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第三十章の第一節:限界を超へたる苗床と、ガルシアの狂暴なる宣戰
アジトの中央廣場に吹き荒れる「種付けパーティー」の熱狂は、數日が經過しても收まるどころか、むしろ理性を完全に燒き盡くした囚人たちの暴動のエネルギーへと肥大化してゐた。
床のコンクリートに打ち込まれた鋼鐡のアンカーボルトに手枷と足枷で四肢を完全固定され、衣服を一筋も身に纏わぬまま、大の字の姿勢を强制され續けてゐる美波、エレーナ、クロエ、そして母と姉の五人。彼女たちの五體は、連日の過酷な蹂躙と機械的搾乳、そして床にこぼれ狂うミルクの海のなかで、すでに生物學的な生存の限界點を遙かに超えて衰殘してゐた。
しかし、新大ボスとなったガルシアの瞳に宿る狂氣は、首席のような「資產としての維持」を完全に拒絕してゐた。
「野郞ども! 首席の氣取り屋の野郞は、この女たちを一本數萬ドルのミルクを產む機械として大事に飼ってゐたが、そんな小賢しい計算は今日でおしまいだ! 今日は、このアジトの最高の利權そのものを完全に粉碎し、俺たちの『力』だけでこいつらを跡形もなく叩き潰す、最大の『破壞記念パーティー』の開幕だ!」
ガルシアの怒號とともに、廣場に集まった何百人もの男たちの、手加減という槪念を完全に失った剥き出しの殺意がぎらぎらと滾り始めた。




