和葉視点 VRMMOアニメの候補-2
「………これ、完全にホラーなんですけど……。作成するんですか?」
「流石にジャンル的に無理にはしたくないんだよね……。それに限界に挑戦してみたくもある。一種の賭けなんだけどね……。」
キナさん曰く、グロテスクなシーン等も可能だと世間にアピールしておきたいらしい。だからと言ってわざわざスプラッタホラー系の漫画を選ばなくても良いじゃ無いですかと思うのでした。
「しかし『冥伝学園』か……。これかなりインパクト強いけど声優さん確保できるの?」
「声優会にも伝手があるからなんとかなると思う。」
「なら問題ないかもな……。ただ、『冥伝学園』は長く続いている作品だからな……。掲載誌はネット通販限定になっているけど。」
実際店頭に置くと周りの物すら買いたくなくなる可能性があるという事から単行本は普通に店頭に並ぶけど掲載される週刊誌はネット通販でのみ販売されている。中には歴代のグロテスクな死体集もあり立ち読みしたら100%吐きそうになるという狂った雑誌らしい。
「でもまぁ、たまに知り合いが手がけた死体が掲載されるから、その時だけ私は買って読んでたんだけど……ヴァルツが私を越えると言って毎週買うようになったんだよね……。結局ヴァルツは写真特集ページは飛ばして読むようになったけど。」
「私の知り合いも1回だけ掲載されたらしいな。なんでも綺麗な蜂の巣頭に出来たからって。その為にどれだけ責められたんだろうなあの死体は……。」
いややめてくださいよティアさん、マオンさん……と感じるのでした。ちなみにティアさんの知り合い曰く、本当に蜂の巣にするために六角形の鉄の型を何回もちょんちょんと肉をえぐり取るように取ったしていったらしいです。そして出来たのが顔が本当に蜂の巣みたいな穴が規則正しく大量に並んだ顔なのでした。
「ただ、中に蜂の子入れようとしたけど辞めたらしいよ?」
「流石に気持ち悪かったんですかね?」
「実際そうだったらしいよ?流石に蜂の子とりだすのにびちょびちょな肉の部分を触れたくは無いだろ?」
想像しただけで吐きそうになりました。ただ、今はネット通販でのみ販売されているグロテスクホラー週刊漫画雑誌『G’ro』の投稿写真について話すのはやめにしましょうと提案しました。すると2人は素直にそれを受け入れてくれました。
「じゃあ早速『冥伝学園』について話でもしますか。ストーリー知らない人もいるので少しばかり練習させて貰いますから。」
………いや、出来ればスプラッタホラーやグロテスクな表現の話も辞めて貰いたかったですけどね……。まぁ、もう諦めた方が良いですかね………。私はそう悟りながらキナさんの練習に付き合うのでした…。




