和葉視点 腐った天使と終末の笛-1
『腐った天使と終末の笛』はパニックホラー系の漫画であり人が死ぬ描写が非常に多いです。……ただ、ここで怖いのは死=虐殺では無い事なんですよね……。というかただの虐殺ならどれだけ良かったことか……。
腐った死体のまま狂った思考になり、おかしな愛を貫く。戻すことは……ほぼ不可能となっています。しかしそれ故に感染源にもなりえる者を捨てられないという苦悩も出てくるので余計にハラハラするんですよね……。描写は相変わらずグロテスクですが。
「世界は腐敗しきり、真実の愛も腐りきった。真実の愛はいつしか愚かな恋の虚言となり、天使が次々と苦悩した。世界は腐敗した。愛を語る事が罪となり、いつしか彼等は子を成すことを効率化した。天使達は翼を無くして地に落ち死んだ。いつしか愛そのものが罪となり死んだ天使の体は腐り堕ちた。世界は既に滅びを迎えようとしている。それが愛の欠如である事を人間は忘れている。なら最後の時くらいは愛を取り戻させて貰おう。愚かな人間達は、終焉の楽器の演奏の中で誰に愛を誓うのか、せめて女神が腐り堕ちる前に見せてほしいものだ。」
「……それって冒頭部分の語り手のセリフですよね……。」
「まぁね。でもこれは語り手希望の人に対してのサンプルボイスだから……。」
いや、逃亡中コラボで評判になるのが分かるくらい合っていたんですけどね……これサンプルボイスじゃなくて本家で良いのでは?と思えるのでした。
「……でもこの作品はBGMとかがキツくなりそうだが……。」
「その辺りも大丈夫。伝手があるからそこに依頼も出来るから……最悪別の課で詳しい人を引き込みますし。」
「まぁ、天使が出てくるならベルは適任だろうな。まぁ、残酷さを出せるかが問題なんだが……。それにBGMに合わせないといけないからキナには難しいだろ…。」
そんな感じで談義が始まったので、さっさと作品に関して話しておこうと思います。この『腐った天使と終末の笛』という作品はこの語りの後、軽い予知能力を持つ少年、安達 嗚呼人が仲の良い男女幼馴染の未来を見ると、あれだけ将来結婚する事を誓っているのにも関わらず男が別の女性と何気なく結婚しているという未来を見て、恋愛関連に興味を無くしたきっかけが流れます。
主人公、安達はその事から人間不信になりながら人生を過ごしてきた。しかしそこで冒頭の語りの言葉がテレビからインターネット、ラジオや校内放送から流れた後、ゾンビの様に腐りきった天使達が現れた。そして、これが悪夢の始まりになる。……ただそんなありきたりな情報が内容として頭に入ってこなくなるくらいグロテスクな描写なんですよね……この天使達は。




