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1 幕間 2


 「一体、その井戸に何があったんだ?」


 「不思議なこともあるもんだな」


 「日照りと井戸の水には何か関係があるのか?」


 「何だって、そのイラって娘は消えたんだ?」


 「何か疚しいことでもあったのか?」

 

 「そうだ、それだよ」


 「イラだ。そのイラって娘っ子が何かやったんだろうよ」


 「イラはきっと村に呪をかけていたんだ」


 「まぁ、村を恨んでいても仕方はないかも知れないな」


 「呪いって、そんな馬鹿なことを」


 「じゃあ、他にどんな説明がつくっていうんだよ」


 「イラが呪ったんなら話としては通る、か……?」


 「もし本当に、イラが呪っていたとしたら」


 「だから村が干上がっても、イラの井戸だけは水があったのか!」


 「呪のせいで水が不足し村は干上がった」


 「だけど、イラの井戸は枯れなかった」


 「そうだ、イラの井戸は枯れなかった」


 「それはイラの呪に違いない!」


 「そんなことが出来るなんて、イラは魔女だ!」


 「恐ろしい!」


 「おい、魔女だなんて口にするな」


 「魔女は異端だ」


 「魔女は呪う。不幸を呼び込む」


 「異端審問会も呼び込むぞ!」


 「イラが魔女だったなら……」


 「死んで当然だ!」


 「殺されて当然だ!」


 「イラは、誅殺されたんだ!」


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