第104回全国サンマ料理人大会
~今週のこの時間は「人界魔討伝~三魔~」に代わり、「第104回全国サンマ料理人大会」をお送りします~
「~~~~(サイレン)」
「晴れやかな青空の下、本日も夏のサンマ料理人大会が始まります」
「実況は私、十橋成男と解説、海節矢流王がお届けします」
「さて、海節さん。本日はついに決勝、『佐原高校』と『彩良高校』の対戦になりますが、どういった試合展開になるでしょうか」
「えー非常にドラマッチクでセクシーな試合になると考えられます」
「その心は?」
「佐原高校と彩良高校の対戦が、非常にドラマッチクでセクシーな試合になる。ということです」
「なるほど。では、注目の選手は」
「全員です」
「と申しますと?」
「この夏の大会に向けて、皆さん努力してまいりました。なので全員に注目していきたいです」
「なるほど、至言ですね」
「それでは始まります、佐原高校と彩良高校の対戦です」
「礼ーッ!」
「よろしくお願いします!」
「えーまず、佐原高校の先行です」
「今大会の佐原高校は攻撃に光り物があります。特に、1番の平くんはその俊足を生かし、何度もチームの先陣をきる好プレーを見せています」
「注目の選手ですね。では、競技場内にサンマが放たれます」
「「「かっきちまえー佐原ー!」」」(ドンドンドンドンドン)
「入場してきたのは今朝揚がったばかりの新鮮なサンマーマイトです。非常に肉付きもよく、とても食べ応えがありそうですね」
「佐原高校、まずは手堅くサンマーマイトを囲んでいますね」
「西園監督らしい手堅い一手です。なるべくサンマを傷つけないように倒さないと、味も鮮度も落ちますからね。サンマに致命的な隙を作り、一撃で仕留めるつもりなのでしょう」
「なるほど。ジリジリと詰める佐原高校、サンマーマイトは見合ったまま動きを見せませんね」
「サンマーマイトは臆病なサン魔ですからね。しかし、腐ってもサン魔。その内に秘めた凶暴性と残忍性は侮れませんよ」
「1番平くん、秋刀魚を抜きました。やはり、先陣は彼です。平、走る走る走るー!!見事な跳躍、袈裟斬りでサンマーマイトの首を狙います。あーー!!サンマーマイト、軽く飛んで避けると、鉤爪をみまいました」
「平くん、上手く避けましたね。しかし、今のは危なかった。サンマの鉤爪は鋼鉄も軽く裂きます。ヘルメットをつけていても即死でしょう」
「選手たちには安全に気をつけて欲しいですね。さて、続いて2番吉田くんがすり足で距離を詰めて、逆袈裟を放ちます。おーっとこれも空振り、しかし、続けざまに3番増田くん、4番牛島くんが突きを放ちます。これはナイスチームプレイ!」
「サンマーマイトもたまりませんね。増田くん、牛島くんの突きが深々と首元に突き刺さっています。しかし、この程度ではサンマを殺せませんね。これは痛い、非常に大きなマイナスポイントです」
「今こうしてる間もサンマーマイトの鮮度は落ち続けます。ここからどうやって止めを刺すのでしょうか佐原高校」
「このまま、強引に切り落とすか、あるいは……」
「おーーここで、9番今井くんが秋刀魚銃を取り出しました。慎重に狙いをつけて……撃った!見事なクリーンヒット!サンマーマイトの巨体が揺れます。これを逃さない佐原高校、5番山中くん、6番内山くんが飛び上がって首元へ一刀!サンマーマイトの首が飛びました!!!」
「見事なチームプレイですね。ですが、調理はここからが本番です。癖のあるサンマーマイトをどのように調理してくれるのでしょうか」
「これは見逃せませんね」
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「佐原高校と彩良高校の対戦です。まずは佐原高校の先行、見事仕留めたサンマーマイトの調理開始です」
「「「やきあげてーさんまー」」」(ドンドンドンドンドン)
「さて、海節さん。サンマーマイトはサンマの風味をマーマイトが邪魔して食用には不向きですが、一体どのように調理するのでしょうか」
「難しいところですね。サンマの風味を残しつつ、マーマイトの風味を抑えなければなりません。下処理が重要になってくるんじゃないでしょうか」
「佐原高校、吉田くん。軽快な包丁さばきでサンマーマイトを捌いていきます」
「サンマは七輪で一尾丸ごとが定番ですが、サンマーマイトは難しいでしょう。捌いて身だけを使うつもりでしょう」
「佐原高校、他の選手も調理を始めます。まずは、豆腐を茹でています。これは付け合せでしょうか」
「サンマと豆腐は和食で広く使われています。何らかのシナジーを狙っているのでしょう」
「冷蔵庫体してきたのはひき肉でしょうか。サラダ油で熱したフライパンで炒めていきます」
「中火ですね。炒めすぎ注意です。中火だけに」
「炒め終えたひき肉を、火から離してますね。次に、同じフライパンに刻みニンニクと生姜を入れて、再び炒め始めました。おーっとここで入れたのは甜麺醤、醤油、それに鶏ガラスープの素です」
「しっかり味付けしてますね」
「木べらで満遍なく合わせると、ひき肉を戻して………ここで豆板醤投入ーーー!!」
「これは……麻婆豆腐ですね!!!!」
「同じように木べらで整えていますね」
「味が偏らないように注意です」
「混ぜ合わせ、木べらを置くと……ん?これは砂糖?」
「味を整えるのでしょう。ひとつまみの砂糖は味を丸くし、整えてくれます」
「茹でた豆腐の水分をしっかりきって、フライパンに合わせましたね。ここで弱火に戻しました」
「麻婆豆腐の最後の工程ですね。弱火で豆腐の水分を飛ばしつつ、じっくりと煮込むことで豆腐が馴染んで味もまとまります」
「さて、完成した麻婆豆腐ですが、これをどのように……おぉーと、佐原高校、豪快にもサンマに麻婆豆腐をかけました!」
「サン麻婆豆腐……マーマイトの臭みを麻婆豆腐で打ち消すつもりでしょう。とてもパワフルな戦術です」
「それで実食です。審査員の皆さん、お願いします」
「出来上がったばかりの白湯気立ち上る熱々の麻婆豆腐。とても美味しそうです。審査員達の顔も、とても満足そうです。これは高得点を期待できそうです」
「でました、得点は……10点、9点、10点、8点、合計で37点!高得点です」
「麻婆豆腐の評価が良かったのでしょう」
「これは彩良高校に厳しい得点ですね」
「彩良高校には諦めず頑張って欲しいです」
「それでは、彩良高校の攻撃に移ります」
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