デスアンドゲーム
『44話 図書館』
「情報屋ギルド ベルカーナジャでも。本などはないもんなのか?」
僕は精鋭団員らの中でストーレぐらいしか、まともに話せないから聞く。
「・・ロードス。」
ストーレはこきゅうをおいたように続けて言う。
「ちょうど情報屋ギルド ベルカーナジャの【大図書室】の中だ。なれなれしい。」
答えになってない。
僕は。
もうちょっとつっこんで聞いた。
「・・・大図書室ギルドなどといったものはないの?」
緊急事態になってしまった。
総長 ベルカーナジャは【大図書室】に自信があったらしい。
僕は総長 ベルカーナジャによる知能自信の、
『ようするに自慢』をバカにしたようになってしまった。
お話しはざんこくなまでに団員らにひろがっていく。
そういえば。
図書室ではなくて。
大図書室だったなぁと僕が原因をわかったときには、おそかった。
総長 ベルカーナジャは総長執務室以外の【ベット(ねどこ)】をとにかく売りにだした。
そして。
書記官ギルドと顧問官ギルドが情報屋ギルド ベルカーナジャへよばれによばれる。
あとあとの、のちのちのお話しだが。
書記官の以前の名前はダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOでは宰相。
顧問官の以前の名前はダンジョンアンドドラゴンVRR-MMOでは元帥官。
僕は、これでは大図書館ギルドから大図書室ギルドなんて。ないからないなぁと考えなおす。
新しくなった情報屋ギルド ベルカーナジャの【大型大図書室】をみわたした。
書記官ギルドのむれと顧問官ギルドのむれをどれほどまで集めたのだろうと僕は考えた。
考えたが、僕もまた床にねそべる生活にもどったので。
総長 ベルカーナジャの総長執務室には立派な本棚など(主にベット【ねどこ】)が、うらやましかった。
床があたたまるまでねむるのがむずかしいのが、床でねそべってねむる生活だったと僕は初心をおもいだす。
~続く~




