応用小競
午後。小体育館。床は木。中央に黒円+四角白点(角濃)+退避線(一足幅)。
観覧は休憩帯としてテープ内に座席。端にはスコアボードと色カード。
掲示に赤字が足されている。
【応用小競(小規模実地テスト)】
三人交互(ALT-02)×二班で交互一本。
評価は誤読0/逸脱<5%/EP-1各1。E-12b(二拍)、名目干渉−2、手サイン運用外。
【外枠】角>影>中点(窓は半開)/縞は見ない→外枠角。
【帯】運用帯=黒円周辺/観覧=休憩帯(支援は**+1**)。
(今日は“勝ち負け”というより“できるか”。胃評議会はココア→是/勝敗→保留で可決)
司会は三ノ宮。白板はミレイユ教官、記録は志水。
班A:A=俺、B=黒鐘イツキ、C=楓。
班B:D=霜月、E=早乙女、F=真白(今日は走者扱い)。
◆四問で固定(試合設定)
ルナが短く整える。
「対象=二班、場所=小体育館中央、主体=生活指導(三ノ宮)、時間=本セッション」
三ノ宮が三行で締める。
『角>影>中点』
『前後半拍→最後→二拍』
『退避=一足(非走者=床白線)』
(線は一本。勝敗はおまけ)
◆第1巡:基準一本(互いに肩慣らし)
前静0.5拍→ピッ→後静0.5拍。
A(俺):反応→当て(軽)。交代の二拍末尾で短く置く。「角=左上」——EP-1。
前静0.5拍→ピッピ→後静0.5拍。
B:姿勢→反応。**0%**で通す。無言。
前静0.5拍→ピッピッピ→後静0.5拍。
C(楓):反応→当て。肩は沈む。
班Bも同条件で回し、F(真白)は走者のみ白点を守り、二拍で止まる。良い。
ログ(第1巡)
誤読:0(両班)
逸脱:A班0.4/0/0.5%、B班0.6/0.2/0.7%
EP-1:A=『角=左上』、B班は未(温存)
三ノ宮「次から課題入り」
◆第2巡:反射→角順位(鏡面テスト)
志水が金属板で上辺に光。左上がまぶむ。
胸の中にポコン……。
A:左上を維持 / B:右上へ切替
「B。右上」
A班:二拍の頭で角=右上へ切替。全員そろう。楓は半拍遅れかけ——「呼吸前倒し」で沈む。
B班:Eが左上を凝視し続け、F(真白)が言い換え。「角=右上」——半拍遅れで回復。
ログ(第2巡)
切替成功率:A班100%/B班67%→回復
SY-肩:浮きかけ→呼吸で修正(楓/E)
追記コール:**『切替=二拍頭』**が有効
◆第3巡:縞は見ない→外枠角
遮光幕を半下げ、縞を作る。内側に細帯が何本も。
胸の中にポコン……。
A:細帯へ寄る / B:外枠角に戻す
「B。外枠角」
A班:視線は右上の角固定。二拍で安定。
B班:Dが細帯に吸われかけ——F(真白)が三語で戻す。「外枠、角」。
ログ(第3巡)
誤読:0(両班)
三語率:A班95%/B班88%
◆第4巡:割込み→E-12b(音連発)
体育倉庫からコロコロ、観覧席で椅子ガタンが0.3秒差で重なる。
胸の中にポコン……。
A:続ける / B:二拍静止
「B。二拍」
両班とも最後の音の終わりから二拍。延長不要。非走者は退避線内で床白線を見続ける。
ログ(第4巡)
E-12b:成立×2(倉庫/椅子)
誤読:0
—観覧の先生が手で丸を上げかける→楓が先回り。「口で三語」。干渉−1→回避。
◆第5巡:交代=角と退避=一足(EP-1テスト)
EP-1を被りなく入れる課題。
A班:Bが合図後に「前後半拍」。C(楓)は交代の二拍で「交代=角」。A(俺)は温存。
B班:Dが二拍末尾で「退避=一足」。Eは温存、F(真白)は合図後に「合図→止まる」。
ログ(第5巡)
EP-1:A班=2/3/B班=2/3(被りなし)
退避線:A班100%/B班96%(Eが角部で**+半目盛り**広い→次巡で補正)
◆番外:“見ちゃった”の芽(観覧対処)
観覧の一年が四角白点を凝視。B班のEが揺れる。
胸の中にポコン……。
A:流す / B:干渉−1で記録→言い換え
「B。記録→言い換え」
俺が半拍沈黙→三語。「白線、見て」——視線が下り、揺れは消える。
ログ(観覧)
干渉:−1→言い換えで回復
◆仕上げ:交互一本×2(スコア確定)
最後はA→B→A→Bの交互で二本。課題は混在(反射/縞/割込みのどれかが毎回)
一本目
課題:反射(上辺)。
A班:左上→右上へ二拍頭で切替。EP-1はA(俺)が二拍末尾で「時間の穴→静止」。
B班:切替が半拍遅れ×1(D)。F(真白)が三語で回復。「角=右上」。
二本目
課題:縞+割込み(倉庫コロコロ)。
A班:縞は見ない→外枠角、E-12b成立。B0%で通す。C(楓)は温存。
B班:F(真白)がE-12bを最後→二拍で宣言。D・Eも追従。誤読なし。
スコア(合算)
誤読0:両班達成(+5/+5)
逸脱<5%:両班達成(+3/+3)
EP-1各1回:A班達成(+3)、B班2/3(+2)
切替速度(反射):A班満点、B班**−1**
退避線精度:A班満点、B班**−1(角部+半目盛り)**
結果:A班 11点/B班 9点 —— 僅差。
三ノ宮がスタンプを押す。「応用小競:合格。線は一本、勝敗はおまけ」
ミレイユが二行で締める。
『切替=二拍頭』
『縞は見ない→外枠角』
F(真白)が悔しそうに笑う。「二点、縮める」
「次は並ぶ」楓が親指を……上げないで、三語に言い換える。良し。
イツキは会釈だけ。十分。
◆集計(本日)
R-8(ALT-02通算/小競)」
誤読:0(全本)
逸脱:A班 0.4/0/0.6%|B班 0.6/0.2/0.7%
例外:E-12b×3(椅子/倉庫/倉庫)
三語率:A班96%/B班90%
干渉:観覧視線×1→言い換えで回復
◆廊下(二択)
小体育館の外、掲示に**『応用小競:合格』の小紙。ココアの甘さはもう薄い。
胃評議会は「水分→継続」**で可決。
胸の中にポコン……。
A:この学園で静かに暮らす / B:全力で勝ちにいく
「保留」——線は一本、勝敗はおまけ。今日の速度は、これでちょうどいい。




