線場整備
午前。備品倉庫の前。台車に白テープ(耐久)/四角白点シート(角濃)/足型ゲージ/ミニ掲示A3。
掲示の一枚目に赤い判がある。
【本日】線場整備——実技室/食堂/寮ロビーを常設仕様1.0へ。
【基準】最後で数える/前後半拍/退避=一足。走者のみ白点(四角)。切替=二拍の頭。
E-12b(二拍)/名目干渉−2。
(今日は貼る日。線を“仮”から“常設”にする。胃評議会は「軍手とまんじゅう!」と主張。
——軍手は配る、まんじゅうは休憩帯)
司会は三ノ宮、施工監督はミレイユ教官。
実働は志水(道具)/楓(寸法)/長谷(貼り)/真白(清掃)/俺(確認)。
見学の端に黒鐘イツキ。会釈は監督者へだけ。こちらは見ない。
◆四問で固定(施工版)
ルナが短く整える。
「対象=三場の線と白点、場所=実技・食堂・寮ロビー、
主体=生活指導(三ノ宮)+施工班、時間=午前3時間」
三ノ宮が三行で要約。
『退避=一足(±1目盛り)』
『角順位=左上→右上→左下→右下』
『前後半拍→最後→二拍』
◆実技室:黒円まわり(常設化)
黒円の外周に耐久テープを一足幅で固定。
角部=テープ端を基準にするため、角印を白小三角でマーキング。
四角白点シートを中央へ。左上の角だけ濃印。脇にA5掲示を貼る。
【四角白点】角は最初に短く→以降は必要時。滲み・反射=角順位/切替=二拍の頭。
施工ログ(実技)
一足幅:±1目盛り以内=100%(足型ゲージで検収)
角印:4/4完了
掲示:四角白点/退避線を並列掲示
小事件1:清掃ロボのピッ
清掃ロボが前静0.4秒後にピッ。
胸の中にポコン……。
A:作業続行 / B:E-12bで二拍静止
「B。二拍」——最後の音の終わりから二拍。再開。ロボは休憩帯へ誘導。
◆食堂:列とデモ卓(常設化)
列ルートに点線(耐久)を一足幅で設置。写真入りミニ掲示を各列先頭に。
【並び方】一足幅=足型写真。曖昧→三語(OK、進め/不要、止め)。
デモ卓の角に机白点(四角)と卓上ベル固定。卓上カードはプラ台座に差し込む。
施工ログ(食堂)
一足幅:±1目盛り以内=93%(三か所を**+半目盛り**で補正)
デモ卓:四角白点(角濃)/ベル/卓上カード固定
掲示:二拍→三語/手サイン運用外を入口脇に追加
小事件2:先生の手で丸
配膳口で先生が手で丸を作りかけ——
「口で三語」楓が先回り。先生、「二人、どうぞ」に切替。
ログ:干渉−1→回避。掲示に**『手サイン=運用外』**を太字で追記。
◆寮ロビー:壁沿いテープ(常設化)
壁沿いに耐久テープを一足幅。曲がり角ごとに基準=テープ端の白小三角。掲示はエレベータ脇。
【退避線】角部=基準テープ端。曲がる前に半拍沈黙→置き直し可。非走者=床白線。
施工ログ(寮)
角部ズレ:初期±1→最終±0(半拍沈黙→置き直しで修正)
壁掲示:部屋版退避の図を更新(壁沿いテープ=一足幅)
小事件3:通知音ピロン
貼り替え中、誰かのスマホが前静0.3秒後にピロン。
「二拍」——E-12b適用。再開。真白が通知オフの紙を貼る(+1)。
◆検収(通し一本:新線確認)
三場を巡回一本で回す。合図は短音器→卓上ベル→ノックの順。前後半拍→最後→二拍。
実技室:A=俺「角=左上」を最初だけ置く。B=イツキ0%。C=楓「交代=角」。誤読0。
食堂:列で一年が「大丈夫です」と言いかけ——**『OK、進め』**へ言い換え。滞りなし。
寮ロビー:角部手前で半拍沈黙→全員基準=テープ端で置き直し。幅**±0**。
集計(検収)
誤読:0(三場とも)
一足幅:実技100%/食堂93%→補正後96%/寮100%
EP-1:A=『角=左上』(最初だけ)/C=『交代=角』
例外:E-12b×2(清掃ロボ/通知音)
干渉:手サイン×1→口三語で回避
三ノ宮がスタンプを押す。「常設仕様1.0:完了。仮→本」
ミレイユが二行で締める。
『角は最初→必要時』
『角部=テープ端/半拍』
◆配布(保守カード)
志水が保守カードを配る。片面は点検チェックリスト、裏面は三行+四問。
点検:剥がれ/幅ズレ/白点の角濃/掲示の有無
対処:半拍沈黙→置き直し/+半目盛り補正/二拍→三語
(薄く強く。道具も言葉も)
◆仕上げ(おやつ帯)
休憩帯。まんじゅうと麦茶。真白が三語。「線、守れる」
楓が三語。「列、滑らか」
俺は三語。「角、忘れず」
イツキは会釈だけ。十分。
◆掲示(最終)
【常設1.0】最後で数える/前後半拍/退避=一足。角=最初→必要時。角部=テープ端/半拍。
E-12b(二拍)/名目干渉−2。
—白い線が一本になった。歩幅は二人分、少し遅れて一人分。テンポはたん、たん、たん。




