きをしてくれている紗奈さんに、昨日、雛が称号を獲得した事を報告した。


「えへへ〜取れちゃった~」

「取れちゃったって、それで、何ていう称号なの?」

「幸運の女神の巫女っていう称号だよ~」

「やっぱり幸運の女神だったんだ...」

「いやいや、巫女だからね?紗奈姉。幸運の女神様本人?じゃないからね」

「そうね。そうだったね...雛ちゃん?ホントに女神様じゃないんだよね?」

「違うってば〜」

「でも、雛ちゃんに祈ると効果あるよー」

「ええ、私達が何度も実証しています」

「じゃあ、私も祈っておかなきゃ。どうか彼氏が出来ます様に!」


 紗奈さんは彼氏が欲しいらしい。

 紗奈さんくらいの美人なら、よりどりみどりだと思うんだけどな~


「春斗くん、褒めてくれるのは嬉しいけどね、全然よりどりみどりなんて事はないから!いい男には既に彼女か奥さんがいるし、珍しくフリーだと思えばLGBTQの人だったし、ハア〜」


 またしても声に出ていたらしい。

 しかも、紗奈さんの地雷を踏み抜いてしまった様で、大きな溜息まで吐かせてしまった。

 紗奈さんも苦労しているんだな。


 慰めた方がいいかと思ったのだが、女子達に目で牽制されてしまい、動くに動けずにいると、その間に女子達が紗奈さんを慰め、俺をダンジョンに引っ張って行った。


「春斗っち?もうちょい発言には気を付けようか〜」

「はい...すみませんでした」

「春くん?祈ってる時点で、望んでる様な相手と出会えてないって分かるよね?」

「はい...言われてみれば」

「春斗くんがうっかり屋さんなのは知っているので、出来る限りフォローはしますが、気を付けて下さいね?」

「はい。ありがとうございます...」


 唯佳の転移で移動して来た63階層で結界を張り、その結界内で正座をさせられ女子達にお説教をされている。


「取り敢えず、さっきの事はこちらからは触れずに行きましょう。もし、さなさんの方から話を振って来た時は言葉に気を付けて対応しましょう」

「「りょ~か〜い」」

「気を付けます...」


 お説教から解放され、結界にアタックしている5体のフレイムゴリラを結界内から蹴散らし、次階層への階段を目指して進んで行く。


「春斗くん、何処まで進みますか?」

「出来れば65階層まで行ってしまいたいな」

「そだねー」

「多分、行けるっしょ~」

「65階層でレベル上げですかね?」

「そう出来ればいいなと思ってるんだけどね。最悪、65階層の転移陣を使える様にして、64階層でレベル上げって事になるかもしれないな」

「多分大丈夫だと思うな~」

「雛ちゃんがそう言うなら大丈夫だよー」

「そうですね。幸運の女神の巫女ですもんね」


 そんな事を話しながら進む事30分、馬頭を倒したタイミングで雛と唯佳のレベルが上がった。


 更に次に遭遇したダブルヘッドスネークの群れと戦っている最中に俺とほのかのレベルも上がった。


「私達のレベルでこの辺りの魔物を倒していれば、かなりのペースでレベルアップして行きそうですね」

「そだねー」

「65階層に行くまでに、もう1回くらいレベルアップするかもね~」

「雛が言うと、ホントにレベルアップしそうな気がするな」


 そこから10分くらい移動すると、次階層への階段に辿り着く事が出来た。


 64階層に降りて魔物を斬り倒しながら移動を続けていると、3時間くらいで雛と唯佳とほのかがレベルアップする事が出来た。


 残りの俺も、その後遭遇した星樹のゴーレムを倒したタイミングでレベルアップした。


「意識的に魔物との戦闘を多めにしながら進んで来た甲斐がありましたね」

「そだねー」

「その分、移動に時間が掛かっちゃったけどね~」

「それは仕方ないさ、どうせこの後レベル上げで立ち止まる予定なんだし、急ぐ必要はないだろ?」

「それもそっか〜」

「ゆっくり行きましょう」

「そだねー」

「じゃあ、時間もいい時間だし、昼飯を食べに行こうか」

「「「は~い」」」


 支部に戻り唯佳がスマホを確認すると、美紀さんからメッセージが届いていた。


「悟くん念の為検査入院する事になったってー」

「じゃあ、お祝いは後日にするか」

「そうですね。その方がいいと思います」

「だね~」

「じゃあ、そいう風に送っとくねー」


 専属カウンターで紗奈さんに換金してもらい、一緒にお昼を食べに行く事にした。


 雛と唯佳のリクエストにより、この間食べに行ったカレー屋さんの隣のラーメン屋さんに行く事にした。


 転移で移動して来たのだが、この間は出来ていた行列がなかった。

 ラッキーだと思ったのも束の間、お店のシャッターが降りていて、本日休業の札が掛かっていた。


「え〜休み〜!?」

「そんなー」

「残念ですが仕方ありませんね」

「そうだな」

「じゃあ、ここのカレー屋さんでもいい?みんなはこの前食べたばっかりだって言ってたから申し訳ないんだけど、なんなら私1人で食べて行くから、みんなは別の所でもいいよ?」

「アタシはカレーでオッケ~だよ?」

「私もー」

「私も構いませんよ」

「じゃあ、みんなでカレーにしようか」

「「「は~い」」」

「ふふっありがとう」

「ここのカレーすっごい美味しいよー」

「楽しみだわ」


 結局みんなでカレーを食べ、富士森公園支部に戻った。


「結局、前回と同じキーマカレーにしちゃったな」

「アタシも同じの頼んじゃった~」

「私は今日はキーマカレーとグリーンカレー食べたー半分だけ変えてみたのー」

「私は今日はマトンカレーだけにしました」

「私はマトンカレーとグリーンカレーにしてみたけど、凄い美味しかったわ」


 一昨日食べたばっかりだっていうのに、みんな満足出来たようだ。

 初めての紗奈さんは言わずもがなである。


 紗奈さんと別れ、64階層に戻って来た俺達は、それから20分くらいで65階層に降りる事が出来た。


 転移陣を使える様にして、65階層で戦えるかどうかを確かめてみたが、今日だけで2回もレベルアップしたお陰で、この階層から出て来たフォレストタートルという、甲羅に大量の木を生やした耐久が高そうな亀の魔物も、近接組で3〜4回の攻撃で倒す事が出来た。


「これならもう少し先の階層に進んでもよさそうだな」

「そうですね。まだアペフチカムイのレプリカも出していませんしね」

「そうだね~」

「まだ、神様を温存してるんだったねー」

「そう考えるとまだまだ余力を残してるんだよな」

「だね~神様強かったもんね~」

「そだねー」


 攻略を進め66階層に降りる階段に辿り着いたのは、65階層に降りて来てから2時間後の事だった。


「おっ?」

「春くんどうしたのー?」

「ウォーキングの効果でスキルを覚えた」

「お〜!どんなスキル?」

「剛力が神力しんりきっていうスキルに進化したらしい」

「神力ですか?聞いた事がないスキルですね」

「でも、神っていう字が入ってるって、凄そうだよねー」

「字の事はまだ言ってないんだが?」

「春くんの顔に書いてあるよー」


 いや、俺どんな顔してたんだよ...唯佳ってホントにエスパーなんじゃないか?


「でも、神っていう字が入っているのは当たってるんですね?」

「ああ」

「唯佳っちすっごいね」

「えへへー」

「神の字が入っているのであれば、スキルの効果も凄そうですね」

「ちょっと65階層で試し斬りして来る」

「アタシも見てみた〜い」

「私もー」

「みんなで行きましょうか」


 結局、全員で65階層に戻り、俺がフォレストタートルを討伐する所を見学していた。


「すっごーい!春くんすっごいよー」

「春斗っちすっごい強くなったじゃん!」

「65階層の魔物を一撃ですか...かなりパワーアップしたみたいですね」

「ああ、俺もびっくりしたよ」


 さっきまで3〜4回攻撃をして倒していたフォレストタートルを、レベルアップもしていないのに一撃で倒せる様になってしまうとは思わなかった。


「それにしても、剛力の上に更に上位スキルが存在しただなんて...神力もまた未確認スキルだと思いますよ」

「そういえば、雛と一緒にいる時にウォーキングの効果が出たのって久し振りだったな。やっぱり雛と一緒にいる時にウォーキングの効果が発動すると、いいスキルを得やすいな」

「神様公認の幸運の女神だもんねー」

「巫女だけどね~」

「ふふっ今後もクローバーを宜しくお願いしますね。巫女様」

「まっかせなさ〜い」


 神力での試し斬りも終わり、今度こそ66階層に降りる。


 66階層から出て来たジャイアントマーダーグリズリーも俺は一撃で倒せたが、雛と雪兎、それと唯佳の弓矢は4〜5回攻撃する必要があった。


「私も一撃のパワーをアップさせた〜い!!ん?忍術のレベルが上がった〜」

「流石幸運の女神の巫女、望むがままかよ...」

「凄過ぎます...」

「雛ちゃーん、何ていう術を覚えたのー?」

「うんとね~速度倍化の術だって〜、スピードが2倍になるんだってさ~」

「雛ちゃん、もっと速くなるのー?」

「そうみたいだね~」


 取り敢えず試してみる事にして、最初に遭遇したフォレストタートル相手に雛が1人で斬り掛かった。

 影移動を使っている為、移動速度は速くなったのか分からなかったけど、刀を振り下ろす速度は明らかに速くなっていて、唯佳とほのかは目で追えなかった様だ。


「えっ?雛ちゃんいつ斬ったのー」

「私も斬る動きは見えなかったです」


 雛に斬られたフォレストタートルが光の粒子に変わるのを見ながら、唯佳とほのかが驚きの声を上げた。


「凄く攻撃スピードが上がったように感じたな。アクセラレーションを併用すると3倍の速度だったのが、6倍の速度になったって事だから、速くなったって感じるのも当たり前か」

「えへへ〜これでアタシも春斗っちと同じくらいの攻撃力になれたかな〜」


 嬉しそうにそう呟いている雛を3人で微笑ましそうに見つめる。


「雛ちゃーん、私も一撃の威力上げたーい。宜しくお願いしまーす」


 唯佳が雛に向かって拝んでいる。

 そりゃあ、自分だけ一撃で倒せないとなれば、思う所はあるだろうな。


 名前:黒木くろき 春斗はると 所属:クローバー

 年齢:16歳 誕生日:6月26日

 歩数:1,800,982歩

 従魔:雪兎ゆきとLv9(風雷雪ふうらいゆきうさぎ)

 エレンLv9(クリエイティブエレファント)

 Lv:39⇒41

 MP:256/256⇒270/270

 力:362⇒380

 耐久:306⇒325

 敏捷:333⇒349

 器用:272⇒288

 魔力:167⇒182

 運:76/100

 スキル:ウォーキング、サーチLvMAX、剣術LvMAX、纏雷、リペアLv8、鑑定、剛力⇒神力、アイテム融合、テイム、せいおう、瞬歩、槍術Lv1、演算、速読

 ※ウォーキング

 10万歩毎にスキルを1つ取得又は、既存スキルのスキルレベル1上昇


 名前:白坂しらさか 唯佳ゆいか 所属:クローバー

 年齢:16歳 誕生日:6月14日

 称号:聖女

 Lv:39⇒41

 MP:373/373(1119/1119)⇒390/390(1170/1170)

 力:151⇒160

 耐久:174⇒185

 敏捷:177⇒186

 器用:354⇒372

 魔力:360(1080)⇒379(1137)

 運:77/100

 スキル:女神の祝福、光魔法Lv4、MP回復速度2倍、空間収納、誘爆、転移、追尾

 ※女神の祝福効果

 魔力3倍、MP3倍


 名前:桃井ももい ひな

 年齢:16歳 誕生日:5月5日

 称号:幸運の女神の巫女

 Lv:39⇒41

 MP:274/274⇒286/286

 力:337⇒353

 耐久:308⇒325

 敏捷:376⇒395

 器用:269⇒284

 魔力:195⇒210

 運:93/100

 スキル:レア率固定、剣術LvMAX、忍術Lv6⇒7、アクセラレーション、選択ドロップアイテム

 ※レア率固定効果

 ドロップアイテムのレア率がパーティーで倒した魔物の数の1割で固定される


 ・選択ドロップアイテム

 スキル保持者が倒した魔物に限り、ドロップアイテムを通常ドロップかレアドロップかを選択する事が出来る。

 エピックドロップは条件を満たした時のみ選択可


 名前:青山あおやま ほのか 所属:クローバー

 年齢:16歳 誕生日:7月1日

 Lv:39⇒41

 MP:356/356(712/712)⇒375/375(750/750)

 力:165⇒174

 耐久:170⇒180

 敏捷:175⇒176

 器用:211⇒226

 魔力:370⇒388

 運:69/100

 スキル:創造魔法、MP回復速度2倍、火水土風属性、消費MP半減、演算、雷魔法

 ※創造魔法

 ・イメージした魔法を所持属性に限り創る事が出来る。

 ・最大消費MPは、イメージした時に自動で設定され、それ以上にはMPを込められない。

 ・最大消費MP以内であれば、自由に調整出来る。

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