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選律の星環譜  作者: 刹那
43/67

線場整備

午前。備品倉庫の前。台車に白テープ(耐久)/四角白点シート(角濃)/足型ゲージ/ミニ掲示A3。


掲示の一枚目に赤い判がある。


【本日】線場整備——実技室/食堂/寮ロビーを常設仕様1.0へ。

【基準】最後で数える/前後半拍/退避=一足。走者のみ白点(四角)。切替=二拍の頭。

E-12b(二拍)/名目干渉−2。


(今日は貼る日。線を“仮”から“常設”にする。胃評議会は「軍手とまんじゅう!」と主張。

——軍手は配る、まんじゅうは休憩帯)


司会は三ノ宮、施工監督はミレイユ教官。

実働は志水(道具)/楓(寸法)/長谷(貼り)/真白(清掃)/俺(確認)。

見学の端に黒鐘イツキ。会釈は監督者へだけ。こちらは見ない。



◆四問で固定(施工版)



ルナが短く整える。

「対象=三場の線と白点、場所=実技・食堂・寮ロビー、

主体=生活指導(三ノ宮)+施工班、時間=午前3時間」


三ノ宮が三行で要約。


『退避=一足(±1目盛り)』


『角順位=左上→右上→左下→右下』


『前後半拍→最後→二拍』



◆実技室:黒円まわり(常設化)



黒円の外周に耐久テープを一足幅で固定。

角部=テープ端を基準にするため、角印を白小三角でマーキング。


四角白点シートを中央へ。左上の角だけ濃印。脇にA5掲示を貼る。


【四角白点】角は最初に短く→以降は必要時。滲み・反射=角順位/切替=二拍の頭。


施工ログ(実技)


一足幅:±1目盛り以内=100%(足型ゲージで検収)


角印:4/4完了


掲示:四角白点/退避線を並列掲示


小事件1:清掃ロボのピッ


清掃ロボが前静0.4秒後にピッ。


胸の中にポコン……。


A:作業続行 / B:E-12bで二拍静止


「B。二拍」——最後の音の終わりから二拍。再開。ロボは休憩帯へ誘導。



◆食堂:列とデモ卓(常設化)



列ルートに点線(耐久)を一足幅で設置。写真入りミニ掲示を各列先頭に。


【並び方】一足幅=足型写真。曖昧→三語(OK、進め/不要、止め)。


デモ卓の角に机白点(四角)と卓上ベル固定。卓上カードはプラ台座に差し込む。


施工ログ(食堂)


一足幅:±1目盛り以内=93%(三か所を**+半目盛り**で補正)


デモ卓:四角白点(角濃)/ベル/卓上カード固定


掲示:二拍→三語/手サイン運用外を入口脇に追加


小事件2:先生の手で丸


配膳口で先生が手で丸を作りかけ——


「口で三語」楓が先回り。先生、「二人、どうぞ」に切替。


ログ:干渉−1→回避。掲示に**『手サイン=運用外』**を太字で追記。



◆寮ロビー:壁沿いテープ(常設化)



壁沿いに耐久テープを一足幅。曲がり角ごとに基準=テープ端の白小三角。掲示はエレベータ脇。


【退避線】角部=基準テープ端。曲がる前に半拍沈黙→置き直し可。非走者=床白線。


施工ログ(寮)


角部ズレ:初期±1→最終±0(半拍沈黙→置き直しで修正)


壁掲示:部屋版退避の図を更新(壁沿いテープ=一足幅)


小事件3:通知音ピロン


貼り替え中、誰かのスマホが前静0.3秒後にピロン。


「二拍」——E-12b適用。再開。真白が通知オフの紙を貼る(+1)。



◆検収(通し一本:新線確認)



三場を巡回一本で回す。合図は短音器→卓上ベル→ノックの順。前後半拍→最後→二拍。


実技室:A=俺「角=左上」を最初だけ置く。B=イツキ0%。C=楓「交代=角」。誤読0。


食堂:列で一年が「大丈夫です」と言いかけ——**『OK、進め』**へ言い換え。滞りなし。


寮ロビー:角部手前で半拍沈黙→全員基準=テープ端で置き直し。幅**±0**。


集計(検収)


誤読:0(三場とも)


一足幅:実技100%/食堂93%→補正後96%/寮100%


EP-1:A=『角=左上』(最初だけ)/C=『交代=角』


例外:E-12b×2(清掃ロボ/通知音)


干渉:手サイン×1→口三語で回避


三ノ宮がスタンプを押す。「常設仕様1.0:完了。仮→本」


ミレイユが二行で締める。


『角は最初→必要時』


『角部=テープ端/半拍』



◆配布(保守カード)



志水が保守カードを配る。片面は点検チェックリスト、裏面は三行+四問。


点検:剥がれ/幅ズレ/白点の角濃/掲示の有無


対処:半拍沈黙→置き直し/+半目盛り補正/二拍→三語


(薄く強く。道具も言葉も)



◆仕上げ(おやつ帯)



休憩帯。まんじゅうと麦茶。真白が三語。「線、守れる」


楓が三語。「列、滑らか」


俺は三語。「角、忘れず」


イツキは会釈だけ。十分。



◆掲示(最終)



【常設1.0】最後で数える/前後半拍/退避=一足。角=最初→必要時。角部=テープ端/半拍。

E-12b(二拍)/名目干渉−2。


—白い線が一本になった。歩幅は二人分、少し遅れて一人分。テンポはたん、たん、たん。

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