絶体絶命
ガオタイガーはサーベルを構えるとふたたびタカヒロに向けました。
「フン、復活したくらいでいい気になるなよ。
死にぞこないのくせにしょうこりもなく粋がるとは本当にバカなやつだ…」
「お前はミア姫様にはふさわしくない人だ!さしちがえてでも絶対に倒す!!」
「このガオタイガー様をたおすだと?……フハハハハ
まったく笑わせてくれるぜ。身の程知らずにもほどがある。
キサマは頭を打ってさらにおかしくなったらしいな。
オレ様は無限の力をあえて手加減してやっていることを忘れたらしい」
タカヒロは頭からしたたりおちる汗をぬぐいました。
「キサマのような頭の悪い奴にいつまでもつきあっていると、
最強騎士としての評判に傷がつく。
勝利は当然としても、それにいたる手順がある。
そうだな…たったの3秒。たったの3秒でキサマをひき肉にしてやろう。
2度と復活できんようにな、ハッハッハ!!」
ガオタイガーはサーベルから再び風の十字路を起こして
タカヒロを中に閉じ込めました。
(あやつの今の力ではガオタイガーのものすごい攻撃に耐えることはできても、
相手を倒す力がないのではやはり圧倒的不利!
ガオタイガーは同じあやまちはくりかえさぬ。
今度の攻撃で必ずしとめるであろう。やはりあやつの負けか………)
王様には未来が見えた気がしました。
タカヒロは地面に腰をおとし風の壁を乗り越えようと力いっぱいジャンプしましたが、
突風が吹き抜けたかと思うと、巨大な竜巻の中にのみこまれ
あっという間に空高く舞いあがります。
「バカめ、逃げきれんと言ったはずだ!キサマのその愚かさが命取りになったな!!」




