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5月のまぶしい空  作者: 青井 海
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23/39

文化祭

週末で文化祭は行われた。


(二日間このうさぎの着ぐるみかー暑そう)

知世ちせは着ぐるみに着替え、うさぎの命の耳のカチューシャを固定し、鼻をつけ頭の後ろで紐を結んだ。全身タイツ状態の上、この耳にこの鼻。熱中症にでもなりそうな気分になった。


美優みゆの姿は見ていなかった。


同じウェイトレスの子たちに、美優を見なかったかと聞いたが、みんな首を振った。

千明ちあきたちが不穏な感じで、気になったが、美優を探し回る時間もなかった。


開店だ。


結構なお客様の数。人気があった。

着ぐるみが暑かったが、休憩もできなかった。


優弥ゆうやがやってきた。同じ高校の男子を連れてきていた。


 「東山ひがしやま高校じゃん」

東山高校は県立の名門高校なので、色めきだったようだった。


裏で控えていたクラスメートたちがざわついた。


 「何だよ、その変なうさぎ」

 「鼻がもげそうだぞ、耳は後ろに落っこちそうだし」


 「いらっしゃいませ!!もう死ぬほど暑いのよ」

 「こちらにどうぞ」


知世と親しげに話す優弥にクラスメートたちが食い入るように見ていた。


 「美優の双子のお兄さんだよ」


一応、言っとかないと、あとで大変な目にあいそうで、慌てて言った。

変な空気が流れた。


 「ガトーショコラ、クッキー、マドレーヌとありますが?お客様、どれになさいますか?」

 「飲み物は、コーヒーと紅茶からお選びいただけます」


 「じゃ、ガトーショコラとコーヒー」

優弥が注文したら、他の男子も注文した。


 「おい、木島きじま、おまえの妹どの子?」

優弥の友達が聞いた。


 「そうだ、美優は?」

優弥が聞いた。


 「美優、いないのよ。昨日、衣装を持って行ったんだけど、美優、どうしたんだろう?」

首をかしげながら、答えた。













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