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キールてッと  作者: わんぱくボーイズ三期生
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こんにとは

世界から隔離された我々は常に誰かに監視されている。友人のマイケルは言う「神が死にその後を天使が暗躍し世界を支配している」マイクロチップと共に愚者のタロットを残してその後廃棄処分されてしまったが。

残された二つの遺品は引き出しの中に眠っている。そんな事すら忘れていた俺は中庭で静かにベンチで黄昏ていた。なんとなく急に思い出した彼との最後の会話だったが、今はそんな事どうでもいい。僕は世界を変える救世主なのだから


「1887番今すぐ部屋に戻れ」


全身防具を見に纏い最新のフルフェイス型のモニター付きデヴァイスを付けた監視員の手には電気棒を一定のリズムで手に当て音を鳴らしている。あれを喰らうと半日は痺れと痛みに悩まされる。

静かに立ち上がり監視員の後に続く。


真っ白な空間が続き一定の間隔で並ぶドアと不規則に置かれた花瓶の廊下を歩く。突き当たりまで進むとやっと自分の部屋が見えてくる。


「入れ」


無言でドアノブに手をかけると監視員は「神は眠っている」まるでマイケルの言葉を言っていたかのように一言つぶやく。言葉を無視して部屋に入る俺を睨みつけながら監視員は微動だにしなかった。


部屋の中に入ると妙な緊張感と共に同室の男が口を開く。


「明日はついに週末の日だ。準備はできてるかい?僕はできてるよ!世界は我々の味方なのだから」


目の焦点も合わない坊主の男は口から唾を垂らしながら祈り続けていた。


マイケルはまだマシだった。ただの陰謀信者だったが故に一日に一度だけ呟くだけだった。だが彼は毎日ブツブツ独り言を呟いていた。

最近では神亡き時代に先導者として天の御使が我々の救済を行っている。そのためには文明を滅ぼし週末を迎えるのだと。


面倒な戯言を聞き続けると頭が痛くなる。だから二時間ほど太陽の光を浴びて穢れを堕としている。


部屋の電気が消える。毎日一五時には全ての電気が消える消灯時間になる。

ここからは無の時間。

唯ひたすらに、何もない。

時間だけが過ぎる悲しいだけ、俺が何をしたと言うのか。



わからない

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