デスアンドゲーム
『86話 乱世の覇帝』
ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOには帝国と連合よりも、おそろしい存在がいる。
乱世の主または動乱の覇号あるいは覇号の忠君とよばれている覇帝である。
覇帝は帝国と連合のもともとの主にして主君だった。
そう。
ダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOでは伝承されている。
覇帝へ挑む(いどむ)大勇者らはダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOの人々らから念入りに、
イレギュラー・オブ・ゲーム(お遊び王者のめしつかい)のように冷ややかによばれる。
大勇者とは。
そもそも偶像英雄思想だとダンジョンアンドドラゴンVRR-MMO全体として判断だった。
覇帝がおそろしいだけではなく。
その英雄思想はダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOでの民族浄化(みんぞくじょうか 説明 ジェノサイド)に、
かんたんにむすびつくイメージ(ぐうぞう)だからだ。
覇帝がザ・ゲーム(プログラムではない現実か現世)に、
もうすでにいた存在理由は歴史の道だとも伝承法である。
【覇帝に覇号が家柄はなくまた覇帝に覇号を下支えした妻子もいなく最後には覇帝こそ歴史そのものの悪友であった。】
~続く~




